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人知れず風はどこかの雑木林を通りすぎる
どこかの雑木林の木洩れ日がひゃらひゃらとゆれる
人知れず私はささやく
小さな星の上で
花の香りを
人の笑顔を
一つの命を
人知れず思う
私が居な ....
私の知らなかった私が
夕方の青く仄暗い影の中で
うすくほほ笑んでいる
私は私の新たな闇に気付いた
このこころの闇を大きくすることはなく
この闇に明かりをともすと
ここのこころの闇がやわらか ....
ありがとう

感謝することで
いのちを
つなぐ





 ※ 五行歌とは、五行で書く 詩歌のことです。
一瞬
影のさした殺意に
光をあてて解いた
こころに謝り
手を合わせる

まわりはどうあれ
時は過ぎてゆく
全てが静止するまで

叫ぶ雲。
出来ていないからあえて言うけれど
「足 ....
いのちを
失っても
まもりたい存在があるだろうか

こころの平原を行くと
そこに一つの墓がたっている
それは私の墓だと直感する。
あつい陽にさらされていても
その墓の石の肌はどこか
 ....
不安を
見つめる
痛みと共に
生きていく
目をそらすのではなく
そう
思う
心音は
今ここで
未来への種を
つないでいる
痛く痛い
痛みを
ノドの深奥の言葉にして
ひねり出 ....
そよ風で編まれた
風の言葉に
連れられて
私の耳は進んでゆく
行く先は分からないまま
雑音混じりに
聞こえる
ここから
静かに静止する
最後まで
たとえ無様な最期であっても
「あ ....
さまざまな
自分の欲と
向き合えば
不安の元はここにあるから
放てば満ちるさ



光合成をする
青葉
陽に
透け
足るを知れ私







 ※ 五行歌 ....
夏の終り
秋の風そよそよ
空蝉の目に
映るのは何か
ひとり詩を書く
大事な
悲しみを
縁取る
ありがとうと
宙をつらぬく視線
つらいことを
乗り越えるために
欲をこころの糧にする
けれど 大事な物事は
一つでもあれば良い


こころの深い傷と共に
生きるね
この傷の深さは
いのちの深さと
つながっている ....
一つ一つを
していく
一日一日を
生きていく
気楽に ぼちぼち行こうや



{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}

あちこちゆらゆらゆれるしろがね
原っぱで ぽつんとひとりそよぐ
手の中のまるみをおびた小石が
ほんのりあたたかい
地面の土は黒く底はなく
白い息 宙へ解ける明滅
山脈の稜線の縁は ....
まちぼうけをしている
霊園のお墓のなかで
白白と明ける白骨のわたしは
時時
霊園の枯れた草陰から歩き出して
近くの空き地にいき
忘れ去られてペンキのはがれた木製のベンチで
しずしずとひな ....
種は零れる
つゆの光る朝に
手紙を黙読する

ゆき場のない言葉を
ほほに風そう庭のお墓に埋めた
涙に黙礼をする

血筋を経た
自分が今ここにいることを
みつめれば
温 ....
晴れた今日、
日没すこし後の星星の点点と見え始めた
蒼く透けた空のこちら側で
体と影の連結が解ける
風光のなか雲棚引き
さやさやさーーーふーーー……、と
ほほをなぜる
風が耳元で ....
青空は生物の息ではないかしら
すてきというまえのうっとりとした
それから
ミルクの入ったガラスのコップをおとして
わってしまった時の悲しみのしみる
それからまた
ごちそうさまという ....
青い月のまるく照らす夜
夜気はしっとりひんやりしている
雨上り晩秋の風にゆれて
月へ黙礼をする芒は
亡きこおろぎの歌のように
  銀の小鈴色
闇に解けている
  紫の ....
せかいはゆったりしている

小径にすぅと鬼やんまがきえるときも
ほの暗いひんやりとした木かげが
風に戦ぐ
秋の空高く深まる

せかいはゆったりしている

座椅子に ....
やさいをそだてる
くさとりをする
はたけの
ちかくの林で
うぐいすがないている

山は
さぁ雨上り
風に戦ぐ今日も
悔いは無し
ながめる
雲ゆく

鬼蜻& ....
あるラジオの
みえない声をきいていた
あの日
みえなかった
今も
みえない
からだもなにも
かりているにすぎない
しっとり
どこへともなく
アンテナをのばす
 ....
遠すぎる
最初から
ここにある
このこころ
風のいろ
そよそよと
いまだ止まず
草のかげ
あおあお
あおあおと
ゆめをみる










 ....
夜空のもとに
山脈は 青ざめている
思い出
しずめ
鬼蜘蛛と月をからめる
この道
耳はかたむく零雨にしげる ほほえむ
いつも
ああして
けれど
しあわせよ、という
そらをみて
つむる
今日を終える
しじみのお守りの曲線
白く反射する月を
見つめていると
見えない血がにじんで来る
無言はしたしい
いつかのさようならが
ふたたびあいさつをしている
忘れていたことを
思い出す



 ....
いつのころからか
ある
風光
わたくしも 人間であった
そう
そうであった
鬼灯に 映る
一夜が明けた
蒼さ故
あの月冴える
冬のあいだは
縁側にいた
植物たちへお水を
そそぐ
ほの暗い
尊厳
ほほえむ
朝焼彩茜色さんのこしごえさんおすすめリスト(36)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
人知れず- こしごえ自由詩6*25-7-17
解ける- こしごえ自由詩6*25-7-15
※五行歌「いのちを_つなぐ」- こしごえ自由詩3*25-7-14
自分自身を持っている- こしごえ自由詩7*25-7-11
歩み- こしごえ自由詩9*25-7-10
なけなしの愛を零しながら- こしごえ自由詩8*25-6-30
風に乗り_今を生きるのだ- こしごえ自由詩12*25-6-23
※五行歌_二首「足るを知れ私」- こしごえ自由詩8*25-6-23
※五行歌「空蝉の目に」- こしごえ自由詩6*24-9-1
※五行歌「大事な_悲しみを_縁取る」- こしごえ自由詩4*24-8-31
※五行歌_四首「どこに転んでも大丈夫」- こしごえ自由詩5*23-7-2
※五行歌「ぼちぼち」- こしごえ自由詩3*23-3-14
芒野原- こしごえ自由詩3*14-2-27
まちぼうけ- こしごえ自由詩5*14-1-12
まちあわせ- こしごえ自由詩8*13-12-29
お墓- こしごえ自由詩3*13-12-11
- こしごえ自由詩6*13-11-25
青い月- こしごえ自由詩2*13-11-7
さびしみ- こしごえ自由詩10*13-10-15
黙とう- こしごえ自由詩7*13-9-28
闇と- こしごえ自由詩2*13-9-18
小径- こしごえ自由詩3*13-9-11
鬼とゆく- こしごえ自由詩5*13-8-29
水道- こしごえ自由詩2*13-8-1
かなしい花- こしごえ自由詩3+*13-7-24
沈黙- こしごえ自由詩3*13-7-20
回帰- こしごえ自由詩5*13-7-14
鬼灯_____(_ほおずき_)- こしごえ自由詩2*13-7-8
故人- こしごえ自由詩1*13-6-29
喪失- こしごえ自由詩2*13-6-28

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