南へ向かう鳥達が
薄色の空に溶けて行った

きみは衣装棚から
厚い上着を出してきて
胸元に飾った小さな憧れを
そっと隠した

子犬が地層の匂いを嗅いでいる
鳥の化石に恋をしたんだ
 ....
天を咲いてる わたし見る限りの空


類まれなる人類、月から帰る


抵抗忘れ、ここは真っ白い桜さくら


爽快はあるときの君春の空


いのちわたしはいまそれを知るこども
 ....
仲直りの握手をしようと右手をだすと
喧嘩してないけどと 夫も手をのばす
二時間飲み放題に行って
飲めるだけ飲んで来て吐いて
なんにもならないじゃないかと大喧嘩
のはずだったが 記憶がないらし ....
巡り来る日々と
ぼくらの幼い憧れとの隙間から
木洩れ日のように降り注ぐ光

聴こえて来るだろう?
光の後ろ側の国から
あの/弾む息が
リズミカルなステップが/

国境線で
少女 ....
ころころ丸い石でした
玉砂利敷いた浜でした
黒い巌が砕かれて
波に洗われあやされて
碁石のようになりました

不思議と荒れた海でした
静かではない沖でした
けれども船が穴通
する時だ ....
宇宙ぐらい叩き割ってやんよ!   #poem24



星々が金魚の餌に春宇宙   #poem24 #jhaiku #haiku

駅前の宇宙漂う螢烏賊    #poem24 #jha ....
もう何年も昔のことで、そのために遠い背後に過ぎ去っ
てしまったように思えるのだが、それでも時おりこうし
て思い返してしまわざるをえないほどに、いまでもそれ
は私のすぐ隣にある。あの時、私は事実に ....
細くやわらかな毛氈が
鳥の道に触れてゆく
夜の上の朝
光にじむ日


猫の幻が五つ
壁の幻を視ている
街が眠るまで
会話はつづく


冬が招く冬の道を
影に刺 ....
春は来るのだろうか
3月も末になるというのに
天気予報に雪だるまのマーク
しかも まるまる大きな雪だるま

ごうをにやした農夫は
苗を育てるハウスを建てる場所の雪を
除雪機で吹き飛ばした ....
                       120322





uytqkdhuZq94ugt@djr ....___
?
なんか楽しくなったような気がしますね
春になると
 ....
地団駄
振動
石敢當
幼い楽団の
透明な脚


穴が螺子を廻すように
ゆるやかにまぶしく
音は無く
意志は夜につながれる


夕暮れの壁を
無色の水が
ゆ ....
離れて付いた
ふたつの点の
ひとつが動き
蜘蛛だと知る
もうひとつも揺れ
蜘蛛だと知る


ふたつの点が
出会う頃に
ふたつの冬の
ひとつが終わり
ひとつが ....
余計に見るからだめなのだ
だから
動けなくなってしまうのだ
考えるからだめなのだ
だから
帰れなくなってしまうのだ
すべてが既に
おまえより暗い
人が作った柱の上で
 ....
かるかる さるさる
脳は脳の隅
帆をたたんで浮かんでござる
罠は黄色 傾けば白
お手玉しても
増えないいのち
















 ....
融けつづける雪に
無数の目があり
そのすべてが
空の指揮者を見つめている
腕も顔もない指揮者を
見つめている
















 ....
まるく束ねられた電線が
冬を冬のままためらわせている
雪が雪の輪をのぞきこみ
空の後ろの花を見つめる


月のかたまり
中庭の砂
花のあること 無いことを知らせに
夜 ....
                        120319



プーブカ鳴るラッパの音で目を覚ます
漁獲規制の銅鑼が鳴り
天ぷら長屋で眼を覚ます
騒がしい朝の訪れに
着流し ....
心のある場所をさがす
頭じゃなさそう
顔じゃなさそう
体でもなさそう
でも体の外にもいない

どこだろ
頭の上かな
みえないから わからない
言葉にもいない

どこなの どこなの ....
登校中の女の子と男の子が
道路を横切ろうとしている
飛び出しに供えて ブレーキに足をかける
春の陽射しの中 防寒着の子達は
車道の前に立ち止まり
急に 女の子がしゃがみこんだ

その手に ....
 あ という間に時だけが経ってゆく
から、寝て起きるのに
生きるのが 駆けてゆく
思うことはたくさんあるのに
からだは痣跡だけをのこし
かさぶたあとはなかなか消え ず
甘ったるくし ....
堪えきれなくて
上の奥歯を三本抜いた
ピーひょろろ
小鳥の鳴き声になって
(あなた だあれ?
わき水を飲んだら
鼻からこぼれて
時計の針が鼓膜に穴を空けた
しばら ....
忘れた夢の方角へ
偽りの指を 手のひらを置く
のりしろ 空白
潮の熱さ


ふかみどり
喉の奥の
ふかみどり
車輪の行方
消えてゆく影


象亀から 布に落ち ....
コスモスがささやくコスコスサインサイン
トーラスなドーナツ揚げる霾る日

筍で円、放物線、双曲線
曲水の宴メビウスの帯締めて

死者互入生者の輪の中盆踊り
吊るし雛アルキメデスの立体で
 ....
無限ホテル並みにつめろと朝のラッシュ
オイラーの定理ってえっとどれのこと

正規分布の端っこのほうを生きてゆく
ロジスティック曲線地圏に六十億

ラプラスの悪魔パンドラの箱の中
二進法指 ....
ママの手は
てんごくのにおいがすると
五つの子が
うっとりとして
わたしの手を離さない

てんごくも
じごくも
絵本のなかに
出てきたね

てんごくに
匂いがあるなんて
知ら ....
                 120312

ありのままの人生を
赤裸々に語る初老の男
これ以上嘘を付きたくないのではなくて
ありのままを語ることに優越感を覚えたように
笑顔混じりにい ....
今しがた風呂吹き大根炊く母がとろとろ火かけ黒き碑

点滴の音やかましき隣には空いた花瓶を洗う細君

気散じに蘇州夜曲を口遊む火吹き男の碧き虹彩

無花果のひとつ転がり胞衣壷に翅を揃えて番う ....
月のような陽が
雨の奥から見つめ返す
白へ白へ
流れ込む青


冬は冬を巻き
隙間はまたたき
足首の渦 山への径
白く踊る日々


悲しい嘘が
空に咲いて ....
次の瞬間、
目の前にはグレーの斜め縞の歩道があり
潰された蛙のように両手を上げて
突っ伏していた

冷たい衝撃は
転がっている前歯のもの

遠巻きのギャラリーが安否確認をし ....
詩などの投稿掲示版を利用させて頂くようになって
十年くらいになったのだろうか。
ほんとに無料で投稿してもいいの? 好きな詩に投票?
ポイント? 感想は書きたいけど ポイントなしだと
がっかりな ....
ふるるさんのおすすめリスト(5844)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
晩秋- 壮佑自由詩32*12-4-5
春の住人- kawa川柳212-4-1
おはたし- 砂木自由詩12*12-4-1
あおい国_2- 壮佑自由詩26*12-3-29
碁石海岸と穴通船の歌- 小池房枝自由詩612-3-29
#poem24_宇宙水槽- 北大路京 ...自由詩24*12-3-26
事実- 岡部淳太 ...自由詩412-3-26
愚者の庭- 木立 悟自由詩6+12-3-25
くれる_しろ_あかく- 砂木自由詩12*12-3-23
こわれた護岸をなおしています- あおば自由詩9*12-3-22
Meurglys_Ⅲ- 木立 悟自由詩212-3-21
ノート(ふたつ_ひとつ)- 木立 悟自由詩412-3-21
ノート(夜と鴉)- 木立 悟自由詩312-3-20
ノート(49Y.3・19)- 木立 悟自由詩512-3-20
ノート(49Y.3・14)- 木立 悟自由詩412-3-20
淵を巡る- 木立 悟自由詩412-3-19
ジャ〜ん- あおば自由詩6*12-3-19
はいっ- 砂木自由詩11*12-3-17
春の熱- 砂木自由詩17*12-3-17
ロンリー- 唐草フウ自由詩11*12-3-16
耐芯鳥- アラガイ ...自由詩13*12-3-15
7月、8月、9月(黒)- 木立 悟自由詩312-3-15
数学俳句- 小池房枝俳句512-3-14
数学川柳- 小池房枝川柳212-3-14
てんごく- そらの珊 ...自由詩26*12-3-14
ずっと待ち合わせ- あおば自由詩6*12-3-13
題詠十首- 古月短歌8*12-3-12
降る日_降る日- 木立 悟自由詩612-3-11
過信- 森の猫自由詩17+*12-3-6
真_機能- 砂木散文(批評 ...10*12-3-4

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195