どこにもいかない
森の猫

あたしは 
しがないサラリーマン家庭の
家族

毎日の献立に数円の違いを見出し
家計を切り詰め 朗読に当てる

でも楽しい 自由だからココロは

出あったのは ひとりの人間としてのキミ
キミの肩書きとか 所属とか
関係ないこと 
全然気にしてないよ

あたしもひとりの人間としての
ただのオンナだから

だけど
愛しさだけは だれにも負けない
あふれるこの思いを
キミにとどけたい

キミの孤独な闘いの
すこしでも 癒しの庵に
なれたなら・・・

ただのオンナのあたしは
きょうも
キミを想ってる

出あったときのあたしのまま

どこにもいかない 


自由詩 どこにもいかない Copyright 森の猫 2010-07-10 04:04:04
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