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甘い香りで誘って
あなたを虜にするの
早く見つけて
真っ白な本当の私を
幸せが溢れて零れていく
でも拭かなくていいの
きっと蒸発したら
また幸せな空間にしてくれるから
大人になった私へ
今日私はこんな空の下、
子供と言われる最後の年をむかえました。
今はまだ実感がわかず、焦りばかりを感じています。
あなたは大人になれそうですか?
それとも大人になっていますか?
....
「地球は廻っている」
学校でそう習った
だが本当か私は知らない
教えられただけ
眠らなくても朝はくるし
働かなくても日は落ちる
それは私の目でみた
たしかな事実
眠りたくもない ....
耳障りなノイズ
うるさくて飛び出した
まだ残っていた
ナチュラルな優しい音楽
指が窒息しそうな
ピンクのマニキュアに
なれないピンヒールの
ミュールをはいて
私は今日も外へ出る
この息(生き)苦しい世界へと
空からこぼれた雫は
かみさまの涙
地球を優しく包み込んで
渇いた私たちの心を
潤してくれる
頭がかち割れそうな響き
喉が締め付けられるような苦しみ
胸が苦しくなるほどの罪悪感
ナイフで自分を刺したくなる衝動
たくさんのひとがとおった
ひとつのみちに
ぽつんとたつわたし
ふりむけばあったはずのあしあとが
かぜにもうけされてた
だれももうとおらない
わたしだけ ぽつん
永遠なんてないっていうけれど
かわらない景色がここにはあって
なんだか目頭があつくなった
空には雲ひとつなく
パステルカラーが頭の上に広がる
だけど私は上を向かない
何故こんなにも心が影っているのだろうか
はっととび起きた
息が荒く少し苦しい
怖い夢をみた、気がする
全く覚えていないのだけど
嫌な感じだけが残っている
もう一度眠りにつこうとするが
また怖い夢だったら、と考えると
なかな ....
二人がかわした約束は
もう叶うことはないけれど
あの瞬間は私の中に
ずっとずっと残るだろう
思い出すと懐かしく
そして胸がしめつけられる
それでも私は忘れない
たったひとつ残された
....
?
目覚めたとき、そこは閉鎖的な暗闇だった。この嘴でつつけばいいということは本能でわかった。しかし、新しい世界への不安、未知への恐怖がそれを拒んでいた。どんなことが待っているかわからない。それは ....
夕日がくれた
虹色のプレゼント
家出をしようと思った
理由なんて適当だ
ただやってみたかったんだ
とりあえず思い切り外へ飛び出した
母さんが追いかけてきて
財布だけ取り上げられた
仕方がないからひたすら歩く
と ....
人間のようなものが
目の前を通り過ぎていく
皆仮面を被っていて
何なのかわからない
果たして人間なのか
それとも天使か悪魔か
はてそういえば
自分は何だったろうか
いっぱい喋って
いっぱい笑って
いっぱい隠した
1番したいのは
いっぱい泣くことなのに
それだけはできなかった
夜の森に立派な洋館を
立派な洋館に綺麗な玄関を
綺麗な玄関に真っ赤な絨毯を
真っ赤な絨毯に白い螺旋階段を
白い螺旋階段に長い廊下を
長い廊下に一つの扉を
一つの扉に広い部屋を
広い部屋に ....
ここからは月しかみえない
ゆらゆら波打っているが
満月だということはわかる
手をのばしても触れられるわけもなく
遠くなっていくばかりだった
背中になにかがあたったとお ....
静かな時間が流れ
私はひたすら描くことに没頭する
内から外へでては
夢が現実へとかわっていく
いつしか部屋にはたくさんの和音が満ちていた
不協和音をところどころいじり
あえて残してみたりと ....
今日は入浴剤のかわりに
思い出を溶かしてみることにした
みるみるうちに水が染まっていくが
どうもうまく混ざらない
思い出にも種類があったらしい
やわらかなパステルカラーとかたいモノクロ
....
影をおいかけていたら
いつのまにか違う背中になっていた
時が経つのははやく
いつしか背中も大きくなって
君の影も大きくなった
これからは背中を追いかけるよ
いつの日か「つかまえた」 ....
少し古ぼけたポストをみたら
なんだか昔に手紙が届く気がした
送るならば迷わず自分へ
私へ
たくさんの言葉を紡いでね
私より
一枚の花びらが
私の前を通りすぎ
新しい一年が始まった
こんなドラマチックな出来事が
これからたくさん
待っているといいな
小さな夢も
大きく育って
素敵に叶うと
信じてる
小さな希望も
大きな翼となって
はばたけると
信じてる
つのるおもいは色褪せることを知らず
思い出はあの日のまま
きらきら きらきら
狭い籠のなかにいるはずなのに
手をのばしても届かない
なにも 触れない
そこは真夜中の暗闇
生きていたくないけれど
死にたくもなくて
この空のように
私だけの空のように
この世界に
「存在」したい
近頃は早起きが習慣になって
なれない朝を過ごしている
夜にとけていた私には
少し眩しくて不思議な感覚
時が経つのが遅いのは
夜と変わらないのだけれど
なんだか安堵できる時間なのね
早起き ....
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