あの頃
次元☆★

 
雷や台風は
学校を休ませてくれる
ありがたみすら感じる存在だった
 
初めて話す人には
ためらいなく心を開き
すぐに打ち解けられた
 
虫やカエルなんて
面白がってべたべた
触っていた
 
 
たくさん
経験して
反省して
悔やんで
 
僕はいつしか
見えないモノへの
臆病者になった
 
大人の世界だって
あの頃と大差ない
くだらない世界だっていうのに
 



自由詩 あの頃 Copyright 次元☆★ 2012-06-02 00:55:59
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