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地上の夜がすぎさって
ぼくはずっと散歩してた
ように思う
すべては 夜の中

さびしいひと
無理でもげんきになって
また、体を出しにいく

夜の中で
あすになるまで待ってら ....
何をしても何もしなくても暮れる
その一日
この半年の濃厚さ
今日蒸したプリンなんて
ただの甘い茶碗むしでしたね
でも食べてくれてありがとう
どんどん気のすむまでベッドも叩いてい ....
冬の、夜空は暗くて黒い
星月がない夜は。特に
ああ
すいこまれてゆく。
なだらかな真っ黒。に思い、が焦げてゆく
恍惚な影
ひかりなし

すくいようのない空の色に
溜息どころか。
 ....
風林火山のごとく
誰にも知られず家を飛び出したわたしたちは
しばらくおびえながら暮らし
酷暑の陽炎 むしばまれつつ
いまに至っている

洗濯もの 干してたら綿毛の種がとまる ふわり ....
ここには点灯した
叫びと蛍が浮遊しているから
指をちぎる
さわりませんように
あなたにこの文字を見られないように

舌を噛んだまま
呼ぶ
から
そうですよね、
身を破り散りたいほど ....
夜が終わる前に
銀河がサイクロンになって
いらない文字を吸いとりに来る
(サクラ、サクラ、琴のおと)
貼りついてしまったものを
ひとつひとつ
はがしてみれば
どれも忘れがたいもの
けれ ....
とんぽとんぽ、とん

排水溝へおちてゆき
プールの中へおちてゆき
海水の中にまぎれてゆき
バラバラになりました
わたしは 雨です。
いいえ、雨でした、
ともだちも形をかえ
知らない所 ....
ふゆふあ


あったかいふとん
ふゆふあ
つめたいあしが
ふゆふあ

こぽこぽおふろ
ふゆふあ
じーん、かたまで
ゆげのけつろ

つかのまのひざし
ふゆふあ
めれんげにく ....
きのう、
おちばの海を
巨大な足でかいて
じゃさっ、じゃさっ
と、踏んだバス停まえ

みあげれば
あの葉も、あの木も
こがねいろ
あかねいろ


駅前のそら は
ももいろの画 ....
まぶしい雨が
わたしのひたいに落ちて
ぽとん と
奏でた
それは総天然色の
はかりしれない次元の
やさしさ

おもっていることが
おもっているように
雨は降るのだろう
だとすれば ....
うたなのか がっきゅう会なのか
それとも朝なのに集まりなのか
しばらくの間 わたしは聞いていた
げんきな声を出す すずめたち


 生き抜いてゆくのは大変ですね

鼻をかみながらそう  ....
いま、わたしは
とてもかなしいのかな
うれしいのかな

シチューの丸く白いごぽごぽ
なにも変わらない、にちじょう。
そういえば今日は、しゅくじつだ
しゅくじつだった


おとといは ....
まよう
微熱の手があつい
触ったらもっとあつい
空のひかり
せなかを刺す

紙袋の、持ち手の、こより
くたびれあって
よれてよりそっている
細くてがんじょうな
線を
ただ、じっと ....
夜道帰り道
いえまでの道のまんなかで
ねこか犬か、なにか抱えたまましゃがんでいる人がいたから
こわかった


今までわたしが言ってきたこと
も何も
きみは君の生きていく道に
なんら交 ....
きょうだってこんなに
台風、とおり越して
こんなに晴天
なのに
ほほ笑む気もちになれずにいる
血のかよう
太いライフパイプラインがほしい

トンネルがあれば(ゆめの)

手当てした ....
その夕方は
台所のテーブルに
向かい合って座り
母は
きんぴらにするために、ごぼうを
笹がきに削いでいた
わたしは、その灰汁で黒くなった指の先、手を
目の中に映し撮りながら
小窓か ....
じゃぐちをひねったら
鎖骨から流れ出ている
それはスウェットのしずく
水のように ろ過されて

気高い指で曲がったスプーンの
枝と枝をつなぐ
わたしの
鼻骨(けして高いものではなく)
 ....
切手って
ペランとした羽根のようなもの
涙の味と似てる、切手って
おてがみにつけるお守り(ちゃんととどきますように)
(鳥がちゃんと見ているのよ)
まなーが凝縮されてるすたんぷ

誰かに ....
    こ/わ/し/て/

まだ眩しいころ
      なつの名残りが
 ひざの裏にある目が
        後ろにいるあなたをモ、ト。めていた    


 とぶなら鳥に
  はね ....
明日のことばかり考えている彼女と
昨日のことばかり振りかえる僕
針で突いては
月は破れ

倒れこんだ水のない
手もつなげない花が二輪
カーテンレールの、かららと転ぶ音
風が吹いてる ....
(わたしいつも朝の顔で
(とおくをながめて
(とびたつ機会をねらっては止め
(ひかり おいかけたがり
(汗さえも、ほめてくれる
(どっしりとした、くもくもく

(優しい網の眼で
(どこ ....
 なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う

 わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
 ....
切っておとした
年月がそこには
ねりこまれていて
しみこまれていて
一部が一部じゃなくなる日
わたしから切り離される日


掃かれるだけの、それ
気に入り顔たちを鏡は映し
颯爽と
 ....
(心、あつく)

なつの海のふちに
哀しさがあつまる
はげしさの内情
イベントの回転ドアだけ


とても窓が蒸してる


波があつい
涙つめたく
背景にはラテン
砂で ....
「アサガオがひらいたら
二人の傘にしよう」


はねているこの粒の
行方を捜せば
水の 音、だまり に到着して

 バ
    シャ
  バ    
         シャ

 ....
雨が抑えている
気持ちにふたをして
重くのしかかるのは
度の強すぎる眼鏡のよう

咳こんだところで
深く吸ったところで
するのはただ、土のにおい
しみてゆくしみてゆく
こころもぬれて ....
あじさいは雨に
色をもらう
少しずつ少しずつ
となりの子とは違うように
淡く。パープル

ぬれてるからって
傘は差しださないで
雨がすきなのわたしたち
雨でわたしたちは
きせつを彩 ....
ふしぎな
ずっと
ふしぎな

きみのあくび、つたわると
こっちまで弱いんだ
あくあくあく

 (うさこちゃんのだきまくら・・・)

アンテナとおして
でんせん
リラックスの色水 ....
雨に浸されて
ぼくのジーンズは裾から濡れだす
(ねぇ 君のカーテン
  いつかすはだにまとうはずの、
   快晴のあお・・・・・)
ぼくは今日も雨だったんだよ


軽く頭をこづかれ
 ....
捨てるように なぐり蹴るように
削ぐようにして
落としていっても
それはあなたの  ものだ  よ。


てのひらに集まる
てのひらによせるならば
そう 小さな花びらのやさしさで 
包 ....
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回顧夏- 唐草フウ自由詩6*11-8-5
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サクラ銀河- 唐草フウ自由詩17*09-4-1
雨の子(2)- 唐草フウ自由詩9*09-2-21
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