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花火を魂だとしたら
夜空は君になるだろうか

欠員だらけの待合室
龍宮城の溶鉱炉は
閉山したポポロクロイス
けどさ、あたら星を奥歯で噛むたびに
カチッ、カチッ、て、世紀が変わる
友禅な ....
王声に兵隊はいりません
落城の選挙は逝去後の号令
豊島園で会いましょう
メリトヤバンの旗のもとに

ペチラライカ、
雪の樹は赤い小屋の近くにあるよ
スゥスゥの鳥は抱卵したかい?
シャー ....
ポゥと灯る
淡雪は幽霊の涙
だって、そうでしょ
あの子の思い出が
まぶたからこぼれる

バカだな
それはそう
愛しさは
金平糖のせいだから

助けてほしいよ
わからないからさ
 ....
モアイ像の横に座って
夕焼けを浴びている

君、なんか角っとしてるね
顎もけっこうしゃくれてるし
そういうの、ちょっと思ってしまう
辛いことたくさんあったのかなって
ごめんね、勝手に
 ....
友情を讃えて寂寥を
人差し指で薄く引く

青空は地中にもあるんだってさ
波の月、海中の星

先輩、今日は快調ですね
田井中さ、今日は、快調じゃなくて
今日も、快調なんだよ
想像してみ ....
二つだった、いや、一つで
よかった

うらやましくて、豪雨
一人、部屋に
夕焼けを吐き
指をひたした

いつだったか
考証の必要な
マイケル・ジャクソンの歌にあった
地球で一人の ....
ただ静謐の中で、君にまた逢いたかった

にぎやかな夏を脱いで、その素肌を
少し無防備にさらされて
寒くなってきたね
そうだね、君の隣はずっと夏だけど
なにそれ、嫌味?
いや、賛辞
我ら ....
海の底、そこに思い出の全部を置いて
秋の風、切なさが頬をかすめる
設営された映写館
新しい貴方の仮想的根拠は
有償ではなくて
条件なんてないよ
ただここで抱きしめられて
胎児みたいに眠る ....
そんなに簡単に国を割るなよ
玉子じゃねーんだからさ
貴方なら、きっとそう言う
貯めていたお金は
もうすぐ底をつきそう
生きるのは、お金がかかる
甲子園って広いね
膨大な熱量を受け止めるに ....
夕闇に光るライナー
目的地は魂
ここで眠る僕の本心を
赤と規定した推測を
先に退勤した末松さんと覆す
出荷済みの金曜日
吉日として調整が入るまでに
ごちゃごちゃ考えてるとさ
道が曲がる ....
だんだんと昇る陽が
私を熱く花開かせる
朝焼けの時にしか会えないオバケが
草むらで淡く発光する
ビビってなんてないよ
ただ少し怖がりなだけだよ
自転車で転んだようなものだよ
笑ってね
 ....
教授と寝た?
水色の返答は僕には難解で
秋の空に助けを請う
ハロー、ハロー、
僕の惨めさは恐竜好きの叔母さんゆずり
有精卵だって知っていたかった
丼に落ちる雨だれ
頭悪いな
「フライド ....
アイドルになる人を見つめて、
ため息をつく
輝く星にはなれない
路傍の石、それが自分だ
こんなにもがんばっているのに
舞台は遠い

そうなのに、そうだけど
あふれる想いが止められない
 ....
八月のように
心をあらわに
噴き上がる痛み
目隠しをして
笑いあっていた
バス停は遠く
電車は遅く
返事を待つまで
日は暮れなかった

透けていく町の方へ
二人の影を落としても
 ....
鱗が汚れていく
星の夜を引きずって
感電した右腕
噛まれた跡に注いだわけは
一夜だけ咲いた青い花
未熟な声だった
猫にまで満たない
瞳に映る色が
深呼吸をするたび
境界線で揺らいで
 ....
アロンアルファでとめた政権交代
劇的に、ただひたすらに演出過剰に
太鼓を叩く
千年前のUFOの文献を探している
探偵は一人
リズミカルに推理をする
餃子の王座にかけて
ロジックを解体する ....
鞄のそこの
南の島に咲く
あかい花の
花びらのなかの
告白を
鳥がくわえて
はこんでいく

明日は真っ赤か
雨でぬれるか

花びらの便箋の
インクは涙か

雪どけの
緑の ....
水色は、不思議だね
黄色い花にとまる
蝶の翅の模様のように
夕暮れが
電信柱を揺らしている
雨が降る、十二時の長針の上
赤い流星と黄色の音符
ふたつの意思が結婚式を挙げる
白い祝日は
透き通る幽霊たちの歌で始まる

今日はウツボカズラの休日
塞がっていた穴の開く朝
べこべこな ....
ああ、君もここに来たんだね
いくつもの宇宙が生まれて終えた
今度の始まりは今までとは違うらしいね
もう君も知っているだろうけれど

そうせいをまつおおくのたましいが
みちかけるたいどうをあ ....
晴れた日には
ゆで玉子を咲かそう
カワウソと並ぶ
いきいきと生きた
意匠の意味を
いっそ、もう河原に置いた
木魚を叩く暴徒を
許そう
宇宙人も許す
一切赦す
半熟の黄身が溶け出すく ....
内蔵が結晶化する
ラピスラズリの夜
膵臓に付随する
未発達の器官は
白鳥の飛来を予感する
湖を遠く離れ
過去世から持ってきた水色の宝石

 泣いたって
 聞いたって
 わからないこ ....
atsuchan69さんのトビラさんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花降らう_(習作)- トビラ自由詩1*25-3-9
有精- トビラ自由詩2*24-12-23
頬と雪(習作)- トビラ自由詩4*24-12-16
絶景に志す- トビラ自由詩3*24-12-6
人は愚かさを抱いて歩いてきた- トビラ自由詩4*24-10-30
フランチェスカイエロー- トビラ自由詩5*24-10-25
未熟さのバター焼き- トビラ自由詩3*24-10-15
タイムシフター- トビラ自由詩3*24-10-14
もう焼かれてるから- トビラ自由詩4*24-10-5
道すがら- トビラ自由詩2*24-10-5
アンズの波形- トビラ自由詩4*24-10-2
飽き飽きペトラ- トビラ自由詩4*24-9-30
行方不明の僕の未来へ- トビラ自由詩1*24-5-23
ため息は黄色く吐いて- トビラ自由詩6*24-5-7
ちゅ、親和性。- トビラ自由詩4*24-4-30
電子領域で猿はアサルトライフルを構える- トビラ自由詩5*24-4-23
あわだつ- トビラ自由詩5*24-2-14
ゆう- トビラ自由詩4*24-2-12
二重線- トビラ自由詩4*24-2-7
なげきなくながく- トビラ自由詩4*24-1-29
定点の通り道- トビラ自由詩3*24-1-23
空白- トビラ自由詩3*24-1-21

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