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曇天の沖から軟らかく
水の予感を含んだ風
割れそうに痛む頬を包み込む

声は白々しく掠れて
雲が低く海を押すように

閉じ込められた玉砂利が
剥き出しの道に拡がる
窒息を誘う膜
 ....
晴天の空間に
眩暈を誘いながら在る 誰
敷石の上に薄い影投げる日が
暮れる 薄刃の風が

私やお前を切るのだろう
誰 曝して満ちた

静か 冷えてゆく
夜か 息か
コンクリートの壁に
長く続いている雨が
滑らかに曲線の
渇き潤して垂れてゆく
寝息を立てて
ゆっくりと
沈下している灰色に
波動の存在を
信じた午後の
奇妙な光り反射している
アル ....
引き攣るように 音
余韻 華やかに消えて
残った間隙 嘘のように
冬の形 凍える頬伝う
色は瑠璃の
ぽえむ君さんの及川三貴さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雨道- 及川三貴自由詩9*07-3-25
冬が消える- 及川三貴自由詩15*07-3-23
霧雨のノート- 及川三貴自由詩9*07-3-20
頬を打つ- 及川三貴自由詩7*07-3-14

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