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今は生きている途中だけど
たどり着く先は
イヤと言うほどわかってる

そこが終着点か
再生の為の
始発点かはわからないけれど

今は生きている途中だから
手は汚れるし
自ら汚しても ....
何ら事前の相談もなく、いきなり現れて解雇通知を渡された。
お前はもう要らないお払い箱だと言うわけだ。
定年延長も再雇用も
しないという訳だ。
年寄りに高い金払うなら、若い人材を安く使いたいと言 ....
空模様は空の気分しだい
なのに
わたしの毎日は単調
わたしの選んだ生き方は単純

わたしの肉体構造は
しいて言うなら凹

ずっと同じ男と
一つ屋根の下で暮らしていた
その間に
子 ....

歯を洗い 顔も洗い
だけど
洗面台の鏡は覗かない

自分の顔や頭髪
見たくない

清潔でも綺麗でもない
日々美しく老いていない
それどころか
老醜が鼻をついてくる

でも ....
私は終始
得体のしれない不安に付きまとわれていた
なんてね
そんな言葉をずっと文字してみたかった
まるで売れない純文学作家の小説のテーマみたいだな

学校とか職業とか
異性遍歴とか
過 ....
台風が上陸していた
一人住まいのアパートの部屋
ドアの外側に得体のしれない何者かが立っている
右手に凶器の斧を持っていた

ゴーゴーと激しい風が吹き荒れて
ザーザーと激しい雨が降り続いてい ....
日が傾き日が落ちるまでの間の時間帯が好きだったよ

中学の頃さ
家から学校までは十キロ近くあって
毎日自転車で通学した
きつかったな
ほとんどが急な坂道で上ったり下りたりした
冬場は体が ....
眼が冴えて眠れない夜は
羊の数なんて数えてられないから
初恋から現在に至るまでの
好きになった異性の名前を頭のなかのホワイトボードに
書き出している

異性に持てないくせに
一目惚れの癖 ....
夜道
突然何かがヘッドライトに浮かび上がった
猫だと直感した
避ける暇もなくブレーキを踏む間もなかった
瞬間、タイヤが踏んで ぐしゃり 鈍い感触があった

そのまま通り過ぎてしまった
 ....
上級詩人の奏でる言葉に
聞き惚れる

そんな時代もありました
昔は僕のこころも美しく澄んでいましたから

今はすっかり皺がはいり
皺のなかに埃が溜まって
上級詩人の奏でる言葉に
耳が ....
言葉に与えられている無限の力
なのに
言葉に素直になれない人たち


おはよう
言っても
おはよう返せない人に
見せてあげたい
鏡に写してその顔を

くだらないお喋りはできても ....
単純にじっとしていられなくて胎児は未熟なその足の片方で蹴った。
に過ぎなかったのに、女はそれが嬉しくていとおしくて、側にいた男に報告した。
「私たちの赤ちゃんが今元気にお腹を蹴ったわ」
まだ生ま ....
俺はまだ肝心なものを手に入れてない
肝心なものがいったい何なのかわからないのが
その証だ

人生の滑り台を何度も上りその度に滑り落ちただけで
いまだに滑り止めが見つからないみたいに

探 ....
自分が自分以外の何者であった
ためしはない

心臓と言うポンプが血を汲んでいる
間しか生きられないんだよ

阿呆につける薬
なんてないんだからさ

頭が痛い
割れるように痛い

 ....
たとえ
どんなに足が遅くて
地味にコツコツ歩いていても
一度に雲行きがあやしくなって
その内にザァザァ降ってきたら
たちまち道はぬかるみ
傘の用意がなければずぶ濡れの人生なのさ

たと ....
時間も空間も遠く離れてしまっていた
けれど
思いが強く残っていたから
時に
目を瞑ると
その人が
その人の顔と体 そして何気ないしぐさが
記憶の動画や静止画に現れた

すると感情が浸 ....
子供は妻が産んでくれた
これってすごいよね
でも
そんな事を言ったら
何言ってるの
子供を産むのは女の役目でしょ

言われかねない

子供は妻が産んでくれた
これってすごいよね
 ....
優しさとか思い遣りとか
愛情とか真心とか
人として不可欠なものが
足りなかったり
最悪欠けていたら

正義や道徳を写す教科書さえ
ビリビリに破いてしまえば
悪魔の囁きだけが耳に吹き込ま ....
悪に限りはない
善には限りがある

だからどうした

他人の命を犠牲にしても
自分の命は守らなければならない

だから何だよ

他人の痛いのは平気
一年でも二年でもぜんぜん平気
 ....
のびた爪を夜に切ってくれた
妻である人が切ってくれた

爪が指の先でのびる
切らずにおいたらどこまでのびるかなんて
普段は思わないけれど
思ってしまった

のびた爪であたしの体を触られ ....
遠巻きにして人だかりができていた
始発電車まではまだ時間がある
上野駅の構内でそれを待っている人たちは皆一様に張りつめた冬の寒気に震えているに違いなかった

まだ入れない改札口周辺の通路になぜ ....
体臭と口臭
そして
お互いの獣臭さを嗅ぎあう夜は
同じベッドの上で汗垂れながし
軋みあった

小柄で背は低い
美人でも可愛くもなかった
髪の毛は短くて化粧が無理矢理だった
スカートを ....
文字をほとんど書かなくなった
反面
スマホで文字を打たない日はない

いったい何の為にそれをしているのか

実用性のない詩にのめり込んでいる自分がいる

詩にとりつかれている自分がいる ....
偉大な詩人の真似をしても
何も始まらないさ

俺は自分の頭のなかの空気さえ読めないんだから
難しい言葉なんてかき集めて
さも意味ありげに並べたてても
頭のなかにわいた蛆虫は
追い払えない ....
背中にぜんまいがついている。それがすべてのヒトの動力源だから、必然とそれを回す力が必要になる。
果たしていつからそんな仕組みに変化したかは解らなくなっていて、それを追及する行為には死の罰則が待ってい ....
いったい自分が誰なのか
何者なのかさえ
解らなくなるまで忘れた去った覚えはない

母親に罵声を浴びせた記憶はこびりついて剥がれてくれないけれど
あれば反抗期には誰でも沸き上がるに違いない
 ....
現実を直視できない眼は
はるか彼方遠い空を見ていた

現実から逃げたい自分がそこにはいた
夢のような物語りばかり思い巡らして
えがこうとする絵図
だけど
画用紙は破れて
色の欠けている ....
とっくに賞味期限がきれています
それでも、よかったらお召し上がりください

味はそれなりについてますから
何も足さず引くこともありません

どうぞイヤらしい眼で見てください
ご遠慮なく見 ....
長い年月の間にすっかり干上がってしまった井戸からは、水は匂いさえしなくなっていた。
地下水に頼る生活はもうできない。水を汲み上げる手動ポンプは役に立たなくなってしまった。

やむを得ず家に自治体 ....
サッカーボールと
野球の玉は
蹴ったり
打ったり
しなければ
プレイははじまらない

この地球もボールにかわらない
宇宙というグランドの

思いきり
蹴ったり
打たれたりしたら ....
朝焼彩茜色さんのこたきひろしさんおすすめリスト(37)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
生きている途中だから- こたきひ ...自由詩619-10-25
失業者になってしまった- こたきひ ...自由詩619-7-13
要らないものと足らないものの比率- こたきひ ...自由詩319-7-13
鏡の中の砂漠- こたきひ ...自由詩419-6-17
得体のしれない不安と得体のしれてる不安が- こたきひ ...自由詩419-6-15
金縛り- こたきひ ...自由詩219-6-13
冬がくる前に- こたきひ ...自由詩1019-5-26
意識が覚醒して- こたきひ ...自由詩219-5-5
眩しくて一瞬前が見えなくなった- こたきひ ...自由詩719-5-5
人の口を数えても- こたきひ ...自由詩619-5-4
やがて疲れはてて- こたきひ ...自由詩319-3-29
フラストレーション- こたきひ ...自由詩519-3-25
がらんとした世界で- こたきひ ...自由詩519-3-6
死んだ人が愛おしい- こたきひ ...自由詩419-3-1
雨が降らなければ地は潤わなくて- こたきひ ...自由詩519-2-22
時間も空間も遠く離れて- こたきひ ...自由詩719-1-24
淡々と日々は過ぎていく- こたきひ ...自由詩419-1-17
不安な演奏- こたきひ ...自由詩419-1-3
インスピレーション- こたきひ ...自由詩419-1-1
指の先で爪がのびる- こたきひ ...自由詩419-1-1
撲殺- こたきひ ...自由詩418-12-30
女神とその性欲は- こたきひ ...自由詩418-12-30
夜が白ける頃に- こたきひ ...自由詩518-12-26
LOVEの雨に打たれて- こたきひ ...自由詩418-12-25
西の空に向かって- こたきひ ...自由詩618-12-23
忘却- こたきひ ...自由詩518-12-22
現実から逃げたい- こたきひ ...自由詩618-12-19
賞味期限が切れないうちに- こたきひ ...自由詩418-12-19
井戸を覗き込む- こたきひ ...自由詩618-12-16
円形と球体- こたきひ ...自由詩718-12-11

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