すべてのおすすめ
しめやかであざらかな夜
かさぶたのようなくちびるを噛みしめる
暗い空のどこかから
豚の悲鳴がきこえてくる
月はすっかり遠く小さくなって
満月だというのに私の庭は暗い
でも私は知っている
....
最近嵩麻呂さんの携帯写真+詩に「これはクローバーじゃなくてカタバミです」とコメントをつけた。四つ葉のクローバーが出てくる詩は悪くなかったと思うけど、写真に写ってるのは確かにカタバミだった。クローバーで ....
自己欺瞞でも嘘でもアホでもうんこでもいいのである。はっきりいや不幸のどんぞこでもいいのだ。なんでもけっこう。鬱病失業借金に加えて、特定疾患の難病に逮捕、なんでもきやがれ(って正直なところ私にはその全部 ....
まだぎらつきはしないけれど
充分に
強烈な熱を発散しはじめている
五月の太陽
日暮れがきて
それはすこしだけかげりはじめて
万緑は
急速に輝きを失ってゆく
気温が下がる
夜の ....
{画像=070219164910.gif}
『春にして君を離れ』
http://www.amazon.co.jp/dp/4151300813/gendaishiforu-22/
シェイクスピアのソネットからそのタイトルをとったこの小説は ....
これだけ名指しされたらレス嫌いの私ですらレスせざるを得ないなと思い、仲仲治さんの散文を古いのから連続して読んだ。必死に読んだ。しかし半分も意味がわからない。私があほーなのか、それとも書き手の仲仲治さん ....
9号室のミズノさんの指は、
ときどき奇妙に震える。
登山中の滑落事故で全身麻痺、
凍傷に損なわれた右手は人差し指だけを残して。
そのまま数十年を経て皺んだ指、
その指が何かを書いてるよう ....
もしかしたら「私は詩人ではない」とおっしゃる方もおられましょうから、「詩人かもしれない」と書きました。詩人でも、詩人でなくてもどっちでもいいんですけどね。そんなの単なる言葉ですから。詩だかなんだかよく ....
本ばかり読んでいて勉強というものをまるでしなかったので、学校の成績は芳しくなかった。テストの成績は悪くなく、進学校にも行けないことはない、と言われたのだけれど、いかにせん、遅刻と欠席の回数が多すぎ、 ....
明るい朝の日差しのなかで。
痙攣する手が手渡そうとする綿毛のたんぽぽ。
飛び立ってゆく綿毛、綿毛、
白いこどもたち。
白いのは綿毛ではなく世界ではなく私の視界でありより正しく言うならば ....
考えてみたら・・・オレオレ率と吟醸度は相反するものなのかもしれず、オレオレ率と吟醸度をともに低くするなんてすごく難しいんではないか。実作者はオレオレ率がひじょーに高くてもかまわないと思うし、逆に純読者 ....
髪の乱れを気になさるな。
血濡れた衣も気になさるな。
そなたは美しゅうござります。
この身はすでに腐り果て
ところどころに穴ひらき
覗く腐肉に蛆が這い。
しかあれど
まなこはかっと見 ....
我輩は狛犬である。
うん。
口元はきりりと締まっているのである。
うん。
だらしなく口あけた相棒とは違うのである。
うん。
だが百年に一度くらい口あけて吠えたいのである。
うん。
....
「念力俳句」をエキサイトテキスト翻訳で日→英→日翻訳したものです。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=30897
1. 念力
それは変の念力のYuk ....
ポエムとマンガは非常に密接なつながりを持っているので、私の視点なんぞ、慧眼というほどすごいものじゃあありません。でも、ポエムに親しまなかった読者がここを見ていらっしゃるかも知れず、そうした方には「ポエ ....
ここまで書いたことと矛盾するようですが、「詩がわかる/わからない」に関しての私の結論は、「詩の意味なんてわかんなくてもいいやんけ」という無責任なものです。一般読者が詩を「わかる」必要は全くなくて、その ....
私の詩(「ポエム」と銘打っていない詩)は、よくわかりにくいと言われます。詩の世界のひとが言うのではなく、詩の世界のそとのひと――私の友人や同僚――がよくそう言います。何がわからないのかと訊ねると、言葉 ....
本論にうつる前に、まず文章についての私の考え方の一端を述べたいと思います。私は、たいていの主題はわかりやすい文章で書くことができると考え、わかりにくい文章に出くわしたら、執筆者の腕が悪いのではないかと ....
小鳥たちの声で目覚める山小屋
まだ春は浅く
遠い山々は冠雪している
あなたは今日も野鳥保護のために
でかけるという
朝の食卓には
熱いコーヒーとトースト
そして朝露に濡れた ....
もしかしたら私はFtMかもしれないと深刻に考えていた時期があった(当時FtMという言葉は一般的でなかった。私もそのころはこの言葉を知らなかった。知らなかったけれど悩みは深刻だった。FtMの意味がわかん ....
「いるかのすいとう」船乗りさん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=24102
***
この奇妙にやさしい言葉づかいの詩について書くとき、がちが ....
いつものナレーションから。この文章には、『スター・レッド』のネタバレが含まれている。批評というものはネタバレなしには不可能というのが私の持論、この持論に不満がある人はここから先を読まないように。
....
はじめにお断りしておく。この文章には、『スター・レッド』のネタバレが含まれている。結末がわかってしまったら物語を楽しめないと思う人は、ここから先を読まないように。もっとも題材が萩尾望都なのだから、結末 ....
まずはURL、
チアーヌさんの書いた詩「かわいい匂い」は下のリンクから読める。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=20788
それからお断り、私の ....
私は素手で土を掘った
逆さ剥けから血がにじんだ
さらに掘り進むと爪が剥がれた
赤土は血を吸いながら悦んで湯気をあげた
肥ってはいるけれどゆがんだ芋虫が
私の掘った穴から這い出し ....
駅のホームに
オクラがひとつ
おはなしは
あなたが考えて
(夜勤前に愛野駅にて)
批評だ批評だ批評が必要だとネットで吠え続けて、おそらく数年になる。私自身は、地方同人詩誌での合評会や蘭の会内部でのわずかな批評と、詩集そのものに対するいくつかの批評をのぞき、自分の作品に長文の批評をネ ....
家にある薬箱のなかの服用薬を全部飲んでしまったことがある。19のときだ。頭痛薬からキャベジンから風邪薬から、とにかく服用薬は全部飲んだが、水虫の薬など外用薬は飲まなかった。死にたくはなかったのだと、思 ....
本当のことを言いましょうか。たまには、ね。
私が本当の本当に愛しているものは、ひとつの作品ではなく、ひとりの詩人ではなく、私自身ですらなく、詩そのもの。私という小さな詩人と、私という小さな詩人が ....
ふるるさんの佐々宝砂さんおすすめリスト
(37)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
待つ
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佐々宝砂
自由詩
6*
08-9-12
おせっかいおばさん(親指1000字エッセイ)
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佐々宝砂
散文(批評 ...
7+*
07-5-20
この際なんでも面白がれ!あるいはパレアナ症候群
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
8+*
07-5-19
椎
-
佐々宝砂
自由詩
7+*
07-5-5
上下左右
-
佐々宝砂
自由詩
20*
07-2-19
■批評祭参加作品■_Poor_little_Joan!または ...
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10*
07-1-4
ツッコミキャラは耐えまくる。−仲仲治さんに
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4
06-12-21
Michaelが来る
-
佐々宝砂
自由詩
9*
06-12-19
繊細で心優しい、詩人かもしれないみなさんへ
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10+*
06-12-19
異形の詩歴書_高校編その1
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4
06-4-18
震顫
-
佐々宝砂
自由詩
14
06-4-15
オレオレ率と吟醸度
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
20*
05-7-28
小塚原道行
-
佐々宝砂
自由詩
13*
05-7-28
あうんのうんのつぶやき
-
佐々宝砂
携帯写真+ ...
9
05-5-15
念力俳句_日→英→日
-
佐々宝砂
未詩・独白
2
05-4-16
ポエム派宣言4「ポエムの歴史」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
11+
05-1-17
ポエム派宣言3「ポエム進化形」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10
05-1-17
ポエム派宣言2「わからないから○○」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
7
05-1-17
ポエム派宣言1「詩のわかりにくさ」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
19*
05-1-16
絵に描いたような朝
-
佐々宝砂
自由詩
1
05-1-4
『万物理論』とsex
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
6*
04-12-22
【批評祭参加作品】いるかのようにかわいそうなわたし
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
14*
04-12-16
萩尾望都私論その8_私の赤い星4「生むヨダカ」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
3*
04-12-12
_萩尾望都私論その7_私の赤い星3「生めないクロバ」
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佐々宝砂
散文(批評 ...
4
04-12-11
チアーヌさん「かわいい匂い」に関する私見
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
31*
04-10-27
赤土の唄
-
佐々宝砂
自由詩
11
04-10-26
おはなし
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佐々宝砂
携帯写真+ ...
21
04-9-30
やりたいことがあるんです
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
30+*
04-5-20
自己を愛するための
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
14
04-5-18
危険な話
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
10
04-5-13
1
2
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