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石垣の湿度は夜にならないと見えない
痩せた電話ボックスには薄化粧が良く似合う
通りすぎる風のおかげであなたを赦せた
わずかに含まれた残り香でわかった
あたしだってとっくに赦されていた
円環の　.... 空が近い午後だった
外階段を雲が飲み込もうとしている
看板の灯りが何とか支えていた
バスを待ちながら考えたが
ここはバス停ではないので来るはずもない

グッと上腕に力を入れると血管が目を覚　.... 月雲を渡り夜を越える
原付きのオイルの匂いが公園を覆う
季節外れの猫がこちらを見ている
振り返ってもまだ見ている
深夜のガストは安全地帯
ボオっと浮かぶ夜の島
猫型ロボットがソフトクリーム　.... 赤色文字を赤フィルムで消す
フィルムをどけても文字が残らない
それが青春なんだよ
｛　　｝を消して暗記しようとしても遅いんだ
「ふたたび」がないのが生きるということだ

また旅に出ようぜ兄　.... ２拍と４拍で飛び込んだ
シロップみたいな信号機が霞む夜
アクリルの透明なマンホールの蓋を開けて
雪化粧の過去を見てた
そこにあなたはいない、いないように、いた

境界の塀を歩く旅人
もう　....
atsuchan69さんのXIAOさんおすすめリスト（5）
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ハローベイビー- XIAO自由詩524-12-12
歩くこと、生きること- XIAO自由詩6*24-10-14
月雲- XIAO自由詩524-9-11
またたびに- XIAO自由詩2*24-3-2
UNERU=UNERU- XIAO自由詩324-1-29
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