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うは
お前の言ってたとおりだ
あるよ
間違いのない木漏れ日和
信じられないほど柔らかに吹く風も
明日を語らっているような
木の葉のさざめきも
目を奪う光の木漏れ日も
あぁ
なんか ....
スクランブル交差点を
行き交うちくわの中に
ぽつり
ちくわぶが混じっていた
バッタものだよ
言われて初めて気がついた
NIKOのロゴTシャツ
が吸った汗の染みへの ....
こんなに青いくらい透き通る空に
太陽がぽっかりと大口を開けてる
黄色い長靴も
黄色い傘も
黄色いワッペンも
黄色いレインコートも
みんな黄色いヒマワリにして
眩し ....
この眠れない夜
少し開いた窓の隙間から
カーテンの裾を揺らすのは
頬を掠めるひやりとした夜風
紛れ込んできた露の雨音に
畳の匂いが、一層、濃くなる
月があるわけでもないのに
外は仄か ....
宝探しをしようか
長い影の伸びる帰り道
長い髪を夏風に遊ばせて君は
少し目を細める微笑みで
子供みたいな提案をした
その話の続きはなく
会話はぷつりと途切れて
また君は楽しそうに風の中を ....
大丈夫
何があっても
そう言うの
言葉の魔法
疲れても
辛くても
大丈夫だから
大丈夫
心も体も
素直に騙される
あなたも
好き
甘い蜂蜜は潤滑油のかわり
溶かして紅茶
....
目に見えない0と1が
私と私でないものを繋いでいる
まるで未成熟のか細い{ルビ蔦=つた}で
例えば、それがなくなってしまえば
事切れてしまう危うい命綱
そんなもので繋がっている
人の影を慕 ....
いつでも白詰草の匂いが
シャツに染み付いていたっけ
町が見下ろせる丘で
毎日飽きもせずに追いかけっこ
明日が来ないなんて
想像も出来ない夕焼けに
僕ら、ちっぽけな勇気を
掲げて胸を張った ....
私は瓶の底で
静かに沈殿している
焦げ茶色の液体に{ルビ塗=まみ}れて
歪曲した夕日ばかりが
私の唯一の慰みになり
頑なに拒んだ日はいつだったのか
もう思い出せはしない
幾ばくか ....
ささめきが聴こえる
つうと伝った清水の中に
岩陰に隠れる魚の中に
{ルビ禊=みそ}ぎを終えた頃
迫り来る闇はただ、ぼうとするばかりで
何か計り知れない畏怖を漂わせている
土気色をした私は
....
肉付き
妖艶な美を放つ
満ちる月
魅せられて
手繰り寄せる
糸の切れ間
満ち潮
私は何を背負って
生きようというのか
後ろが気になって
振り向いてばかりいるのに
....
1.
私は一番星を見たことがない
でも一番最初に光ってやろうと
光速でかけっこをしている
星々を想像してみれば
なんとも可愛らしいではないだろうか
2.
このままでは死ん ....
いつか
すごく詰まらない詩を
書いてしまって
私はそれを破り捨てた
なのに君は
破られた詩を
四苦八苦しながら繋ぎ合わせて
時間をかけて読んだ後に
すごく良いね
と笑った
本当に君 ....
君が好きだった
梅味の飴玉買ってきたよ
いなり寿司も買ってきたよ
春用の服も
花粉症のマスクも
可愛い靴も
緑色のカーテンも
真っ白いシーツも
CDも
本も
雑誌も
全部、
君 ....
パーフェクトマン
一度の失敗もせずに
ここまできたよ
パーフェクトマン
何をやっても完璧で
絶賛を浴びて生きてきたよ
パーフェクトマン
でも知っているんだ
君が人の何倍も
勉強や ....