すべてのおすすめ
僕は簡単に逃げ出す性格だ。
そして薬を飲んで
簡単に死んでしまったみたい。
気が付けば
真っ白な雲の上だった。
あらら。
マジで死んじゃった。
頭をポリポリかいてると
....
漫画のような
テレパシーのようなことさえ起こる
恋愛とかないかしら
たとえば、
あたしにとても悲しいことがあって
それでも恋人にはいえないの(*´艸`)
それで、
その彼は少 ....
職場にとても変わった人が入社してきた。
出張者の手配をする仕事。
ひたすらJRや飛行機の発券をする仕事。
そして彼女は
聞いてもないことをよく言ってくる。
「わたし、電車が大好きなん ....
僕は
人よりもできることが すくない
僕は
人よりもあたまの回転が おそい
僕は
人よりも当てはまることが すくない
僕は
人よりも決まったことしか でき ....
彼は
あたしが寝た頃にいつも電話をしてくる
きっと
人が一番寂しくなるような時間に
事故からまだ半年
彼はよく将来のことを話す
そして吐き捨てるように過去を話す
あたしに脅しかけるよ ....
あたしはただの女だけど
二つの腕があるので
あの人を守ろう思う
あたしはただの女だけど
撃ち込める弾丸はないので
あの人に言葉を込めようと思う
あたしはただの女だけ ....
愛することは
憎むことに似ている
君が月明かりに照らされて
僕に背を向けてそう呟いた
相変わらず怒った顔していて
まるで
世界に喧嘩を売っているようだ
僕は額の青いあざを ....
剥がれ落ちた
爪を
見ていたの。
まるで
複雑すぎた人生を
真後ろから
眺めてるみたいでさ。
光りもしない
石を
ただ磨いていたの。
....
石と罵声が飛び交うなか
彼女はそっとギロチン台へと足をかける
嵐のような時代を駆け抜け
今は不思議と心は静かだ
ふと
あるメロディが聞こえた気がした
幼い頃の
小さなモーツァルト ....
中目黒。
都会なんか大嫌いで
ましてや渋谷から二駅のこんな駅で
あんたと暮らすこと夢みてたなんて
ほんと論外。
この5年でこんなに苦くなった。
『思い出は美化される』
あの法則はどこ ....
「ここじゃあ 夢は釣れないか」
神様はそう呟いて
雲の上をのそのそと移動した
人間界に落とした釣り糸には
申し訳ない程度の『希望』が
ぶらさがっている
神様は眠そうな目をこすり ....
存在理由 存在理由
唱えれば唱える程
不思議な言葉
「君が僕のすべてだったら」
そうさりげなく独占欲を呟くあのひとも
「音がないと生きていけない」
とあわててヘッドフ ....
鬼だ
「捨てられた」と
呟いた口からは牙が
「苦しい」と
抑えた胸は垂れ あばらが
涙があふれた目は
赤く濁り 血の涙が
「あなたに触れていたい」と
願っていた手は ....
たとえば
あたしがこうしてパソコンに向かっている間
森林がものすごい勢いで消えていって
いくつもの種類の生き物が絶滅していたり
たとえば
あたしがタバコを一本吸っている間
死を決意する ....
異国の空の下
少女がうずくまって歌を歌う
時折、猫のように耳を澄ませる
地球の寝息を聞いて
にっこり笑い
そしてまた歌いだす
異国の空の下
少女がそっと立ち上がる
太陽の光がちゃん ....
見て。
これが 不自由。
そして
あれが 自由。
ね。
怖いぐらい紙一重でしょう。
だからきっと
人生ってものが 作られたの ....
いつか投げ捨てた祈りを
今更泣きながら探すあなたを見て
僕はただ物音をたてずに遠くから眺めていた
優しさが欲しい と
激しさも欲しい と
あなたは何度もわめいていたから
....
信じるものがなくなったら
無くしたもの
手にしたもの
すべてをかき集めて
ひとつの絵にするしかない
あとはそれをひたすら眺めるんだ
朝も 昼も 夜も
狂ったように眺め続ける
憎 ....
髪の結い方を変えても
着物の着こなしを変えても
男どもにはわかりやしない
あからさまに卑猥な匂いを漂わすだけ
今となっては
その匂いに心地よさを感じているのだが
手形や金額が刻まれてい ....
僕らの言葉が
いつか大気圏に届く頃
きっと僕らは化石になっているだろう
あのつらいとき笑った君も
きっと化石になっている
隣にはいてあげられないかもしれないけど
化石になっても
....
リチャードカールソンは言った
期待を捨てれば
自由になる と
あたしは頷いた
自由になるためなら
何でもする と
けれど彼は言った
自由になれるという希望が
また期待でもある ....
ねぇ、
最近は希望を謳うものが少ないね
それでも 悔やむ必要はなかったんだよ
それだけ世界が広いってことだったのさ
ねぇ、君は
苦しかったのかい?
一度心に入れたものは
決して吐き出 ....
着物を纏い
おしろいをはたき
紅い紅をひく
あとは道を行きかう男どもに
色目を使い やさしく手招きをすればいい
それがあたし達の仕事ってもの
嘆く女もいる
本当に抱かれたい人は一人だ ....
眠れない夜を
いくつも乗り越えてきた
思い出と傷を抱えて
何度も足元をすくわれなかがら
それでも乗り越えてきた
救われることなんか
ちゃんと願えないくせに
夜明けが来ることに
涙が ....
なんで 君の大きな手が好きだったのか
なんで あんな夜中に二人で江ノ島で語り明かしたのか
なんで 仕事であんなに張り合ったのか
なんで 君の乗っていた車が好きだったのか
なんで ....