朝の10時頃、カルカッタに着きました。ジャーナリストと一緒に街を出ると、そこは泥臭いバラナシとは打って変わった都会でした。
地面は土ではなくコンクリート。道路には黄色いタクシーが大量に走り、牛の落し ....
午前中、お店に行くとシルクのワンピースが出来上がっていました。思っていた以上に質感がよかったのでウキウキしました。

今日はカルカッタへ向かう日です。午後は昨日同様、ガンジス川のほとりで本を読んで ....
パプーにお願いして安いシルクの店を紹介してもらい、白地のワンピースをひとつ作ってもらうことにしました。先日買った青いスカーフと合わせて着られる服がどうしても欲しくなったのです。パプーはすぐに連れて行っ .... 街を歩いていたら日本語が堪能な少年に声をかけられました。うさんくさいなと思いましたが、あまりにも上手なので応じてみることにしました。

どうやら少年、日本語の勉強をしたいがために日本人に話しかけて ....
火葬場を見てきました。文字通り、死体を火で燃やすところです。

輪廻転生を信じるヒンドゥー教徒は墓は作らず、死者は燃やして川に流すのが主流のようです。聖地で焼かれ、ガンジス川に流されることが彼らに ....
お昼前にバラナシに着きました。ガンジス川沿いに位置するこの都市は、ヒンドゥー教・仏教の聖地として知られるところ。今回、私が最も楽しみにしていた都市のひとつです。
バラナシは最もインドを感じさせる都市 ....
世界遺産に登録されているタージ・マハル廟、アーグラ城塞があることで知られるアーグラー。この都市はオートリキシャーの運転手サムの案内のもとで観光しました。

まず訪れたのがタージ・マハル。ムガル帝国 ....
朝の6:10発のアーグラー行き電車に乗るべく、5:30にホテルを出発しました。
が、インドの電車は定刻どおりに来ないというのが有名で、実際に発車したのは7:00頃でした。中には6時間遅れた、なんて例 ....
デリーの南西約260kmに位置、ラジャスタン州の州都であるジャイプール。約10kmの赤い城壁は赤砂岩の色に合わせてすべて淡紅色に塗られ、別名「ピンク・シティー」なんて異名ももつお茶目な都市でもあります .... 最悪なことに、早くもインドに呑まれました。2万円近くぼったくられてしまったのです。

きっかけはバス乗り場を探している時でした。ラールキラーという観光名所に行きたくて、バスで行こうと停留所の場所を ....
女性一人でインドに行くことにしました。

いよいよ出発です。携帯のアラームを6:30にセットしておいたのですが、設定ミスのため鳴りませんでした。でもなぜか6:31に目が覚めました。
祖母が亡くな ....
わたしのなかの毒を 冷たい指先から
触れるものにすべてなすりつけた
その先にあるのは無機質な 温度で 少なくとも
モノであるぶんには ずいぶんあった


かぞくで暮らしているのに ひとりで ....
肩にもたれてきた女

ぐうぐうと

すうすうと


重さがだんだんかかってくる

すでに目的の駅は過ぎ

遥か遠くに

待っている人がいる




海が見え ....
その摩訶不思議な調べは、
けして妖魔を封じる術の音などではない
草木も眠る丑三の刻にひびく――
あえて眠らぬ者たちへと告げる、
慈・悲・喜・捨の警笛だ

幽かに香水の匂う背広を纏って
俺 ....
私の詩がどんなに拙い読むに耐えないものであっても
便所の落書き以下の代物であっても
そんなこと関係ないんです。
ポイントが入っていないと誰にも相手にされていないようで
孤独に凍えそうな ....
メンデルの裔
夏の夕方あちこちで
咲いていたのはオシロイバナです
長月白い風が立ち
花もこぶりになりました

黄昏時のいろいろを
呼び寄せていた花たちは
八月にはもう種もできてて
一 ....
昔から
隅に居るような子供だったので
かくれんぼでは
何時も鬼をやらされた
両腕で眼を覆って
だけど
じゅう数えるまでは
どうしても待てない

いち、に、もういいかい

すぐ振り返ってしまう
隠れ ....
おもたい買い物を持ってあげて
へいきだからと
買い物帰り
小学生
おかあさんの背のはんぶんで
同じ量を持ってあるく
わたしはわたしをおもいだす
何も言わないけど
じんわりや、おもいだす ....
自転車のハンドルと
お母さんの間に座る子供
かわいいだけじゃない子供

カルピスをあげたいな
百年に一度のいけにえにしたいな
僕に歯を見せずに笑う子供
心にらくがきをする子供

ゆう ....
きみをのせているシートは
みどりいろの
初夏が青々として

もしくは はんとうめいの
生はるまき
包むライスペーパーのよう

じかんのベルトコンベア
同じむきにしか
すすまないけど ....
星の写真を燃やす朝焼け
太陽が
世界でたった一人の友達のように
わたしに朝の挨拶をする


金曜日の新聞はおもい
そこにいた
それだけの理由で
人は殺せる
すてきな目をしてるの ....
黄色くてでかいストローハットを
ふたりでひとつかぶって
お話しをしよう
ほら今は青空だって見てない
ひまわりだって のぞきこまない

僕たちはわかすぎるから
明日までの宿題も
占いとか ....
人を見る目がない目で
僕は毎日誰かの顔をみている

のうが無いといわれた脳みそが
鼻くそをほじくる僕を支配している

手に職をと言われて
いまだに手つかずのまま
両腕が仕方なくぶらさが ....
かたまって凍った重装備の人形
だらりだらり
とけて失っていく
あしあとは蒸発して
絶えない あくびと同化する

空のなかに白いハネ
をした雲
むねに刺せないくらい
おおきくて
 ....
まなざしの前後にひとつ小舟きて降りそそぐものを受けとめて居り




湿り気が胸の地層を掘り起こす丘を揺さぶる雷竜の夜




冬と川互いを離れそこに在 ....
水の上の火
空の姿か
底の姿かわからぬまま
ひとり ほどける


風 息 原へ
去るを見る
砕けるを見る
散るを見る


傘をたたむ
遅い夜の色
ひとつやわ ....
傷が降り
窓にとまる
話し声
水の声


青と白
多くを知る不幸
管楽器
追いやられて


父も母も妻も子も
友も自己も他も無機もない
夜のまぶしさ
 ....
なるようにしかならない
というのは
都合のいいもので
ときには放り出された闇へいくためのことば


可愛い名まえをみて
消えてしまいたいと願ってしまう
手をついて
ショーウィンドーを ....
やっと唄えるようになった16人が
唄った歌は
たくさんの人に向かって
中空を漂っては消え
漂っては消えてしまうので
なかなかたくさんの人たちには届かず、
僕たちはもう一度中空に向かって唄っ ....
 
 
○父

窓から庭のブランコを
眺めることが多くなった
あれにはもう一生分乗った
と言って
時々体を揺らす
背中が
押されるところではなく
支えられるところとなってから久し ....
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