ベランダにある
枯れた花を見る

誰からも忘れられた花を

いつもらったんだろう?
誰にもらった?
自分で買った?

真っ青な空の下
枯れた花のアンバランスさが
妙にあっていて
 ....
スプーンに 乗っている
人待ち指 

のぞきこんでは
大きな眼ばかり

いたずらに
一周させて

どうしても
のみほしてしまいたい
ポーズは

さっき
はじめた
たいないのすべての
あたたかさをもって
たましいは
わたしのからだに
どどまっている

だから
たましいは
あたたかいものに
びんかん

つめたくなった
たましいでさえ
 ....
   昼下がりの午後
   うとうとしながら私は
   かがみのなかの真っ白な牛の夢をみていた
   牛は顔をこちらに向けて立っていた
   弟の絵にそっくりだった 聖なる牛だった ....
光ではないものをずっと見ていた
ゆらめく夜をずっと見ていた
倒れるために在るものばかりが
わたしに向かって近づいてきて
わたしのなかへと消えていった



目の前に
目の前で ....
国籍不明の輸送船がファミリーレストランの奥まった席で座礁した頃
辰巳台東三丁目のバス停に漂着した流れ星は音もなく発光し
あなたはまだ客室乗務員になりたての綺麗な夢の中
僕は無菌室の白 ....
陰影を帯びた岩石の暗い夕刻
雨の降りしきる海辺で
傘をさして立っている
巨大な夜の蛇のようにうねる
真っ黒な海の彼方へと
泳いでゆくきみ
疲れたら、帰っておいで
いつでも どんな ....
                    116時 @ハト通信

めそめそ
やぎがないています
またやってしまったんですか
めそめそ
おてがみなら
きっとまた
とどきますよ
めそめ ....
声に出せなくて
喉に詰まって

その想い
涙になって
あなたの手

ぬぐってくれた 
あなたの手


その想い
溢れる
あなたの手

あなたの手
おっきな 
あな ....
残念でした。もう少しだったんですけどね。ほら、あなたの回答にはひどくムラがあるのです」

市役所が募集した屠殺係の試験に落ちた
受験者はどれくらいいるだろう
市民グランドに学校机が6つ
その ....
褪せた街に似合う青い蛇のようなものが夜、落雷のように足元をするり抜けていった。「早いよ、早いよ」と、遠い声。ネオンの西新宿に降るか降らぬかの小雨に湿り髪の毛のぼくが、古ぼけたコンクリートのビルが濃くす .... 今日は「先入観」について少々・・・

選択というものは 本来 あれこれ考えてするものなのでしょうが 実はそれよりもはるかに多い選択を私たちは無意識のうちに行っているわけです。それを大きく左右する要 ....
立ち込める黒い雲の下で
ずっと穴を掘っている
解体されたぼくらの恋の死体を
埋める為
街は夜の鏡のように静かで
鳥たちはみな盲目の眠りのなか
指は、もはや僕の指ではない
きみと何年もの間 ....
僕 鬼はやらないよ
僕 隠れている方がいい

僕 呼ばれても返事しないし
僕 うまく隠れるもん

「君!お尻が見えてるよ!」

「えっ!ほんと!?」

「みーつけた・・・」

 ....
あまんぢゃく
あの子に くっついて 離れない
あまんぢゃく あの子 と
あんなに仲良く 遊んでるのに・・・
{引用=
北風吹いて突然 真っ暗な空おりてきた 午後
つぶつぶは ひょうひょう ....
交差点で白いす・うどんに呪いをかけている
たくさんのうどん屋の店主
ただひたすらに紙を排出する事務機器の前
笑いすぎて釣り合いがとれなくなった僕の右と左側は
吸い込まれていく 具の ....
それぞれの じんせいには
そのとき きもちにさいた はなを
そだてて ゆくときが あるのだろう

ひつぜんでも ぐうぜんでも
ただ そこにある かんどうが
ぼくらを つきうごかして ....
こうこう みお とぎり
かけ め まゆ しぶき

こくうり くち つむり
ほされる ゆび のさき

きりなみ ほほ さすり
もえいる くさ わだち
盲目であることを知った

ふと
砂嵐の画面に吸い込まれた

夜通し泣いたら疲れて眠ろう

朝には
全部忘れているだろうが

当たり前に 夜は来る

僕はただ
真夜中の中間点が ....
そのこは 祖母や両親に褒められることが何よりも嬉しかった。
長女であったことがそうさせたのか、弟や妹のように自分の思いを上手に言葉で表現できないので、言葉の代わりに喜んでもらえることを一生懸命に考え ....
1.口(先端)

隙だらけな口先が尖っていて、三日月だった。どうやらそれは動いている。晴れた夜も、駅の看板は傘をさして咳き込んでいた。メッセージが肩を軋ませあう街で、きみの尖ったり嘯いたりするだけ ....
かし はける ひづめ
つもり つぐなう は

ひきり まよう そう
にたち こめる まゆ

らがん なぞる ちり
こする とおい ほほ
いくたびの
こうやにつれられ
さいはての
まちかどで
われわれの
おにくをうって
たべましょう

ピーター人がやってきます
おれおれ
おにく くださいよ
ターバンの巻き方がちがい ....
薄透明の液体の中で僕の体積が膨張する
と PMとAMは分解され
いつか見たことのある景色へと再生が始まる
沈殿していく毛髪という毛髪 関節という関節
は祭の夜のような雄叫びをあげるが
 ....
ふかれたとおりに
まいちる おみみ

かさり とせに
そろわぬ あんよ

ゆく かい せく てて
ほお えみ むむ わわ

ほされ すぎ なう
さろう のほ ゆれ
 
 聖地の方角へ向けて祈る
 巡礼者のような面持ちで
 私は此処に立っていた
 星たちの第五待合室


 そこにある伝言板に
 私が一行書き加えると
 誰かが四行詩で返信する
  ....
かたらせた たまひこ つむぎ
そとえだひ ののほほ ふれる

つきゆいた みほのみ ほして
せになくや ままむく ひめか
わたしは言っているとき、そのものが悲しい。二回繰り返すことで否定する。思うときはそれが違う。繰り返すときはそれ以外のものではない。

(つくえつくえ「つくえ」)
 つくえ つくえ「つくえつくえ」 ....
なんと 
なくだ 
右目の 
まつげ
翳めて
みえた 
鮮明に
結晶が
ひるが える
瞬きに
夕陽が 
照り映 える
小さく
左手を 
皿の形
思わず
融けた
小指に ....
空の高いところからするすると
吊革が降りてきたので
僕はそれにつかまる
今日はとても飛びたい気持ちなのに
これじゃ何だかわからない話だ

ほうっとしてると
たくさん食べられてきた ....
ふるるさんのおすすめリスト(5744)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
12月の晴れた空の下で- ヤマト自由詩3*04-12-2
さら_さら_さら- 砂木自由詩10*04-12-1
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遥かなり神々の座*- 天野茂典自由詩304-12-1
倒れるもの- 木立 悟自由詩504-12-1
クリーン・サラダ- たもつ自由詩4*04-12-1
黒い海辺- 本木はじ ...自由詩304-12-1
めそめそ- アンテ未詩・独白16*04-11-30
_手__あなたの__おっきな_- ひびき自由詩204-11-30
屠殺係大募集- 初代ドリ ...自由詩21*04-11-29
退色未遂(Remix)- nm6自由詩8*04-11-29
先入観について- ベンジャ ...散文(批評 ...4*04-11-28
空葬- 本木はじ ...自由詩904-11-28
かくれんぼ- ベンジャ ...自由詩6*04-11-27
あまんぢゃく- ひより未詩・独白10*04-11-27
す・うどん- たもつ自由詩9*04-11-27
ときのはな- 玉兎自由詩904-11-26
みず_ゆめ- 砂木自由詩7*04-11-26
真夜中の中間点- ベンジャ ...自由詩4*04-11-26
そのこ- ひより未詩・独白9*04-11-26
裂け目から- nm6自由詩12*04-11-25
ひ_の_や- 砂木自由詩2*04-11-24
- 山内緋呂 ...自由詩504-11-24
ヘアー・トニック- たもつ自由詩504-11-24
みぎれん- 砂木自由詩4*04-11-24
待合室にて_(2004.11.22)- 和泉 輪自由詩1804-11-23
む_の_わ- 砂木自由詩5*04-11-23
わたしは不特定多数(です)- 黒川排除 ...自由詩304-11-23
初雪- バンブー ...自由詩204-11-22
フラスコ- たもつ自由詩804-11-22

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