蜘蛛みでだべ、
あたしの白ぇむなもと、に、


まだ恋してらった。
蝶みでによ、
からまってらった。



もういねえのによ
そこに蜘蛛だば、


んだはんて、

こうやって
ひとりでねらんだ。
なんか
ごみばこにいっぱいだよ
これ、
ティッシュ


でも、か だから、か
さっきから、ねえ
手も
つながないのねえ


もしかして
これって
きみなりの
誠意

 ....
夕暮れに花を選べばひまわりが遠いどこかでうなだれている


草むらの茂みに隠れ咲いた花ひとりの兵士 目は閉じたまま


ゆっくりと開いてゆくの花びらがだからわたしは滅んでゆくの


 ....
敷かれて行く なごり葉
ほつれた 眼線 が吹く

いつとも いわない 
いつかも しれない

点けられた なつ 

すすき の 香り に
消されてく

十重 の 隙間 に
刷か ....
おとうとの写真
って
いつも
いまいくつだろ、とおもう


ろうそくに
火をつけて
手をあわせて
いまいくつなの、と聞くと


それよりも
ねえちゃん、はだかだよと言う

 ....
ミルクと砂糖がないと駄目なんだって
そこそこに君が吹いた嘘と虚勢に
僕は今もつまずきながらです




そのノドボトケに白百合の花
ただ愛しい愛しい ....
屋上にスカート揺れてあとは空ばかりが残ってしまう学校


渡される廊下で後ろ振り返るきみによく似た少女が今も


出来すぎた出会いに怖れ隠せない手を繋ぐだけ見つめあうだけ


影追っ ....
雨曝す心ひとつ
待つ身の程の隅々へ
ゆっくりと
行き渡るのが
夜の毒だから

ケチャップの夜は
泣き止まず
ただだらしない雨を
ひそかに運ぶ

可愛いひとを
手品の箱に
詰め ....
女の人と女の人が会う時の
一瞬の刑務所

風船を割りたいんだ
少女が持つ赤いまるい風船じゃない
ガオレンジャーで配られる
青く反射して歯がむきだしに笑っている風船

きれいにする
き ....
あまりに懇願されるので
試しに小指を与えてみた
男は急いで口に運び
コクリと飲み込むと
生あたたかい求愛がわたしに届く
唾液に光った男の喉をうっとりと通りぬける
わたしの小指

満たさ ....
罪をあがなおうとは言わない


空は青い。
青くなくてもいい。


来る途中に蟻を踏みつぶした朝だ
いくら扇いだところで
忘れることなどできないというのに
いつまでもうちわで扇いでいる
自分の周りだけ
他のところより夏めいていて
ほんのりとしょっぱい
何本平行線を引いても
必ずどこ ....
うまれいずる君へ
もしくは、ほろびいく君へ
すべてがみえたとか
ウォール街で計算がうまくいって勝負に勝った
或いはマセチューセッツでしのいだ
顕微鏡でみえた、だとか
あたらしい細胞や組み合 ....
もしも もしかして
わたしが きように よわたり じょうずな はとだったら
きっと きょうも くるっぽーとないて
ぽっぷこーんを もらうだろう

でも そんなふうには いきられなくて ....
汗くさきシャツも血みどろの手もなく夏は終わりぬ八月のさなかに

うすあおき裸像をきざむ人のあり風土を捨てた身なれば軽し

父母よごめんなさいね双の手にかなしみのほか何も持ち得ず

白鳥はお ....
はあと は ぎりぎり
うめられ そこねた めまい

つい に はしり
とれいん れん あま だれ

はれた め の うら ない
のど ごし ごし

だ から 
かぶり つか ....
手にさげた 月のふきだまり
つめ といだ 草のさざなみ

石の望み
動かない 空と

ながれはじめた 雲
ゆく 決別 の 時
何と言うか、ただ単純に「好き」なんだろう。

とにかく、好きである。

喜んでくれれば嬉しいし、一緒に居て嬉しそうにしてくれる時もまた嬉しい。

何かで笑っているときも好きだし、悲しそ ....
学校ひけたら
駆けていく
あの駄菓子屋は
今も そのまま?
鬼ごっこした
松ばやしは
いつの間にか
駐車場

それでも 
ここは あの頃の匂いがする

初めてキスした
公園の ....
頭の丸みと髪の流れに沿って
手の平を浮かべる
カメラは遠くで蝉のごとく鳴り続け
レンズは割れんばかりに照らす

足を水桶へひたす
過去にも存在した気のする
記憶をリピートさせるよ ....
さり らく の しじま
とり けむ る そよぎ

つと ゆけ ば むいに
とき ふけ よ まもり

やき むれ の つどい
ほし ちと せ かたり

まう とわ の そよぎ
 ....
(1)

駅から海へ
雨が落ち
いつもふたり
草のことを話して



(2)

質屋の縁を
魚らが訪問するよ
季節はとっくに
冬めいてね



(3)

義 ....
「経過=喪失」としての「時間」。レヴィナスは何のためにこのような「当たり前の事実」を持ち出すのだろうか。「この告知の意味を今は明らかにしなければならない」(p37)。
(第5節「<他者>に対する責任 ....
さて、「歴史」が呼び起こす「目的論」との対照において、レヴィナスがそれとは「別の仕方で」、即ち、「経過=喪失(英語ではlapse)」としての「時間」に注目して、その「隔時性」の中で締結される「責任」の .... くちを とじて
めを とじて
みみを すまして

かんじる もの

うたたねのような
やわらかな

さいぼうとさいぼうを
すりぬけてゆくような
むげん

くちを ひらけば ....
丁度、レヴィナスの時間論についての議論が出てくるところで、それに関係する部分のある興味深いエッセイを読むことができたので、今回はそれを論じたい。「あをの過程」さんの、「ダンショウ(2) ZONEに関す .... (失うものすら持っていなかった女の子たちへ)

 ゆびのすき間から桃の果肉がぶちゅる、
 って逃げて行くというよりも追い出すような
 だからもう女の子たちはソフトクリームを
 溶けるまでしっ ....
もう、かれこれ二時間ばかり
ゴカイの長い横っ腹に
食らいついてはいるが
どうしても
飲み込めないでいる

隣の奴は
ゴカイの頭の方に回り込み
うどんでも食うように
つるつると
器用 ....
「俺って結構まじめなんだよ」
っていう男は多い
ほんとに多い
いったい何が言いたいのか
さっぱりわからない
心の中では
「へえー」と答えてるけど
別に言わない
繁華街のホテルを出た
 ....
紙飛行機
扇風機の風で飛んでいかないように
クリップでひとつにとめておきましょう

紙飛行機
飛んでいけなくなってしまったけど
明日にはあなたの手元に届くでしょう

いたずら好きな今夜 ....
ふるるさんのおすすめリスト(5844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひとりね- フユナ携帯写真+ ...8*04-8-17
ゆるり- みい未詩・独白10*04-8-16
INNERGARDEN- 本木はじ ...短歌1104-8-15
夏絵- 砂木自由詩8*04-8-15
はしょる、はやさ- みい未詩・独白47*04-8-15
チョコナッツコーン- フユナ未詩・独白504-8-14
DOWNMEMORYLANE- 本木はじ ...短歌11*04-8-13
思月の楽園- よつやと ...自由詩704-8-13
お出かけ女囚- 山内緋呂 ...自由詩6*04-8-13
美しき日々- 石畑由紀 ...自由詩3204-8-12
サンデイ- フユナ携帯写真+ ...13*04-8-12
うちわ- たもつ自由詩1004-8-12
点にて- 馬野ミキ自由詩8*04-8-11
もしも_わたしが_もしかして_のぞんだら- 玉兎自由詩4*04-8-11
八月のさなかに- みつべえ短歌504-8-11
く_もン- 砂木自由詩5*04-8-11
- 砂木自由詩9*04-8-10
好き- おっとっ ...未詩・独白6*04-8-10
- さち自由詩9*04-8-9
記憶度- 湾鶴自由詩804-8-9
やき_かぜ- 砂木自由詩2*04-8-8
小人- たもつ自由詩704-8-8
時間と認識−「存在の彼方へ」を読んでみる13(2)- もぐもぐ散文(批評 ...104-8-8
喪失としての時間−「存在の彼方へ」を読んでみる13- もぐもぐ散文(批評 ...104-8-8
あい- 玉兎自由詩9*04-8-8
あをの過程さんの時間論−「存在の彼方へ」を読んでみる12- もぐもぐ散文(批評 ...5*04-8-7
最悪なものばかり選んでいく- k o u j i * ...自由詩704-8-7
干潟の風景〜トビハゼの生きざま- 草野大悟自由詩5*04-8-5
ドトールに行きたい- チアーヌ自由詩22*04-8-4
クリップ- もこもこ ...自由詩3*04-8-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195