釣った魚にエサはやらない
なんて
まだマシなほう
デジカメの純正バッテリーや充電器の
バカ高いのには呆れてしまう
を
通り越して
怒りさえ覚えてしまう
デジカメ本体 ....
青空が言っている
死はここにあると
公園のベンチから立ち上がって
探しまわる
散歩のひと
ランニングのひと
子を連れたひと
また
ひとばかりさがしている
誰にも会いたくないの ....
脱衣所のかごには
それぞれのすべて
喜怒哀楽も
不平不満も
脱ぎ捨てられた残り香
裸の付き合いなんて嘘だから
かごに置いていく
すべて
脱ぎ捨てても
時にそれは必要で
....
晴れている
高い高い秋晴れだ
(さっき赤トンボと眼が合った
彼は垣根に佇んでいた)
気付けば今日のポストには
投票用紙が入っている
彼はたどたどしい手つきで
封を破り
その ....
..
. .agitaromasemenvos
{引用= _/
営靴福追求撃発射為日裏苦憂的幸絶賛痛
....
えくぼ
笑顔を生む
笑顔のなかの
ふたつの支点
希望の
くぼみ
えくぼ
笑顔のほころび
ふたつの種子が
こぼれ落ちる
黄いろい
ひまわりの花がさく
えくぼ
笑 ....
無音、
移動していくモノの影
独り在る茫漠の床で
眠りの底から掻き分け掻き分け
異界の異様な感触を
意識の触手、体に刻む
無音、
夜陰にひっそり回帰し
剥き出しのたましいを
宇宙 ....
埋め尽くす虹の。
這う四肢の白の。
計量器の退屈をもてあます午後の
ねむらない
秋はまだ
始まったばかりなのに
冬のような寒さをつれて
すさまじい嵐が吹き荒れる
山の天気のように
目まぐるしく変わる空模様
黒々とした雲が
あっという間に通り過ぎ
か ....
真夜中が近づいている
ベランダに出て夜風にあたる
街灯の列が何処までも続き
なんて素敵な夜だろうと思う
昼間森で見た花の群落が
今頃青白く光っている
風は優しく穏やか
主観と客観が溶け合 ....
{引用=犬猫たちに売りつけろ
わたしに課せられた使命
マスキングテープのためのコピーライト
わたしの仕事
わたしが社会を企て
会社に貢献するために
騒がしいものたちをだまらせたい
わ ....
冷蔵庫のなかで
さつま芋がつめたい晩秋の風に干からびていた
淡い色のゼリーのようなくちびるの夏は
もうとっくに賞味期限がきれていた
途絶え、
、
ニホン
サンボン
ロツポン
キユウホン
みあげる、ソラ の
{引用=そばに岩があり
大木よりちいさい
わたしよりおおきな
せせらぎがながれ
葉や花弁がながれて
野辺に虫や鳥はなき
かたい種を芽吹く
訪れるものを前に
あ ....
孤独である
関係を全て切断し
諦めている、静かに
幸せとか不幸せとか
ただ驚くのだ、
世界に自分に詩に一日に
オドロキは転がっているから
至るところに
オノレが在る、セカイ ....
感覚する、
風の通り道、雨の匂い
そのたび新しい自分がいて
ぼくは大きく両手を広げる
この広大な地球の上で
この肉体を抱えながら
笑っている泣いている
すべて愛しい日常些事
一つ一つ噛 ....
眼が在り映り凝視し続ける眼に
脳裏の戦場の消えない殺し合いか
眼前の草むらの裸の子供たちの激しい絡み合いか
展開され焼き付けられるその光景
草むらの草いきれも
左足にぐるぐる巻かれた ....
日の出の景色は
その日の気象条件で様々に変化し
一期一会の絶景という
そこで
いつものように
この絶景を撮っていたら
あかね色に染まる
地平線あたりに漂う雲が
ごく一部だけ ....
居場所のないことにすっかり慣れてしまった
居場所があったのはたんに周りが優しかっただけ
革命の年にテントとシュラフを積んで
やさしい風景を捜しに行った訳なのです
いまも漂泊中の修羅猫みたい ....
その快楽の後始末を
おまえは引き受けなければならない
日常は続いていく
荷を背負って
永遠は開けるだろうか
いつ?
今にも!
ただ、見えなくなった眼だけがある
永遠 ....
【性的・暴力的な表現があります。ご理解の上、ご閲覧をお願いいたします】
わたしは、生を受けたということがおかしいのです。
母の名前は蝶、きらきら光る目をした人でした。
わたしはあか ....
在ることの
謎に触れたとき
ウォーターと
手のひらに
書いてみる
初めて地球を生きた日のように
その鮮烈な霊気に貫かれ
ウォーターを
感じて、感じて
独り大地を
舞い踊る
....
一位 静岡県 25200t
二位 鹿児島県 23900t
三位 三重県 5080t
2020年(令和2年)
日本国内における
茶の生産量
https://tea-sanro ....
胃袋にとって幸福な朝が、もう何十年も続いている。アフリカの中央部、西アフリカ、そして南アフリカでは、貴重な地下資源を搾取するために背広の匂いのする不可解な病が流行し、軍隊が治安を守り、人道的な医師たち ....
白く輝く
美しい雲の階段が
地平の彼方から
こちらに向かってのびている
ほんのわずかな時間だけ現れる
天空への道は
月へ帰っていった
かぐや姫が
今にもでてきそうな気配 ....
日々がどよめいている
宇宙が波打っている
『遠い遠い』と手を振る君
)何かが湧き起こり
)何かが爆発して
)すべてが終わり
)すべてが始まろうとしている
)名状しがたい何物かが流動し ....
転ぶのを恐れて
歩き出さない赤ん坊が
膝を擦りむいた
初めて声をあげずに泣いたのは
きっとその時だった
私が死のうとした理由をたどって
行きついた先の自分
我慢さえあれば
....
まだ何もないわたりどり
唇が走って道路をこぐ
壊れてもいないのに
豚には嗅げなかった線
それを今年はよくばる
雨と立ちながら
もう任せた梯子の六者
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