わたしのすきな
みっちゃんは
ぼくはとうさまのおはなやさんをつぎます。

ようちえん

しょうてんがい

しんせきたちのつどい
でも
ゆっていますが
いつも
うそのめをし ....
北風が かたく きつく しめつけてしまえば
少しは私も落ち着くだろう
冬の空から放たれる薄い陽射しの中で
動かない空を見つめていた

冬の空には何かがある
いじらしく思わせる何かがある
 ....
むかし読んだ本のことを
ふっとおもいだした
外国のある家族のはなしなんだけど
みんな関西弁で
もうちょっとちがう風にかけば
大草原の小さな家みたいな
おはなしなのに
みんな関西弁で
お ....
砂漠へ行きます
では
私の写真ではなく
水を持っていってください水を

これからは いえ昔から
これからも
私たちは ひとりです

むこうは暑いそうなので
手に汗をかいて
指輪を ....
散文でもいいのよね、ここは。
日記の冒頭文を抜粋して羅列して落ち込もうという試み。
淡々といくよ。ダメだしは受け付けないよ。


1207

 最近のビックリ☆な出来事といえば、歯がグラ ....
母さん、
ほら、春の風が吹いて

そろそろ僕も
行こうかと思います

春の風は早足で駆け抜け
いつも、僕は一人残されてしまうから
風のすべてが海の向こうに渡る前に

そろそろ行 ....
空がきれいに映った窓の拭き手
命綱に繋ぐ彼が空を拭く手
見上げるのはあんまり小さい
 動かす腕の振り幅

すべての空を拭き終えるには
ビルさえ朽ち残らない

 しずくひとつ零しても
 ....
最初の舞台は私の家の玄関先
(もう三十年も前に植えたという)
ダイダイの木の濃緑の葉に
まんまるな卵が産み付けられたのは
風薫る五月の午後

 うるる。るる。うるる。
 あったかい。
 ....
ましかく な


つち の
少し 上
ころっと

笑ったの

沈む
柔らかい

折り畳まれた


流れる 
朝 
ひ 
もちを食べていたら
中から
ラケット二本と
シャトルが一つでてきた

正月は羽子板だよね
とか言いながら
僕らはいつまでも
バトミントンをし続けた

あの日
何回まで数えるこ ....
き ん い ろ の 睫 を濡らす 天使のうたう歌は

い ろ に はあらわすことができない

ち い さ な 器から漏れる 闇も光も

溢れて溢れるまま か ら っ ぽ になるまで
 ....
ごめんなさい あなたを死なせてしまった

ちいさくて あったかくて やわらかいいきもの

唄もつくった こどもたちも だいすきだった

日々 あなたと過ごすのが きらきらした宝石のように
 ....
顔は 「へ」の字を描き 寒さを静止させ閉じ込めた
氷のような鏡の中 ふるえが はいる
瞳はたれ 口 は きゅっと 結ばれる

中国の草原でうたわれる 恋するおんなのこのうた 
あたまのなか  ....
  感じない掌の上に
  鳴かない鳥が
  人のように瞼を閉じる

  冷たい雨の降る
  コンクリートの上で
  静かに眠りにつく
  戯れるように
  温度を残して  ....
あてもない夜を歩いていると
石門だけが残った丘の門番に出会った
夜も長いので空の話を聞かせてくれ
という ので
十二番目の石から昇る太陽について
ありったけの知っていることを語ってみた
そ ....
エミリー
あなたと最初に出会ったのは羊水の中
あなたは何も言わず
私を蹴って押し出してくれました
あなたはそれっきりそのままで
難産だったと語る母にあなたのことを訊いてみたのです ....
かつて滅びた文明
メソポタミア文明
それが今私の中で蘇る

ホットケーキは石で焼いて
チョコレイトは石で溶かして
ミルクセーキは石で泡立て

「石ばっかりやな」

私とあなたでは意 ....
ぐいっとひっぱる
過去がひっぱる
ぼくをひっぱる

引き戻す
引き戻される
引き戻す

じっとたえて
ぐっとこらえて
ただふんばる

ただふんばる
骨洗いの宿題はたいへんだ
僕は集中力がないから
いつも苦労する

僕のお姉さんは骨洗いが
とても上手だ

姉さんが骨を洗う姿は
とてもきれいで
僕は
自分のお姉さんなのに
変な気 ....
大丈夫、シナチクは食べられるから大丈夫。

大丈夫、海を渡らなくても大丈夫、
溺れるなら、歩いてゆけるから

優しいのは同じで、寂しいのは八分目。
だからいつも同じ髪型でも平気

いつ ....
カーテンを開けると大雨だった

ひどく気が滅入る日曜日だ

さらに気が滅入ることに

カーテンを開けたのは彼女の方で

私は外で立ち尽くしていた
あたらしい
いのちが
うまれてくる
えいえんをゆめみても
おわりはくるけど


かみさまが
きみたちに
くださったのは
けして
くじけない
こころ


さみしくて
しず ....
光が
しめやかに断ち切られ
色が失われていく

すると,
時間も緩やかに
切り刻まれるものらしい

濡れて反射する歩道を走る人の
動作が
ぎこちなくなる

窓の向こうに
音は ....
滑車の前で 光を背に
腕をひろげて 動けずに
崩れ重なる門の残骸
霧を貫く鉄の橋から
したたる滴を聴きつづけていた


霊はいて
雪の地に立ち
応えを受ける
 ....
「お先に失礼します」
の言葉を交わしあう金曜の夜
今週もなんとか無事に働けた自分に
「おつかれさん」と一人つぶやいても いい

自分の肉を
飢えた{ルビ乞食=こじき}に食べさせ ....
雨の日はしずかでいいな
洗濯物が乾かないよ

晴れの日は気持ちが清々するな
日焼けするよ

夕暮れは優しくて
忙しいのに
夜は静かで
ふー、全部いいんだね

と言うから
全部嫌 ....
 Fiorinaさんや原口くんや山田さんの後塵を拝するつもりは全然なかったのだが、たまたま私事が一段落して現代詩フォーラムに来てみたら、みなさま方の力作がありました。
 Fiorinaさんは「批評」 ....
 ☆佐藤惣之助「燃ゆる町」の場合






 この作品は彼の第2詩集「狂へる歌」のなかの1篇です。

 見よ、冬の強い夜明けを
 彼女はとび起きた

 これが出だしの2行。「 ....
  ☆村野四郎「体操詩集」の場合




 次の詩を読み設問に答えなさい。

花のように雲たちの衣裳がひらく/水の反射が/あなたの裸体に縞をつける/あなたは遂に飛びだした/筋肉の翅で/日 ....
よんどころない事情があって
きりんはタクシーに乗ろうとするけれど
長い首がひっかかり
ああしたり、こうしたりしても
乗ることができない

もうどうしようもないから
きりんが運転手のお ....
ふるるさんのおすすめリスト(5744)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しよむすび- かなりや自由詩304-1-4
北風が_かたく_きつく_しめつけてしまえば- 野島せり ...自由詩604-1-3
とうみつパイ- かなりや自由詩404-1-2
独房独居許可局- 山内緋呂 ...自由詩10*04-1-1
淡々と振り返ってみるよ。- 嘉村奈緒散文(批評 ...11*03-12-30
旅立つ- たもつ自由詩1603-12-28
窓ふく人- 折釘自由詩503-12-13
ついの宿りは- 佐々宝砂自由詩503-12-12
笑う_船- 砂木自由詩11*03-12-11
もち- たもつ自由詩12+03-12-11
幻窓より- 池村しお ...自由詩203-12-9
げんきくん- ukiha自由詩1*03-12-8
夏は_めぐる_冬は降る〜こたつでアイスクリームを投げつけあお ...- asako自由詩203-12-7
優しい鳥- つきのい ...自由詩2903-12-7
空の門番- AB(な ...自由詩403-11-28
エミリー・エミリー- いとう自由詩63+03-11-24
メソポタミア- 佐々井自由詩703-11-21
引力- りょう自由詩403-11-20
骨洗いの宿題- k o u j i * ...自由詩1503-11-20
ガールガールガール- k o u j i * ...自由詩14*03-11-16
大雨- たもつ自由詩2603-11-13
あいはにほへと- こん自由詩8*03-11-7
予測できた小雨の中,一杯のコーヒーを求めてさまよう- do_pi_can自由詩103-10-27
滑車の前で- 木立 悟自由詩603-10-27
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「読者」偶像化計画- ななひと散文(批評 ...903-10-22
風のオマージュ_その3- みつべえ散文(批評 ...703-10-17
風のオマージュ_その2- みつべえ散文(批評 ...1703-10-3
きりんタクシー- たもつ自由詩1203-10-3

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