静かな夏休みが終わった


波の音や
山の木々の葉ずれの音
動物の鳴き声
テニスボールがぶつかる音
のんびりした鈍行の行く音
渓流のせせらぎ
それからなんだっけ
釣りをしているおじ ....
倉吉病院にきちがいを連れて行くと5000円もらえる
倉吉病院の裏山には隔離施設と秘密の沼と竹林があって山を越えると
東伯郡になって梨園に出て夏になるとおいしく食べられる
竹林の奥の井戸のトタン板 ....
ブルーのわすれなぐさ
せつないブルー
ちいさなきおくの はなびら
おひさまに ひろげて

いつか わすれるときがくるのか
いつか おもいだすときがくるのか
しあんしたところで むねの ....
小学一年生の春
友達と下校途中に
桑の実があった

ちょっと とって食べる
紫色が手につく
親に叱られると思い
道路の横を流れてた川で 手を洗う
と ランドセルが首に 落ちて
重みで ....
禁煙するために
両手をじっくりと見た
花びらが散るように
どこかで終わりが開いた
忘れていた夢が疼く朝
雨が降っているので
部屋はひどく暗かった
少し苦い珈琲を飲みながら
この行為につ ....
岩に穴を抜くと石幹 転がる脇にお花

写真撮って 君もろとも 僕はこんな詩が好き

かっこいい出身地だろ?道は夜 頭にはネオン

今度行きましょう
来るとは思わなかった  だろ?
コンビニで何弁当を買うの?

のり弁当だろう

図星だ

他のはみんな、

花火の客が 買ってしまったもの。

チンしてる間に、週刊何とかや月刊何とかの表紙を

元野生の狩猟本 ....
散歩の途中で
くしゃみをすると
塀の向こうから犬に見つめられて、困った
立ち止まって見つめ合ってみるけれど
悪いことをした
わけではなく

少しだけ難しいことを
難しく考えてしまうから ....
あなたは やわらかな こもれび ゆらゆら ゆらすの 

ただ よりそったきもちで ひぐれまで


あお と ぐんじょうが おしよせるなか

つないだ て ほころんで


ふわり ふ ....
一つだけ失くすことより得るものの少なさならばもっと失え



きつねいろチーズケーキにのせすぎたペパーミントのばかあほまぬけ



宇宙から何も来ないと信じながらレモンジュースを挽いて ....
鉄塔の
鉄塔の遥か
はるか
遥かじゃないすぐ上だよ
あれはヘリコプター


『本当に手に入らないから!』
「本当だよ」
『入らないから!』


手に、
すべ ....
ゆびさきを、したさきを。するりと、ふれるかふれないかで、はわせるぼくら。しろいからさ。くろいからさ。いきつもどりつをくりかえして、どこかとおくへいこう。「あとじゅうねんたったら」っていって、そしていっ .... 二時間待たされたあげく
僕はタクシーの助手席に通された
運転席の医者がちらりと僕のお腹を見ながら
おめでたですね、と言う
何か心あたりは?
そういえば確かに最近酸っぱいものの数ばかり ....
すずなりだすずなりだ

耳の実、枝にすずなりだ





煮てさ焼いてさ
食いましょか
木の葉で隠してあげましょか


すずなりだすずなりだ
耳の実、枝にすずなりだ ....
フゥー…ンと

電気で動く電車は走る


「兄弟仁義」を歌う
酔っぱらいのオジさん乗せて

オジさんをを見つめているのはサラリーマン
プリンスホテルの紙袋をぶら下げて

その紙袋 ....
夏至祭の夜はちょっと冗談じゃすまされない
めくるめくまばゆい星空で
あちらこちらで星タバコの煙がたなびいて
あたしは楕円形の星座早見表を片手に
例年どおり田んぼのあぜ道で
偶然を装って土 ....
「  (数個「唖」焚くと)
梅を凛と振るうと 陽、あの葉も似通った
擦った熱と螺慰安ぐる 玩具達のマーチ。」
                  。
                  。
 ....
久方の親の家にて
車を借りて
まだ新しいそれは気分がいい
エンジンの音
窓の開きかたも
カセットから流れてきた音楽まで
フォーエバーヤング

65を過ぎた父が
免許を取ったのは5年前 ....
   曇天の午後に
   無地のワイシャツが眩しくて
   コウモリ傘がひらく
   
   つかめない顔
   剥げたマーブルチョコになる
昔、親戚で夏休みに
「みきちゃんがおっぱいさわるのでいけん」と言われて
蚊帳で
あみあみの仏さまの絵や
あみあみの今まで死んだ歴代のおじいちゃんやおばあちゃんや赤ちゃんの写真をみて
お母さん ....
そのて そのほほ そのめ

おっているものを わたしは ながめていた
そのどこからも よみとれる やさしさを ながめていた

わたしの かんかくだけは いつだって ぼんやりして
じ ....
海と川が戦った。
海の巨大なタコが
川の魚とバトルを繰り広げ
タコはスミをはき
自分の体まで真っ黒に染めた
魚は海に塩をまき
海水はしょっぱくなった。

最後にはどちらが勝ったのか?
 ....
ゆらめかないで うろたえないで
しずんでしまわぬうちに
そのてで すくって すくって・・・

みずかがみ ゆらめいて うろたえて
みずを かく て また まにあわない

ぼくらのてに の ....
亀を探している
けれど亀はなかなか見つからない

今日の僕は
誰よりも龍宮城へ行きたいというのに

いじめているべき子供たちもいない
九月になって
みんな風か何かになってしまった
 ....
こころのなか ゆるやかにおきて じわんとこぼれた

こんなにも あふれて こぼれてゆくのに

わたしのなかから なくならない かなしみは
よっぽど そこなしなのか、と
ようきなかお した  ....
だきしめている とけてしまいそうなもの
にぎりしめている そんざいを たしかめていられるもの

ほろほろと ゆるゆると ほどけては みつめあう
おだやかな キス

あしたは さむくても い ....
ずろんとした
ペラコート羽織って
くしゃけたブーツ
踏み鳴らし
古寺の階段をやじろべえ歩きしていると
乾いた枝葉 たくさん浮かんできたけど
口遊んだのは
甘茶蔓の花
子狸のかぜ
                  「メリーゴーラウンド」 6

  アイスクリーム

ようくんの手はあたたかい
わたしの手はどちらかというと冷たくて
冬なんかは
部屋に入るとじんじんす ....
誕生日を 何度祝う人がいるだろう

生から1回
27度 おめでとうという姉
27で 姉が空にいることを知り

28 5分が過ぎて 28

いくつかの頃 姉が28だった歳

「私 ....
プレゼントしよう

占領された暗い地図に
閉ざされてある
吹雪の愛を

あてどない水の記憶に
映っている
銀色の伝説を

それとも遠い空で
黙殺された
真実の吃音を

いい ....
ふるるさんのおすすめリスト(5744)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
静かな夏休みが終わった- チアーヌ自由詩1204-9-9
光線- 馬野ミキ自由詩29*04-9-9
わすれなぐさ- 玉兎自由詩304-9-8
泣いてる- 砂木自由詩10*04-9-7
暫定- 本木はじ ...自由詩704-9-7
日本橋まで行って- 山内緋呂 ...俳句404-9-7
夜勤明けのガードマンへ- 馬野ミキ自由詩19*04-9-7
そこに当てはまっていく、そのために- 霜天自由詩2604-9-7
こもれび- 玉兎自由詩404-9-7
さよなら僕を- ピッピ短歌904-9-7
48号鉄塔_- 馬野ミキ自由詩6*04-9-6
ゆびさきを、したさきを- nm6自由詩1204-9-6
今日の治療指針- たもつ自由詩1204-9-6
- フユナ自由詩3*04-9-6
感電- 純太自由詩504-9-5
土星さんの帽子- 角田寿星自由詩404-9-5
蝶和- 六崎杏介自由詩104-9-4
ずっと若い- Oh!no!自由詩7*04-9-4
- 湾鶴自由詩404-9-4
りえちゃん_「下敷きで光を」より- 馬野ミキ自由詩704-9-4
じえいほんのう- 玉兎自由詩4*04-9-4
それはそれで◎- 初代ドリ ...自由詩3*04-9-2
さよならの_わっか_てのひらの_はじっこ- 玉兎自由詩3*04-9-1
九月- たもつ自由詩11*04-9-1
こぼれゆくもの- 玉兎自由詩6*04-9-1
キス- 玉兎自由詩3*04-8-31
こはく- 湾鶴自由詩304-8-31
アイスクリーム- アンテ自由詩5*04-8-31
12時過ぎ- 山内緋呂 ...未詩・独白404-8-31
そして愛の歌- みつべえ自由詩504-8-30

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