短い文章を書いてみる。時間も遅いしなったけ速攻で書いてみることにする。
所用で、久しぶりに都心に出た。すると、アレンジメントやコールドフラワーだらけの小洒落た花屋に昔ながらの七夕飾り。笹には既にいく ....
花体にもさくら{ルビ一片=ひとひら}にもさくら

一人にもさくら大勢にもさくら

木末にもさくら手のひらにもさくら

都会にもさくら陸奥にもさくら

野山にもさくら街ごとにもさくら
 ....
小さい頃ボロボロの毛布をいつも持ち歩いていた

名前はぷーぷーちゃん、と言った

幼稚園に行く時もお出かけする時もいつも一緒だった

小学校に上がる時

「もうおかしいからね? ....
雛は鳴いて 朝露流れる 雲白く
つたのからまる古木 陽が射し
巣穴からのぞく 黄緑の小鳥

アイビーの葉陰をすりぬけ
近くの木にとまる
尾をうちふり チチチッ

おはよう ナギ

 ....
台所の窓から見える
枝を切り落とされツタだらけになった
古く太い木に 小鳥が住み着いた
ツタのカーテンは巣穴を塞いで
子を守りやすいのか
ツタの中に入ってゆく
朝ご飯の支度をしながら ちら ....
瞑ればおちる 喉元の声
ずく で 散り急いだ未明
知られる事は 色づいてからでいい

浮いた草がひろげる風の扉
顔を覗かせては
あわててもどる 七色の瞳

危険な冒険の途中なの
それ ....
靴屋でスニーカーを試着していた
少し小さかったので
もう少し大きいサイズはありませんかと店員に尋ねると
少し大きいサイズの男の人を連れてきた
いかがですかと聞く店員に
ちょうどピ ....
やっと時代がお前に追いついたな と
いなり寿司を食べながら旦那が言った

味がついていて パックに入ったまま
温めて ご飯をつめれば出来上がり

便利なものがあったよと 
嬉々として食卓 ....
私はもうすっかり
おかしな人になって
それからずいぶんになる
何しろいろいろあったり
あるいはなかったりしたのだから
無理もない
夜中に煙草が切れた
もういまやこれだけで
おかしな人と ....
みえないところで 
さみしそうにみえること
みえないところで
さみしそうにきこえること
わたしをうつしているのかな
わたしはおなじくらいさみしいのかな
しゅんとなるわけではないけど

 ....
町では桜も散り 山すその我が家までの
道沿いに見える畑には 林檎や梨の花が咲き
雪溶けの遅かったこの地にも 緑の季節が流れ始めた

除雪機で雪をとばし なんとか建てたビニールハウスでも
稲の ....
くらやみを大きな箱でまっすぐ
ぐねぐねと 山越え
べっどたうん に 帰る
疲れた背中たちをみている
眼は うつむき 遠くを見てる
あきらかに この中に明るみはなく
ただ ....
雨を洗う
プラチナの雨
光漬けになってゆくスリジエ
小さく開いた
指を結んで


単純な日々の曲線を
なぞった軌跡
映し出される度に
周りをやわらかくする


ロ ....
通う眼差しに灯せない夜はない
瞑り日 損なわれた約束は
名を変えて ほどけつづける

折り返しみつめた指の先も
ひとつひとよ のばして重ねる
掌のまま さしだしても
届かないものに でも ....
割れて つまづいた障子紙の陽射しに
つけられる風 ことり ごとり 

削りこまれた細工 ひろがる窓の内
ビンの底のガラス 集めた昼の鼓膜

ホコリ マ ミレ
柱の影絵に 散らかっていく
 ....
 バンペイユという果物がある。確か晩白柚と書いたと思う。最近ではスーパーでも売られている。要はでっかいザボンである。因みにザボンはでっかい蜜柑で、つまりはザボン、バンペイユともに柑橘である。食する機会 .... 帰り道 いつも通る住宅街の
薄暗い側溝の上に
夜が血まみれになって横たわっていた
誰かに捨てられたのか この世の
仕組みから外れて落下してしまったのか
夜はその黒い身体のところどころに
赤 ....
映画本編の内容には一切触れないDVDコレクターの戯言なので、興味のない方は読まなくていいです。

* * *

今年に入ってからデヴィッド・リンチ監督作品が立て続けにブルーレイ化され、ファン ....
デートの日 興奮してて 朝目覚め

良いことも ストレスになり 疲れはて

机買い 家中箱で ごっちゃごちゃ
花びらたちが役目を終えてきみへと流れ出す
きみから涙は出ないのに
あしもとには戻らないため息の砂塵がしみ込んで
希望が小さい竜巻のよう わたげのよう
くるりくるりのてーま 

空けた球体の ....
彼岸桜優しげに咲く此岸かな

野に遊ぶさも値段高そうな猫

イヌノフグリ閉じてぽろんと今日でおしまい
 
産卵を済ませて二度寝のヒキガエル

コーヒーの記憶 取っ手のとれたミル
 
 ....
げっそりと白豚になれ四月馬鹿

入学にいくらかかるの払えない

シクラメン泪を落とす場所がない

治聾酒が心の穴から漏れている

若草をサンドウェッジで根こそぎ

朝きても生きる意 ....
「お世辞」


お世辞を言うのは
下手ではない
お世辞を言われるのが
下手なのだ

流れ落ちるほど
ユルユルに頬を緩ませて
頭の上に八分音符を
乗せてりゃいいものを

野 ....
南へ向かう鳥達が
薄色の空に溶けて行った

きみは衣装棚から
厚い上着を出してきて
胸元に飾った小さな憧れを
そっと隠した

子犬が地層の匂いを嗅いでいる
鳥の化石に恋をしたんだ
 ....
天を咲いてる わたし見る限りの空


類まれなる人類、月から帰る


抵抗忘れ、ここは真っ白い桜さくら


爽快はあるときの君春の空


いのちわたしはいまそれを知るこども
 ....
仲直りの握手をしようと右手をだすと
喧嘩してないけどと 夫も手をのばす
二時間飲み放題に行って
飲めるだけ飲んで来て吐いて
なんにもならないじゃないかと大喧嘩
のはずだったが 記憶がないらし ....
巡り来る日々と
ぼくらの幼い憧れとの隙間から
木洩れ日のように降り注ぐ光

聴こえて来るだろう?
光の後ろ側の国から
あの/弾む息が
リズミカルなステップが/

国境線で
少女 ....
ころころ丸い石でした
玉砂利敷いた浜でした
黒い巌が砕かれて
波に洗われあやされて
碁石のようになりました

不思議と荒れた海でした
静かではない沖でした
けれども船が穴通
する時だ ....
宇宙ぐらい叩き割ってやんよ!   #poem24



星々が金魚の餌に春宇宙   #poem24 #jhaiku #haiku

駅前の宇宙漂う螢烏賊    #poem24 #jha ....
もう何年も昔のことで、そのために遠い背後に過ぎ去っ
てしまったように思えるのだが、それでも時おりこうし
て思い返してしまわざるをえないほどに、いまでもそれ
は私のすぐ隣にある。あの時、私は事実に ....
ふるるさんのおすすめリスト(5744)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
短い文章、久しぶりに。- 小池房枝散文(批評 ...512-6-28
さくらさくら- 小池房枝俳句4*12-6-5
ぷーぷーちゃん- 永乃ゆち自由詩8+*12-6-4
ヒキナギ乞う唄- 砂木自由詩22+*12-6-3
ナギの唄- 砂木自由詩13*12-5-27
虹夢繭花- 砂木自由詩14*12-5-23
金環日蝕- 小川 葉自由詩212-5-22
す_のもの- 砂木自由詩10*12-5-17
おかしな人- 岡部淳太 ...自由詩912-5-14
みさみさわわし- 唐草フウ自由詩13*12-5-12
雪と木蓮- 砂木自由詩21+*12-5-12
見ていた星- 唐草フウ自由詩13*12-5-10
4月29日- エスカル ...自由詩7*12-5-4
咲きゆく- 砂木自由詩10*12-5-4
マ_ミレ_ル_メ- 砂木自由詩20*12-4-29
久しぶりに短い文章。- 小池房枝散文(批評 ...612-4-26
血まみれの夜- 岡部淳太 ...自由詩6*12-4-24
ワイルド・アット・ハート_[Blu-ray&DVD]- 古月散文(批評 ...3*12-4-22
嬉しかな- ペポパン ...川柳5*12-4-15
春のテーマ- 唐草フウ自由詩14*12-4-12
三月のマーチ- 小池房枝俳句7*12-4-8
春の闇- 北大路京 ...俳句20*12-4-8
刹那的発泡詩_<_1_>- nonya自由詩26*12-4-7
晩秋- 壮佑自由詩32*12-4-5
春の住人- kawa川柳212-4-1
おはたし- 砂木自由詩12*12-4-1
あおい国_2- 壮佑自由詩26*12-3-29
碁石海岸と穴通船の歌- 小池房枝自由詩612-3-29
#poem24_宇宙水槽- 北大路京 ...自由詩24*12-3-26
事実- 岡部淳太 ...自由詩412-3-26

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