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容れ物のように穴のあいた胸に
こっくりと深い紅の薔薇を生けた
晒されて焼けついた
空の心を
かざりたてた
胸にあいた穴が底をうがつ時が
いづれくることを予想 ....
顔もなく通りすぎる人々はきっと
混り気のない白に苛々させられたのだろう
けれどそこに燃え尽きたよな
黒が垂れてよごされれば顔を顰める
太陽が氾濫して
アスファルトが溶 ....
こころの奥底の
いつかの花畑に
あの日の花が
咲いている
さして綺麗でもなかったのだけれど
さして鮮やかでもなかったのだけれど
さして時もまたがぬうちに
....