このうたは
ゆらゆら
かげろう

このうたは
ふあふあ
にゅうどうぐも

ぎんいろの
スプーンで
すくって
ぱくり
ぱくり
めしあがれ

おなかで
とろり
と ....
生きているのがつらい

お前はそう言って

涙を一粒流した

俺だって

生きているのはつらいぜ

だけど

花をみて綺麗だと思う

月をみて心安らぐ

星をみて願いを ....
今日も裏のアパートで
クイーンを大音量で鳴らす女が
ベランダに出て 男とキスをしている
僕が見たのはこれで五度目
弟は三度見ている
文部科学省にクレームをつけてやるのだ、と母親は言う
 ....
まぶたのうえから
なぞる
いたみを

きみは
またしらんぷり

くるしい
ことば
むねに
しずめて

ふりかえり
くちつぐみ

またあるいてゆく

いっぽん
す ....
夕暮れ発 明日行き
手をすり抜けた紙飛行機は
いつまでも落ちない


深まる緑の季節も
夕焼けを背景に影になる
傾いていく時刻に
明日を見ながら祈って
紙飛行機を折る

飛ばした ....
駅のホーム
喫煙コーナーのベンチ、夕暮れでは少女が
メールを打つ少女
メールを打っている

少女はメールを打つ
指、その速度の指で
穏やかな夕暮れ、穏やかな煙
少女よ、今、僕はカフ ....
あなたの
よるを
こえた
ゴールは
しずかなもの

いまはまだ
だれにも
いわず
そっと
あなたを
おしむの

わたしの
かなしみは
だれにも
せおえない

あ ....
音の無い空
音の無い花
近づきながら 離れながら
混じることなく
川の上に重なる川
川を映す川をゆく


花に触れ
鎮む流れ
陽は分かれ
影は過ぎる
花は音 ....
きっと
気付いているのに
気付かない振りでいたんだろう
そこにあるのに
そこにはないと

雨上がりの夕暮れに
乱反射する光と
湿気を含んだ風が
張り付いて
剥がれない

雨に濡 ....
深夜、男友達から『お前のことずっと上海してた』と電話。ひどく
驚き、『ごめんなさい』とだけ応えて電話を切る。自分の言動を振
り返り、しばらく彼には会わないでおこうと決める。図らずも点と
点 ....
シャッフルして上海された。ぼくらはアスファルトに寝そべったままの、夏の夜なのです。気がつくと彼は東京されていて、ぼくらはそんな近視で眺めるいつものぼやけた月を「冗談だろ?」と問い詰めたりしている。しり .... 「小林亜星」とささやいてみる。
フランス人になった気持ちで
やさしく、女をいたわるように、


コバシャセ?


「井手らっきょ」と諌めてみる。
イタリア人になったつもりで
派手な ....
わたしの体は
わたしのモノ

夕方からお出かけして
ラーメンと青島ビールを二本
ひとりで飲み食いしてたら

さびしくなって
電話しちゃった
目の前で
女優が
水ギョーザ
食べて ....
こぽこぽこぼれる 透明なグラスに
わたしが点滅するというのは
こういうとき なのだろうか
あふれる濃縮還元ジュースは
せつなくて

地下鉄の降り口をまちがえた
まちがったとわかっても
 ....
その日の雨が
今でも時々僕の肩を濡らす

廃園の木下闇に
置き忘れられたブリキのバケツ
松葉を伝い落ちる雫が
想いおこさせる
もうひとつの心臓

眠れぬ夜毎
消え残る雫がほのかに光 ....
種のようなものを拾った
地面に埋めて水をやった
芽のようなものが出て
葉のようなものになって
つぼみのようなものがついて
花のようなものが咲いた
僕のような人がそれを見ている
何か言 ....
ねこじゃらしを持って夜空を散歩していたら
土星の奴が現われてクネ〜(´ー`)〜クネするので
おいこら輪っかんぼう叩くぞと脅してやると
土星の奴め お月様の後ろに隠れ
こそこそ輪っかを取り替えて ....
ああ今日も夜がふけていくよ
風がびょうびょう吹いて
トタン屋根に映る雲がごうごう流れて
乗りそこなった月の船は地平線の向こうです

星のない空は
なんだかとっても寂しくって
電信柱を伝わ ....
宇宙犬ライカは
本当は「クドリャフカ」という名前で
ロシアの犬だからなんとなく
大きな犬なんか想像しちゃいそうだけど
彼女が実は体重5キロくらいのきわめて小さい犬だったのは
(言い忘れてた ....
その人がやってくるのは
ほんの少し
光のかけらをわけてくれた
下弦の月の白い顔が
空に溶け込んでいく時刻です

おやすみなさい
お月様

インクびんのふたを閉めて
閉じ込めたのは月 ....
私には家族がいて
一緒に笑う友達がいて
柔らかく抱かれてくれる仔犬もいて

だから
思ってはいけないことなのかも
“ひとりぼっち”だなんて

・・・・

きっとこの“ひとりぼっち” ....
いくら待っても

きみは来ないな

約束してないから

来るわけもないぜ

きみと俺の

最初の約束

お互い隠し事はやめようって

小指と小指をからませた

そのころ ....
輪郭の街が
徐々に織りをなし
時計はだらりと腕をさげ
ほぅい ほぅい と歌う
海にでると
肌がちりちりと
焼ける心地よさが
足跡にたまって
潮に吹かれた
8mmフィルムが
からくり ....
巨大な石版にきざまれた
柘榴石の星座がきしむ
西の方に5分ほど
かちりと音を立てて静止していた時が進む

一億光年の夜が流れ
廃棄物処理場に水たまりのような鏡
割れた月が赤々と燃えている ....
で、10年後

仕事がない
月15万のテレフォンアポインタ
新宿 オフィスビル内での簡単・キレイなお仕事です

これ断らなければよかった
15万だと カツカツだから。
18万から探して ....
(1)

僕は眩暈をおこし倒れゆく途中、眩暈の原因はこの部屋の絨毯の模様がどうにも見慣れない形に変わってしまったからだということに気づき、しばらく斜めになったまま考察を続けた。



(2 ....
君と居るとなんだかホッとする

なんとなくなしあわせっていうのかしら

毎日がこのまま続いて行きそうで


君ははじけててソーダみたいに笑ってた


僕にも恋が見つかるかしら
 ....
たくわんの淵は よれよれしてて
噛むとカリコリやのに
今日のはまた特に
薄っぺらくて よれよれ
あたり前やけど まんまるやないし
たくわん なんで よれよれなん?
なんで もっと しっ ....
うるせえなそれでも僕のたましいはゴムタイヤに詰めた散らし寿司なのだ

もてたくてもてるふりしてもてまくりもててもててもててもててもてて

一日に一本限りのタバコのような君のスマイルのためなら
 ....
僕は

君の笑顔をみるだけで

元気になれた

電話番号を聞いてみよう

どの辺に住んでいるか

聞いてみよう

思い切って

食事に誘ってみよう

そんなことを考えて ....
ふるるさんのおすすめリスト(5744)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぎんいろスプーン- 玉兎自由詩304-5-7
☆121_ヨゾラニネガイヲ- 貴水 水 ...自由詩6*04-5-6
ロンリーシンディとクイーン- 田島オス ...自由詩204-5-6
きれいな_せなか- 玉兎自由詩304-5-4
夕暮れ発- 霜天自由詩1104-5-4
穏やかな夕暮れ- たもつ自由詩1104-5-4
こんやのほし- 玉兎自由詩304-5-4
降り来る言葉_XIII- 木立 悟自由詩904-5-4
乱反射するあの頃の- 霜天自由詩304-5-4
上海された- 石畑由紀 ...自由詩57*04-5-3
上海された- nm6自由詩15*04-5-3
豪華ボックスセットデジタルリマスター済- 石原大介未詩・独白18*04-5-2
ひとり- チアーヌ自由詩304-5-1
点滅- 湾鶴自由詩11*04-4-30
光る野- ダーザイ ...自由詩21*04-4-28
返事- たもつ自由詩1104-4-27
〜(´ー`)〜- ダーザイ ...自由詩17+04-4-27
蛍石- ダーザイ ...自由詩13*04-4-26
宇宙犬ライカ- 山田せば ...自由詩804-4-26
おやすみなさい_お月さま- ダーザイ ...自由詩18+*04-4-24
ひとりぼっち- さち自由詩604-4-23
☆116_ヤクソク- 貴水 水 ...自由詩104-4-23
潮風- 湾鶴自由詩804-4-23
フォーマルハウト- ダーザイ ...自由詩15*04-4-22
靖国- 山内緋呂 ...自由詩9*04-4-21
おはなし_1〜50- Monk自由詩53*04-4-20
なんだかホッとする- はちみつ ...未詩・独白304-4-19
へたれ- 湾鶴自由詩404-4-19
腹の七糞- 石原大介短歌16*04-4-18
★68_イエナカッタ、オモイ- 貴水 水 ...自由詩704-4-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192