ちいちゃな芽をぶつぶつと
たくさん出してた 春

嫁いだのに
お前の担当だなどと
親に 言われ

私に 実を選られた 桃

収穫の時を迎え
みためにも 柔らかく 香ばしい

台 ....
リリイは寝そべって
太陽を見ていました





   暑
   い
   夏
   の
   日





           (でも平べったくないよ?) ....
ショーウィンドウに陳列されている
マシンガンの前にくると
少女はいつも立ち止まり
その色や形に
うっとりする

名前も聞いたことのない国で
戦いが始まった
と、今朝ニュースで言 ....
電車のドアにもたれて

景色を見るのが好き

ジャストタイミング




ウンコをしてる犬と目が合った

バツの悪そうな顔が小さくなる




今日も一日

良い日 ....
今、自分の中で大流行してます。
自分の名前でも面白いし、芸能人でも面白い!
ぜひぜひどうぞ☆

http://ikinari.pinky.ne.jp/
さんぽのとちゅう
とてもきれいなびんをひろったので
もってかえって
まどべにかざった
なんだかものたりないので
もやもやしていたきもちをつめこんでみると
ゆうがたには
びんのなかでと ....
あの人の好きな牛乳羹を持っていくことにしました
手作りを重宝するあの人のことですから
わたしの選択肢としては何よりも手作りが一番だったのですが
朝から冷蔵庫の調子が悪いようで程よく牛乳が手に入り ....
朝靄の中
頼りない影を引いて
配達夫は世界の悲報を配るのに忙しい
昨日のキスは二人しか知らないこと

ベットに傾けようとしたとき
「今夜はいや。」と云った君の
声の湿度は僕の鼓膜しか知ら ....
ミネラルウォーターに沈む電球らで
ボトルの中の水面はゆるい光を着込むと
洛陽に染まる
儚い海で
椅子も防波堤になって追想します

波〜オレンジに騒いで
     配線コードも〜鯰〜

 ....
罪の森きみの手を取り「逃げよう」と言った途端に僕も罪人


森のなか追いかけごっこふたりして迷い込んだねもうひとつの森


瓶詰めの蝶を埋めます木の根元「飛び立つものはすべて埋めます」
 ....
  からからと

  蝉は

  姿を消してゆく

  夜のおわりに

 ぽとり

 落つく

 砂浜に

 ひかる

 素肌のにぎわいが

 白くつめたい

 ....
夜の海で眠る
夜は海だ

ゆらゆら揺れる波の上で
何度も投げ出され
海に飲み込まれる
人は
ほんとうは誰もいない
というかわたしもいない

わたしは小さなばらばらになる
隙間に水 ....
  のぼろなかば
  よる
  よろけ
  ねじれた頭に
  語りなる
  沼がある
  鳥から上げ
  蛙と呼ばれ
  沼はさい
  脳のなかを
  這いまわ 
      る ....
虹を ばらばら に します
少し きららん を ふって

指の隙間から 消えていこうとした
お祭 の 花火 で 

かりん かりん 
心持ち 軽く いためます

虹は い ....
キュウリが!キュウリが!キュウリが!
本来の使い道とは違う方法で使用されているではないか!

このキュウリは食卓に上るのか!
キュウリ農家のがんばりは無駄になるのか!

などと考えている夜 ....
骨は透明にならない
あかりがほしい
培養されるあまい箱が
朝焼けにとけ
からだがいなくなる
そんな日のため
骨を磨いて
手をあらって
近くにいても
遠くにいても
あるなら
 ....
みず の たま
くわえた くち

さえずる
ささやき

とおれない きのう は
おっこちたよ 

まぶしい
あさ
おさないたましいが
いつまでも浮かんでいた とき
すべてが凪いでいた
まっさらな夏の日


あさい角度でそそがれる
いまにも壊れそうな
まひるのほしのひかりが
あたためすぎた布団から ....
                  「メリーゴーラウンド」 4

  数学

わたしがまだ小さかったころ
という表現は
何歳くらいを示すのだろう

白板にマジックペンで数式をならべる
 ....
盆休みだ。何して遊ぼう。
そうだ、かきものでもしよう。 「注1」
かきもの?
うーん、いい響きだ。もう一回いってみよう。
「かきものでもしよう」
うーん、すばらしいっ。
貧しくても虚栄心だ ....
蜜 蜂 や 甘 い 寝 床 は ど こ に あ る


茶 の 花 の 語 ら ぬ こ と を 飲 む ば か り


両 足 が 棒 の よ う だ と 案 山 子 か な


赤 ....
翳りはじめた葉の陰でねむる日の
腕をのばし
触れた輪郭を
最初のものとして、覚えておこう

たゆたう
まだ眼をあけてはいけない
つたい流れてくる感触は、にぶい冷たさにふるえ
昨夜、飲み ....
結婚したてのころ
奥さんがバスンバスン布団を叩く音を聞いて
親のかたきじゃないんだから何もそんなにまで
なんて思ったけど
十年目に
「布団は親のかたきなの」
衝撃の告白
親のかたきに ....
蜘蛛みでだべ、
あたしの白ぇむなもと、に、


まだ恋してらった。
蝶みでによ、
からまってらった。



もういねえのによ
そこに蜘蛛だば、


んだはんて、

こうやって
ひとりでねらんだ。
なんか
ごみばこにいっぱいだよ
これ、
ティッシュ


でも、か だから、か
さっきから、ねえ
手も
つながないのねえ


もしかして
これって
きみなりの
誠意

 ....
夕暮れに花を選べばひまわりが遠いどこかでうなだれている


草むらの茂みに隠れ咲いた花ひとりの兵士 目は閉じたまま


ゆっくりと開いてゆくの花びらがだからわたしは滅んでゆくの


 ....
敷かれて行く なごり葉
ほつれた 眼線 が吹く

いつとも いわない 
いつかも しれない

点けられた なつ 

すすき の 香り に
消されてく

十重 の 隙間 に
刷か ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう


ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと


それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う

 ....
ミルクと砂糖がないと駄目なんだって
そこそこに君が吹いた嘘と虚勢に
僕は今もつまずきながらです




そのノドボトケに白百合の花
ただ愛しい愛しい ....
屋上にスカート揺れてあとは空ばかりが残ってしまう学校


渡される廊下で後ろ振り返るきみによく似た少女が今も


出来すぎた出会いに怖れ隠せない手を繋ぐだけ見つめあうだけ


影追っ ....
ふるるさんのおすすめリスト(5744)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くる- 砂木自由詩13*04-8-30
交差点のリリイ- いとう未詩・独白1004-8-30
マシンガン・ストリートの少女- たもつ自由詩1504-8-29
ジャストタイミング- 木葉 揺未詩・独白9*04-8-29
いきなり次回予告- 有邑空玖おすすめリ ...5*04-8-28
とうめいなきもち- アンテ自由詩6*04-8-28
地図夜- たもつ自由詩7*04-8-27
朝刊- 窪ワタル自由詩18*04-8-27
ボトル海- 湾鶴自由詩404-8-27
瓶詰めの森- 本木はじ ...短歌1604-8-26
からから- 折釘短歌304-8-26
夜の海で- チアーヌ自由詩504-8-23
めろでぃ- 高橋正英自由詩404-8-22
おつまみ- 砂木自由詩10*04-8-22
キュウリにハッとした- マスイジ ...自由詩7*04-8-20
まだ透明じゃない- 石川未詩・独白404-8-20
とぶ- 砂木自由詩6*04-8-19
びー玉- 未詩・独白804-8-19
数学- アンテ自由詩10*04-8-19
けふのうた(散文バージョン)- みつべえ散文(批評 ...504-8-18
秋風記- 本木はじ ...俳句804-8-18
この朝、流れゆくものは- キキ自由詩1304-8-18
スイッチ- たもつ自由詩6004-8-17
ひとりね- フユナ携帯写真+ ...8*04-8-17
ゆるり- みい未詩・独白10*04-8-16
INNERGARDEN- 本木はじ ...短歌1104-8-15
夏絵- 砂木自由詩8*04-8-15
はしょる、はやさ- みい未詩・独白47*04-8-15
チョコナッツコーン- フユナ未詩・独白504-8-14
DOWNMEMORYLANE- 本木はじ ...短歌11*04-8-13

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