木の船を揺らすな無邪気に邪な者ども汲めぬ柄杓を渡す
同胞よ騒ぐな天のあれもまた汲めぬ柄杓だ海は終わらぬ

天水は恵みの雨でも海水を薄める毒ぞ海のものには
手繰られて深きものども深みから湧けよ鵜 ....
太陽は誰が奪った洪水のようにまばゆい詩歌たちいづこ?


ゆうえんち、どうぶつえんにすいぞくかんみんなほろびてしまえきみとか


ぼくはもう崩れてしまう塔の上きみの手首を紫にして

 ....
日に夜をついで、
月の影をかいくぐり。

地平の弦の彼方、
鬼は羽ばたく。
尾を巻いて逃げることすらできなけりゃそのままそこに寝てろ負け犬

まず一人リングに沈め駆け上がる テーマソングはもう決めてある

無意識だそこにお前が立ったからお前を殴る 夢など見ない

 ....
海岸に沿って並ぶテトラポットには無数のお
っぱいが隙間なく張り付いていて、朝凪の時
刻になるときゅぅるるるぅーとすすり泣くよ
うな音を立てる。声にすら成り切れていない
その音はまるで餓えた乳呑 ....
惚れるひとつ。
溺れるふたつ。

ここにひとつ影。
ふたつ追憶に溺れる。

果てる波みっつ。
東京は
私たちの隠れ家だった

誰も私たちを知る人などない街で
なにもかもを忘れたふりをして
ただのオトコとオンナになるための
狭くて大きな隠れ家だった

東京タワーも水族館も
 ....
地図の上に 雪は ない
天の上は 雪を知らない

火を
かざして 求めるのに

土に
よごれて かきむしるのに

足りないものばかり 
足せないものばかり

凍らせなさいと ひ ....
ひろければひろいほど
わたしはひとりで
つまり

ひろければひろいほど
あなたも
ひとり


あの日
真っ白なゲレンデで
わたしは
ひとつになりたいと強く願った
ゆるやかにカ ....
偶然に君の面影着る人と箱に入れば時間が止まる



似ていない仕草と声に安心し似ている姿影を追う吾




たぶん そう 心が恋に堕ちたのは君が優しく抱きしめた時




 ....
青空の手に触れはにかむ冬の顔



描きなぐる雪のはざまを埋める景



ひとつにも無数にも降る雪の問い



ころびゆく我が横に空たちあがる

 ....
空から音も無く降る雪の
つもる速度のいじらしい熱

ちょっとまえの流星は
乾燥した鋭い声で失礼のないように
(絶望はできない。
と軌跡をのこし消えていった
このとき雪はしゃららららん
 ....
ひいた こより
てのなか ふるえてる

だれかの ため
よういされた ことばが

こころのおく ねづく

だれにも したがいたく ない くせに
ひとつのもじ に かんきん されてしま ....
南町二丁目電話ボックスでさらってくれる人を待ってる



ガキ大将なんて嬉しいものじゃない道具で殺せるジャイアンのこと


死ぬ星が一番光る 遠吠えを聞いた僕らのつく嘘みたく


 ....
漠然と自問自答が煮詰まれば頭がなぞるチェーンステッチ

ひとりでは出せない答え 明け方に鳥はどうして西へゆくのか
どうも気に食わない奴のような気がして

嫌味の1つも言ってやりたくなる奴で

いちいち突っかかってくる奴で

会った日は一日不愉快で

どこにでもある平凡な顔で

むしろ「ええぇ〜 ....
壁に沿って進んでいるだけの
ような気がしたら
とりわけ 星ふる夜に
重いものを ひきずって
あるくのは やめてみましょう
真夜中のテレビに大した意味はない
唯一人が寂しいから
音が欲しいだけ

       ザーッ
ザーッ
         ザーッ
          ザー ....
大きな街のお空には 
本当の空は無いと言うのに
太陽が高く射す昼休み
呼吸をふーーと吐き出して
皆が窓を開けた
深呼吸する時間 一斉に


大きな街のお空には
化学記号が飛んでい ....
正月に日本酒を飲みながら詩を書いていたら
火曜日に詩を教えているキムからskymailがきた


「幹さんやばいっす、オレ犯罪犯しちゃいそうです」
『ちゃんと詳しく説明してミソ』
「ちんこ ....
紅い花が落ちました
ゆっくりゆっくりと

白紙の様な白雪の上へ
音もなくゆっくりと

踏み潰されて行きました
くしゃりと小さな音を立てながら

黒ずんだ足跡に染まった紅は白紙に埋まり ....
空が飛んでいる
空が飛んでいるので全ての羽が浮上する
見つめることはいつだって透きとおる
見下ろせば ものの在りかはかなしい

重力の堆積が歴史で出来ているなら
ぼくらの言葉は足跡のように ....
その昔
刑場へ向かう道程で咎人はこの橋の上に立ち
己の最期の姿を川面に映したと云う


インチキな占い師に
「貴女の前世は罪人でした」
と 言われて以来占いはやめた

この善良な ....
パンパカパーン

重大発表決定!
バカ男の考案した幻の獣についてしゃべっちゃいます

頭はシマウマ!おおっ!

身体はペンギン!ステキ!

右のハサミはカニ!
左のハサミは ....
いつのことでしたか
忘れてしまいましたが
絶句したその無言の先に
あの日がちらついていたのは、確かです

日溜りの微笑む
静けさのなか
涙は花ひそめ
無表情に泣いていました
それはか ....
朝晴レ昼晴レのち曇ル。
晴レレのル?。






ほーら。
カミナリさんだよ。
いちにの、
さんだぁーあ。


「むぅぅぅーん。」
あらあなた、 ....
未来に向かい、
書き残しておこう。

わたしが、
まだ。

音楽に対し、
純粋な今のうちに。

やがて時が経てば、
忘れてしまう。

こんな感情など。
 ....
ふたりは出会う
雛連れの野鴨憩う山郷の水面は茜に染まり
 

  ほら手をつなご
  これから暫くふたりして
  同じ水脈を流れ行くのだから


ふたりのささ舟は
透き通る冬の気象 ....
(下記の文章中には話の流れ上、性的な表現が多数含まれます。18歳未満の方はご遠慮頂いた方がいいかもしれません。)

 今から15年も前の話である。
 私はその頃、大阪の堺市にある大病院の研修医を ....
{ルビ烏=からす}と{ルビ鳩=はと}は向き合い
静止したまま じっと {ルビ睨=にら}み合っていた

空から舞い降りた一羽の白鳥
両者の間に立ち{ルビ嘴=くちばし}を天に向け
広げた翼はそれ ....
ふるるさんのおすすめリスト(5755)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
方舟の海- 小池房枝短歌6*06-1-31
elephant- 本木はじ ...短歌906-1-31
「_夜躍。_」- PULL.自由詩6*06-1-31
殴る殴る殴る殴る- 一代 歩短歌3*06-1-31
おっぱい- いとう未詩・独白8*06-1-30
「_ひとつふたつ。_」- PULL.自由詩13*06-1-30
東京- 落合朱美自由詩32*06-1-30
つぶやく_熱- 砂木自由詩6*06-1-29
本日モ晴天なり- umineko自由詩13*06-1-29
たぶん_そう・・・。- 十六夜短歌106-1-29
冬と色- 木立 悟俳句706-1-28
楓(かえで)- こしごえ自由詩10*06-1-28
ふゆ_の_きてき- 砂木自由詩11*06-1-27
短歌を書くときは書くことの十倍の文字を考えている- ピッピ短歌1306-1-27
こたえ- 一代 歩短歌8+*06-1-27
はじまり- さち自由詩7*06-1-25
そろもん(処方箋の話)- みつべえ自由詩406-1-24
真夜中のテレビ- ala自由詩406-1-24
懐かしの詩- 千月 話 ...自由詩15*06-1-23
金(キム)- 馬野ミキ自由詩90+*06-1-22
椿- ala自由詩206-1-21
鳥瞰図- tonpekep自由詩29*06-1-21
面影橋- 落合朱美自由詩20*06-1-21
幻の獣- バカ男自由詩4*06-1-21
忘れ花- こしごえ自由詩30*06-1-20
「_阿呆句。_-_阿レレのホ。_-_」- PULL.俳句1*06-1-20
「_みゅーじっく・らいふ。_-_その、いち。_-_」- PULL.散文(批評 ...17*06-1-19
冬空の輪舞曲- 恋月 ぴ ...自由詩29*06-1-18
セックスボランティア(R18)- 宮前のん散文(批評 ...53+*06-1-18
翼を広げた白鳥- 服部 剛自由詩7*06-1-17

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