恋をしよう上から目線で言われても
春はもうどうでもいいから冬をくれ
おまえらの押し付けた春しるものか
春かんで春ひり出して万金丹
....
清水には時々出掛けた
中学から高校を卒業する頃までは
静岡に最も近い隣の市(し)だったから
中学の時 清水港線や静鉄清水市内線に一人で乗りに出掛けた
母親の買ってくれたコニカのカメラに
怪し ....
薄暗い放課後の理科実験室で
やさしさの裏側を顕微鏡で覗いている
数名の男子が抱く女子への幻想があるかもしれなくて
もしくはどこか悲観的に
いくばくもない生命のおわりが映るような気もして
....
頭をなくした こどもの魚が遊泳する
それをお母さん魚は どこかと捜す
綿毛のせんぱいは空の上 雲にうまく混じれただろうか
たんぽぽは そう考えながら自身の旅立ちを予定する
おいおい ....
えっちな牛乳
というタイトルの牛乳を買った
1本300円するのだ
飲んだ
なんだ 普通の牛乳と
何も 変わらないじゃないか
....
ふくらんだおなかざわざわこどくです
この傘をけして開くまい濡らすまい
野火を見る子ら口々に母をよび
願わくば花の盛りを過ぎるとも
花雲を毟っては食い毟っては食い
春の日に ....
Englishman in New York が聞こえる
懐かしい香水の匂いが通り過ぎる
地下へもぐる階段で
地下鉄の隣の席で
自分の左手を見つめる
指輪がひとつ
そのほかはヌード
....
つい今しがたTVニュースを観始めるまえまで
いくぶん柔らかめなカールのブリーチトブロンドの女は
薄切りのハニートーストと生ハムと桃を食べていた
その唇は鮮やかに紅く、甘い蜜に濡れている
花 ....
あなたの周りをがりがりと回る
そしてにたいのぬいぐるみ
あなたの惑星になっている
太陽オア月
かすめ取ることさえできているのかな
クンズホグレツ
プレーンオムレツ
わたしはうすい血の ....
ももの花 すいせんの花 ビオラ、すみれ
春が咲いて、歩いてる
じぶんのちからで
背がひくいから、ぼうしだけ見えたよ
花の散歩 よいしょ、よいしょ あるけ、あるけ
あさのくうきが
ぱちぱち
して
うもれていた
気分の芽を
生やす
てぃりてぃりりり
しまっていました
ゆびとてを
まげて穴にかくれていました
くるぶしのさき
かー ....
シナプスたちのように、うごきあい、点滅する
地上の生きた星たち
今日もどんなかんきょうにあろうと
かなで合っている
それを聴き入ったのは
目をとじれば
誰もが知らない顔の乗る移動の
車窓 ....
ショートレビュー・サンデー新執筆者のことこです。どうも。
批評祭でツユサキさんの文章を読んで、あ、いいなと思ったので、便乗させてもらうことにしました。たのしく気楽に、隠れた名作も隠れてない名作も ....
連続するシグナルが流れ込み
激しく流れ込み
とりとめのない水圧に
胸を押される
匂いのない夕暮れが満ち
眼球の裏側に満ち
屹立する剥製のように
赤光を反射させる
{引用=
僕 ....
{引用=あなたが本当に良い詩を書きたいと思うならば、それは、どれだけ苦労してでもやってみる価値があるはずだ。}
みなさん批評祭お疲れ様でした!!
宣言しておりま ....
自分にとって詩とは何なのかということを考える時、必ずと言っていいほど詩と詩ではないものとの二項対立の図式を思い浮かべてしまう。これは思考のパターンとしてある種の悪癖であるのかもしれないし、安易な思考 ....
詩は勉強するものだろうか、という問いにイエスと答える自信はない。詩は教えられるものだろうかという問いにも同じく明確に答えられない。
短歌などの世界では結社というものが存在するそうだ。自由詩にそれ ....
実に面倒臭い生き物です
ミルクともヨォグルトともつかぬ雲が
蒼白い画用紙にもっさりと乗っかっているだけの空
針の匂いの突き刺さる景色はただ想像するだけで
心は常に深淵に投げ込まれてしまう ....
・藤篭に鳴く生きものや死にものや
わたしが佐藤みさ子の川柳と初めて出合ったのは、『川柳MANO』だった。
『川柳MANO』は樋口由紀子が発行人を勤める川柳誌であり、佐藤みさ子はその会 ....
江國香織の詩集『すみれの花の砂糖づけ』(新潮文庫)は、理論社刊の詩集『すみれの花の砂糖づけ』に12篇を増補した、全部で70篇ほどの詩集だ。
今回はこの詩集を、「つめたい」というひとつの言葉に着目 ....
俺はポエムが嫌いだ。ポエムと言う単語が嫌いだ。何のセンスも無い、ダサいとしか良いようが無いこの英単語が嫌いだ。そしてそう呼ばれても仕方が無いような作品が嫌いだ。何が嫌いって、ボクとかキミとかカタカ ....
「5号は、全体的に、許しとか、ほんのり希望、というものを感じました。特に示し合わせたわけではないのですが」とは、同人の遠海真野の言葉だが、『反射熱 第五号』の詩は、確かに一定の方向性を持っていた。そ ....
いよいよ帰国の日となりました。朝の6時半に乗り合いジープに乗るつもりだったので、6時に出発することに。
5時50分にフロントに行ってみたのですが誰もいません。前日ホテルマンに6時にチェックアウト ....
オヤジノオナカにまたがって
灰色の沼を見下した
鯰が3匹泳いでた
あれは家族と泳ぐさま
オヤジノオナカにまたがって
赤色の空を見下した
水母が13落ちてくる
あれは下僕 ....
久しぶりの晴天でした。山の天気は変わりやすいと言いますが、ダージリンに到着してからはずっと曇り空で、雨に降られていました。
今日は空が青く、雲が白く、景色がくっきりとしています。観光ができる最後の日 ....
タイガーヒルツアーに参加してきました。ヒマラヤの雄大な展望が眺められる絶景スポットで、ここから日の出を拝むことがダージリン旅行者にとっては外せないイベントみたいです。
朝の3時半にホテルのフロン ....
{引用=ジャンクフードからドッペルゲンガーまでを
わたしの小さな世界の一員と認めて陳列したストアで
コスモポリタニズムを宣言するの。
エキセントリックな彼を愛する彼がとても好きだから
シャネル ....
飛行機の国内線でバグドグラ空港へ飛びました。ここから乗り合いジープで標高2134メートルに位置するダージリンを目指すことになります。
空港で若いインド人夫妻に声をかけられました。一週間前まで大阪 ....
ヴィクトリア記念堂に行ってきました。当時、インドの皇帝も兼ねていたヴィクトリア女王を記念して造られたもので、純白の大理石を使った美しい建物です。
カルカッタの中心にあり、広大な公園に囲まれていました ....
朝の7時にマザーテレサの家に集合ということだったのですが、いざ到着してみると驚きました。そこには50人はゆうに超えるボランティアたちが群がっていたのです。
キリスト教なので西洋人が多かったのです ....
ふるるさんのおすすめリスト
(5756)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
冬親父
-
木立 悟
川柳
4
10-5-1
創書日和【清】清水
-
大村 浩 ...
自由詩
1*
10-4-30
やさしさの裏側
-
かんな
自由詩
21*
10-4-23
それぞれの
-
唐草フウ
自由詩
8*
10-4-15
えっちな牛乳
-
八男(は ...
自由詩
6
10-4-3
習作六句
-
古月
川柳
2*
10-4-3
おとなのひと
-
たちばな ...
自由詩
9*
10-3-30
ロスティスラフの猫
-
atsuchan69
自由詩
8*
10-3-18
veracious
-
唐草フウ
自由詩
5*
10-3-16
花の散歩
-
唐草フウ
自由詩
7*
10-3-5
清朝
-
唐草フウ
自由詩
4*
10-2-27
真昼の流星
-
唐草フウ
自由詩
13*
10-2-21
ショートレビュー・サンデー+++ましろい朝に、
-
ことこ
散文(批評 ...
4*
10-1-20
夕暮れ、ときどきペンギン
-
佐野権太
自由詩
11*
10-1-20
受賞者発表(1)
-
相田 九 ...
散文(批評 ...
6+*
10-1-19
詩が沈黙する時
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
5+*
10-1-18
【批評祭参加作品】学校だと思う。
-
相田 九 ...
散文(批評 ...
4*
10-1-13
実に面倒臭い生き物です
-
仁惰国堕 ...
自由詩
3*
10-1-12
【批評祭参加作品】ひろげた本のかたち(佐藤みさ子)
-
古月
散文(批評 ...
8*
10-1-11
【批評祭参加作品】つめたくひかる、1—江國香織『すみれの花の ...
-
ことこ
散文(批評 ...
7*
10-1-11
【批評祭参加作品】知らんがな【うさこ、戦う】
-
虹村 凌
散文(批評 ...
8+*
10-1-11
【批評祭参加作品】原罪と救済のパレード(反射熱_第五号)
-
古月
散文(批評 ...
3*
10-1-9
インド旅行記18(ダージリン→デリー→成田)
-
チカモチ
散文(批評 ...
3*
10-1-9
オヤジノオナカ
-
仁惰国堕 ...
自由詩
3*
10-1-8
インド旅行記17(ダージリン)
-
チカモチ
散文(批評 ...
4
10-1-8
インド旅行記16(ダージリン)
-
チカモチ
散文(批評 ...
4
10-1-6
解放区
-
夏嶋 真 ...
自由詩
23*
10-1-6
インド旅行記15(カルカッタ→ダージリン)
-
チカモチ
散文(批評 ...
4
10-1-5
インド旅行記14(カルカッタ)
-
チカモチ
散文(批評 ...
3
10-1-4
インド旅行記13(カルカッタ)
-
チカモチ
散文(批評 ...
3
10-1-2
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