盗作するのを見たことがある。
十代の頃 その人は たまたま入った文化部で
たまたま詩集に作品を出す必要にせまられて
それなりに気に入ったものを書き写していた。
非売品の学校の文化祭でだけの詩集 ....
今年最後の林檎もぎの日は晴れて
山に建つ我が家では霜が降り冷たかったけど
生まれた家の近くの林檎畑に長靴で行くと
陽気で 草露になっている

十月の葉取りから会社の休みには手伝い
雨の日は ....
そうやってまだ父親を使うのか



父の目におまえはかけらも映らない



言えぬまま逝くものをまだ汚すのか



死んだとて父はおまえを許さない



 ....
誰にも話さないで
誰にも聞かないで
ゆめなど散り散りにもえてく
そして貧しくなっていくこころ
指も開けば寒い
瞼はディープな森とかし
捜査難航、回顧困難 わたしたちは落ち葉
そこからとび ....
そうぞう、する

あの ほしは ての とどくところに ある

むそう、する

ぼくは あの ほしと ともに そらに ある


まいにち を ころがし ながら

なないろに ぬる
 ....
リモコンがリモコンを喰う朝ぼらけ



アマゾンの箱をひらくと射る瞳



ピンどめの天使の影の浮く便所



ぐぬぬより二文字多いぐぬぬぬぬ


 ....
あ、まただこの感じ
お茶をかさねてたら
くたびれて伏せてたら
歩いてあるいてたら
とどかない
とんでって
ひっかかる喉元のハンカチ

善いことはないのに
どうしてまた
離れ離れにし ....
松の枝みれんみれんと撓むなり

ほんとうのせかいがわかる病気です

どちらかの指が多いか少ないか

にんげんの水位を上げる遊びする

野の首を焼いた野火子のみがわりに
ひとつずつ気づいてゆきたい 気働き 新しい芸術とは、本来、違和感が伴うものだ、なぜなら、私たちが、見慣れている既成のものから、逸脱している部分が作品上、多分に見られるからだ。それを言葉にすれば、欠損および不足、過剰、単調、複雑、奇妙な美 .... 数年前のことであるが、東京・新宿の某所で
在る人道主義を標榜する学者の講演があり、僕は、たまたま聴く機会があった。
そこで講演者は、「人間はうまれる時は、一人ではないのである、少なくても、 ....
読んでない人は







面倒でごめん













要参照な



 ....
僕たちは見ていた
星を
  夜の
    空の
それぞれの 星を
見ることで
何かが晴れ渡るわけではないけれど
僕たちは星を見ていた

夜の暗さのどこにも
それぞれの気持ちを投影す ....
さっき
セックスをしながら
メールをうってて
いきそうに
なったときに
「イク」

送信
して
しまった
ことが
ある人とは


ひらいて
話しを
しても
いー ....
{引用=
中途半端な気持ちで
ハウ・ドゥー・ユー・フィール?
と問えば
こぶしがかえってきた

涙が流れ出る夏
涙があふれる夏

みんなからだがおかしい
脳のどこかもおかしい
 ....
鹿沼公園 梶ヶ谷第一公園 あさやら公園 じゅん菜池緑地
こうえんらはその下で ゆるく手をにぎってつながっているという

きょうも
ひとりの女(ひと)がだまってベンチに座ったままだ
こうえんは ....
コンクリートが濡れていた
僕は朝からの買い物でせわしなく移動していた
掌で抱えた袋には
甘い匂いのストロベリーがたくさん入っていた
老婆が向こうの道路で
子供の手を引いていた
子供は小さす ....
高速道路からみえる
一番目立つ集合住宅
おそらく
ここは
八王子あたり
名前を
つける

マツリハイツ

窓のひとつ
ひとつに
すき 
きらい 

はりつける
頭だけ ....
{引用=

今、なんとなく、デル・シャノンがハンク・ウィリアムスを歌ったレコードを聴いている。
だからタイトルは曲名のもじりだ。
意味は特にない。
でも気分は、怖いほどに共通している… ....
ねこを見てると眠くなる
ねむねむねむねむおねむのまほう
ふわふわの
お腹のお毛毛をなめている
おねむの国に行く前の
おねむの前の身だしなみ

 あたしはそんな風だって、頭をひと振りするだ ....
 
 
公園の水たまりに小さな魚が一匹いた
海水魚のようだった
昨晩の雨に迷って
ここまで泳いできたのかもしれない
このままでは水が干上がってしまう
魚は少しずつ弱っているように見える
 ....
さわやかに生きるには魚たべすぎた ミンミンと鳴くこともなく
たまたま出会ったセミは
コンクリートの駐車場に
ただ しがみついていた
生きているのか死んでいるのか
さわったら ジ っと鳴いた
逃げることもしないので
ひどく ....
夕立に西日がさす
顕れた私の表皮のように

小さな個室にて
スチールと硝子の板が
点と点で結ばれてゆくのを聴いている
白いシャツの青年が
自転車で脇をゆく
ずぶ濡れの帰り道には
明日 ....
「織姫、彦星」

一、

年に一度の逢瀬の日だと地上が先に盛り上がってしまい、天上の二人は今ひとつ盛り上がれない。


二、

毎年「あの時の子よ」と織姫は子供を連れて来るが、ど ....
湿った風 追い風 まとわる

体中すいこんだ わたしたち

早足で 砂浜のような 濡れた アスファルト

バスを 待つ余裕も なく

霧雨は 小さく崩れて 銀色 とけあう熱気

あ ....
明るい空から
さわさわと緑の雨が降るから
おまえの誕生日は
いつも濡れている

水色の
ローラーブレード
畳の上で
肘あてや膝あての
具合を確かめている
それは
おまえを守るため ....
巡るとせ土星と怒声やかまし輪



ただひとり飲んで騒いでただひとり



木星のあばた無いからどないやねん



うるさくて寝てられへんがな太陽系

 ....
紙面に筆を入れることで、そこは詩の場所になる。
その場所から立ち現れる言葉を、詩人は「詩」として掴もうとする。

書かれた言葉から「街」という「詩」の、(こういって良ければ)「意味」までに登らな ....
√/石畑由紀子
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=212759


空に√をかざす まだこたえはない

尾翼灯でもいい 君の名を三回


空 ....
ふるるさんのおすすめリスト(5844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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林檎もぎ- 砂木自由詩14*10-11-21
父とおまえ- 木立 悟川柳210-11-21
三日月夜- 唐草フウ自由詩10*10-11-11
びゅん、と_ふく_かぜ_- 玉兎自由詩310-11-4
さわぎ_さざめき- 木立 悟川柳610-10-23
時差中継- 唐草フウ自由詩6*10-10-12
ほんとうのせかい(習作五句)- 古月川柳2*10-10-10
地味だけど- 佐和川柳410-10-2
新しさと、詩と__mixi日記より- 前田ふむ ...散文(批評 ...11*10-9-28
死について___mixi日記より- 前田ふむ ...散文(批評 ...4*10-9-17
要参照- TAT自由詩1+*10-9-10
星を見る人- 岡部淳太 ...自由詩910-9-7
「イク」- モリマサ ...自由詩2810-9-5
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公園の手- 乾 加津 ...自由詩10*10-8-30
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渋谷HMV閉店に寄せて〜ロングゴーン&ロンサムブルー- 真島正人散文(批評 ...6*10-8-23
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下り列車- たもつ自由詩1310-8-10
_- sh川柳2*10-8-1
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水球のリズム- たちばな ...自由詩1110-7-9
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【句評】_√/石畑由紀子- 古月散文(批評 ...3*10-6-24

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