あめあがりの

まちはしっとりして

やさしい

のうたんが

ひろがっていた

きみはときおり

みずたまりに

ぱしゃん、としずくを

はじけさせて

 ....
冬と春の間に

何がある

俺の場合

別れがあった

忘れられないと

男を追う女

忘れられないと

女につきまとう男

そう

忘れるのは難しいぜ

気付 ....
式に歌う最後の曲は
嬉しさと寂しさで
下手くそになるね

仰々しく受け取った
証書もただの紙切れかもね

これっきりの帰り道
証書の筒を振り回して
今まで
たいして好きでもなかった ....
黄色
ただ一面の
春混じりの風に揺れ
さらさらと


ぱっと明るくなったようなその中に
ぽつんと一人立ってみると

どこが始まりでどこが終わりで
なにが理由でなにが結果で
それば ....
その目は空を見つめるばかり
見えない何かに追い詰められ
見えない何かを常に恐れてる
{ルビ孫娘=わたし}の声も届いているのかいないのか
間違いなく{ルビ嫁=かあさん}の声はもう届かない

 ....
―夢々語るまいぞ 天下のことは
   しばし女房の膝枕― 98・7・3 星幸一

薄暗いカラオケクラブの片隅に陣取って
五十六歳役職定年を迎える星がいて
箸袋の裏側に書き綴った辞世の ....
いま全てを弔うために
一つの歌が降りてくる
それは風にのって柔らかく
全ては安心して死んで良い


そして私は一粒の悲しみを
小さな微笑と淡い幸せとを
火にかけて燃やすだろう
遺され ....
うでを くむより てをつなぐほうが
すきな あなたは きょうも
わたしの みぎてを とった
あなたのての あたたかさが
どれだけ わたしを しあわせにしたしらないでしょう

うでを くむよ ....
ハロー、ハロー
周波数はあっているか、こちらはDJ
十三年ぶりに新種のサンショウウオが発見されたそうだよ、皆さん
サンショウウオが好きなDJとしては久しぶりに嬉しいニュースだ
寒い日が続く ....
 
知られたい秘密だってある
けれど口を一の字に結んで
茶封筒と共謀し
あの人の妻 の
手元をすりぬける

キッチンのテーブルでは
ブティックのダイレクトメールが
あの人の妻 に
 ....
細かい雨が明るい空から降っていた
私はそれを両手ですくい取ってみた


今この掌の上の雨粒も
毎日私から湧き出す想いも
どこか遠いところに染み込んで
いつかはまた私の前に辿り着くのだろう ....
春の嵐みたいな日

俺は出かける

黒い薄手のセーター

黒いジーンズ

黒い帽子

俺が

どうでもいいような所で

迷っている間に

季節は変ろうとしている

 ....
なんだよ!
よりによって俺に向かって「頑張れ!」とは、どういう了見なんだ
何様のつもりだ
いいか、俺はだな「頑張れ僕滅サークル」の会長だぞ
まだサークルだけどそのうち法人化するつもりだ、悪いか ....
生きる為に仕事をして

感性の為に夕月は昇る

三日前の事で酒場へ行き

癒しの為に焼酎を飲む

三年前の事を思い出し

五年前の事でもっと飲み

今の為に歌は流れ

三日 ....
牛が生まれる
大騒ぎしているのは人間ばかりで
牛は慣れたもの
これで五度目のお産だ

まだちいさいわたしは
目をみひらいている

子牛は逆子で
おじさんは苦労している
どうやったも ....
あなたが死んだら
私も死んでしまう


そうなのかもしれない
よく 聞く台詞だし


でもね

あなたが死んでも
私は 
なんとしても
強く生き抜くわ

それぐらいの覚悟 ....
                       きゃらめる 5

  よる

  1

なにもみえない
から
こわいんじゃない
なにもみえる
はずがない
から
こわいんだ
 ....
真夜中でも

僕のところに来ていいよ

僕は待ってるから

君は寂しがり屋で

毎日

いろんな付き合いがある

買い物 食事 カラオケ

それでも

君の寂しさは癒え ....
水色の海に
浮かぶ綿菓子
幼い頃は食べられると思っていた

でも 今は
そんな素直な考えはなくて
どうせ水蒸気の固まりで
甘くもないただ浮いているだけの
手でつかめない不思議な綿

 ....
気がついて ここはどこだと ふきのとう きらめく空に 大きくのびして 世の中が思うようにならない
のは 今始ったことではない
あと三カ月だなと呟いて
自分自身すらよく判らない

続けたいのに仕事がないヒト
辞めたいのにちょっくらちょいと
辞めさせてもらえな ....
シャツとセーターを
いっぺんに エイッ と脱ぎ捨てるように

思い切って
まだ冷たい風の中に
私をさらしたら

その勢いに 驚いて
くよくよする私も
ピョンッと飛び跳ねるかもしれない ....
畳 の 上
裸足

ふち に 添って
一匹 の 蛇

明るい ささやき の内で
頭 を もたげる 闇

草薮 から 訪れた
赤い 口

切り そろえた ばかりの 爪に
 ....
凍えるようなフランスパンに
アプリコットジャムの毛布
パチパチと弾ける
ガーリックバターのシャッポ
クリームスープに浸しては 寒さを癒した
季節

家庭教師の家には いつも
ライ麦パン ....
列車に乗り
外からの赤いランプが
暗い寝台を照らせば
望郷の始まり

そのまま眠りに入って・・・

朝になって乗り換えをして一時間
その後バスに乗り30分
そしてバス停を降りれば
 ....
「ダイヤブロック制作カイ」

  http://www.geocities.co.jp/Milano-Killer/4780/


イカしたサイトです。
詩とはなんの関係もありませんが ....
今日も朝から
洗濯機が大声で歌っている
オペラのつもりのようだけど
音痴で
しかも、時々声が裏がえる
近所迷惑だからやめてくれと言っても
聞く耳をもたない

ありったけの洗濯物を押 ....
顔さえも見えない人を追っていた

実家に帰る電車の中

目は姿を探していた

その他は付け合せのマッシュポテトみたいに味気ない

次元の違うホームを見る

誰かを探している

 ....
春がきて 天馬のかたわら うたう声
          あなたは散るもの あなたは咲くもの


舞う応え 飛び去る天馬 葉の光
          散るものたちよ 咲くものたちよ
 ....
 
  腹減ったから
  なんか 食おうぜ


って
入ったところは
今どき珍しい
換気扇が壁にひとつ付いてるだけの
けむけむの
もくもくで


ねぇ
さんにんで会うときは ....
ふるるさんのおすすめリスト(5744)
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