やんやんやんちゃに のこのこゆきぐも
すてりんころげた おなかは ぐーぐー
ちいさなつめたい おてて と おてて
ほしのしたに おちちゃった

みつけて ゆきだるまあん いたいの ゆきだるま ....
咲いたあとのしなびたアサガオ
ひらひらとゆれる紫のスカート

ただ今はパンをたべる
わたしは夜が明けたのでたべる

すー とする空気
誰かのたんじょうび

そのことばのままに
手を ....
雲には雲の消長あれど
もとよりその場に出でくるものにて
専らおのれより動くことなし
ゆえにいま雲の目の前を動きゆくは雲のゆくにあらずして
空のゆくなり

{ルビ陸板=プレート}上に我らと我 ....
1,

訳もなく 死にたくなる夜には
セシウムを含んだ
アルコールを 一杯
ひっかけていく


「これ、ほんとうに
 死ぬんすかね」
「わからない」


善いことの総量と悪い ....
素直によが明けて 本当の朝を新しい風が連れてくる
外へ出て 足下には影がうしろへと伸びる
いつも旨いことしてこようとしてきたと思う
ふとした時々に 忘れものが ある

それが思い出せないこと ....
夏が去ったあとのがらんどうに
いつしか白く大きな九月階段が出現していて
そして僕らはその段々の上に
蒔かれたように腰かけていた
ただそこで空を見あげていたり
何かを読んでいたり
歌をうたっ ....
空いた
椅子の上には
ゆうぐれが降っていて

絵描きになれない風たちは
せめてもの代わりに
言葉を混ぜて
去っていく


取り残された場所に
おそらく施錠は
必要ない
 ....
帰宅して電燈を点けた途端に揺れ
ちょと焦った
テレビを点けると震度3と出
8月31日までも揺らすとは
しつこいのは嫌いだ

ようけ揺れた夏だった
円高も史上初75円台に突っ込んだが
印 ....
こうしてまた
私は還ってきた
別の混沌から
元の混沌へ

この世はただ混沌が
現象するだけの場所
あの世ではすべてが絶対的に
整理されている

  (おそらくそこに、)
  (天 ....
 夜の湿り気が
ぬぐいきれずに
わたしのゆりかご
あなたはそっと
うしろむきで 

雨を吸った
風が吹いて
胸に空洞
わたしができることは
ただ、毎日をすごすことだけ?

 
 ....
纏綿の、
六じょう縊首の面々は、
ゑ、ゑゑゑゑつ境、
ひひひ、ひつ竟、
ご社、ご輪とも、
ご捨、ご解とも、
ご生と、

愚主「ひきぬ口輪は、とばでしょう」

どうしょうととて、天面 ....
こんにちは。ちょっと前に現代ホラー50選なるものを独断と偏見で選んだんですけど、このたび土屋 怜さんから「この夏を乗り切る、ホラー10選とか、載せて下さったら、非常に嬉しいのですが…」というリクエスト .... みずからの
罪に気づかない
それでいながら どこか
奇妙なうしろめたさを思って
隠れてしまう
逃げてしまう
みんなが笑い
さざめき 声を
かけあう中で
ひとり帰る
橋をわたって
 ....
                  110529


こんな庵では如何でしょう
難しいですね
実現には10年くらいは掛かりますね
企画立案中でしたら
予算化のための具体案をすぐに提出し ....
早朝に濁る法廷
誰も聴いてはいない
無為のことなど
三分の一になったポケットには
ハンカチもティッシュも入らない
入るのは 指の第二関節まで



ポケットはすべて
修繕に使われた
三十年以上
同じ服を着るというの ....
さらさらと
まとわりつくもの
ふりほどかずに
ねむる


首のまわり
言葉と鎧
うなじの角
避けられた 寝返り


粉より大きく
嘆きは浮かび
氷をほど ....
僕たちは
太陽をかついだ
高く とてつもなく
高いところまで
持ち上げて
その中に入りこんでは笑った
僕たちは
それがいまなのだと信じた
ひたすらに信じながら
じぶんじしんの
中心 ....
世界中で170万人が死んで行く日々に寝たり起きたり仕事したりする
170万人が死んでいるから生きているのかとかそういう自覚は無く
かと言って140人ずつ増えて行く人間を育てる気も無いまま
眠たい ....
樹が樹である理由のひとつ
遠のけば近づく光のひとつ
空の切れ端
うなじになびき


夜と鈴しか通らぬ道に
いつのまにかできた水たまりには
ずっと雨しか映らない
雨では ....
フリルの青いふちどり 透明な金魚鉢
陽だまりに腰掛ける 丸く揺れる水

雲の尾びれが覗き込み ひとくち
指に 甘くて白い 隙間が 落ち

金網を越えて 草の上 風枕にのぼせた
黒い小石を ....
眠ることでなんとか赦されているように思えて、夜はそ
のために親しい。けれども、眠れない夜はいつもやって
きて、私を不安にさせる。たとえば石のような硬さと冷
たさのなかで、それでもふるえながら眠ろ ....
心は刃
心はまわる
心は発芽
心は背骨
無いものの羽


泣き声が揺れ
振り返ると海に山に居る
空から直ぐに
降りてくる指
誰もいない街を描く


灯る ....
窓から窓へ
夜は動く
夜に夜を重ね
またたく


冬の水の上
羽の羽やまず
午後の双つ穴
昇るはばたき


わたしはわたしに到かない
水彩のまわり道
夕べは ....
 
 
日記帳、
欄外の余白を縮絨し
つくられた子羊に
錆びた針を飲ませる
わすれられた浜に
とり残された
もろい足跡のように
母の筆跡は、
幾度目かの春で途切れていた


 ....
小さなものたちが
それぞれに
自らの場所で躓いている
その中に僕も君もいて
むすうの僕と君が
それぞれに
自らの小さく見える
けれどもほんとうはもっと大きい場所で
同じように躓いている ....
“被災外”支援者マニュアル(石武丈嗣作製。)完成版。
http://ameblo.jp/seicousya/entry-10828739749.html

 twitterなどで情報が溢れていま ....
原発の話題、その道のプロの方がツイートしています。専門家の冷静な意見にこそ耳を傾けましょう。デマやいらない情報に惑わされないように。
http://twitter.com/#!/hayano

 ....
地震被害に遭われた方の為に、できる限り情報、リンク等々並べていきます。
(3月17日 7:00現在)

更新情報
(3月17日 7:00現在)
福島原発情報新たに追加、一部URL短縮。

 ....
知ってる人は知っている、小林銅蟲「ねぎ姉さん」といWeb4コマ漫画がある。恐らく現代詩に親しんでいる人の中では、地味な知名度があるんじゃないかと思っている。というのも、かの小笠原鳥類さんと交流があるよ ....
ふるるさんのおすすめリスト(5744)
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埃まみれ- 千波 一 ...自由詩20*11-9-8
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混沌- 岡部淳太 ...自由詩3+11-9-7
つたえて- 唐草フウ自由詩8*11-8-14
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