すべてのおすすめ
遠い空の明け方の光のもと
純粋なデモが始まった
幾つもの国境と限界を越えた先のデモだけれど
空を渡ってこちらまでシュプレヒコールは届いてきた
純粋なデモの純粋な示威行動と純粋な主張 ....
私は昔家に帰るとすぐに寝ていた
高校生の頃だった
学校から帰ってきて そして
疲れた体でフトンに入るとよく眠れた
雨戸を閉めたこともある

窓に西日が沈んでいく部屋
私は 寝ても何の ....
下総台地の片隅で
遠く筑波の山なみを窺う
古来東国の歌垣は
いま離陸する輸送機の
後方彼方に鎮座する山
男体山に女体山
周辺に遮る山もなく
関東平野の中央に
香取の海を睥睨して
ほん ....
戻ってくるはずだったブーメラン  
花見の客もいなくなった公園に

八重桜が ぽつり

月夜に ぽつり



 
公園の遊具が拘束を解かれ
子供たちを纏い始めると
桜は突然咲くのだ
短い季節に燃え上るいのち
追いかけてはみるものの追いつけず 
去り往く姿 あっというま
廻り来る姿 あっというま
あっ ....
ベランダにテルテル坊主だった物体 眠れないという寝言 八重よ、八重、
お前はどこからやってきた?
海の向こうの和の国の
家族がお前も恋しいか?

八重よ、八重、
お前はいつからそこにいる?
出逢った時からお互いに
白髪も相当溜めてきた
 ....
ビルが朝陽にかじられて
吐き出された陽光は窓をすり抜け
昨夜の恥部を暴き出す

人々は慌ててカーテンを閉じ
ベッドを隠し
朝を始める

わたしと来たら
病室のカーテンを開け放ち
 ....
右の頬が激しく打たれた
しかし左の頬は無事だった

額がスズメバチに刺された
でも後頭部は無傷のまま

左目に火の矢が突き刺さると
右目はとっさに視線を逸らす

耳は恐々 欹てるだけ ....
正当に生きることを肯定してくれる人を買った
最初の一時間で自分が何者になりたいのかを問うて
それからゆっくりと満たしていく
物質ですらない存在に触れては注意深く撫でさする
スイッチではない箇所 ....
ときどき、神さまについて
考えてみることがある
私は無宗教だが
神さまを侮ったりはしない

イメージは漠然として
先祖の霊だったり
大自然の力だったり
稲荷大社の狐だったり

見え ....
金属探知機が首を傾げている 俺はアホなんにもでけへん
3度の飯よりもセックスが好き
俺はボケなんにもできへん
3度のセックスよりも寝るのが好き

こんな俺でもよかったら
旦那にしてくれたら嬉しいな
3度の飯くらいは ....
靴を履いて出掛けるたびに 冷蔵庫が肥っていく
月を眺めて暮らしていると 冷蔵庫が痩せていく

月が見ている私の距離は 靴で行けない夜の国
そこは 冷蔵庫のいらない世界
そこは 腐らな ....
君が詩を書いていると知って
私も詩を書いてみたけれど
書けば書くほど
言葉を見つければ見つけるほど
君のためにできることが
ひとつもないと知りました。
何のために書いているのでしょう
難 ....
○○高校 2年5組9番だった komasen333 様


27歳のkomasen333様、お久しぶりです。


まず1つ、こんな小さい文字ですみません。
後ろから誰かに見られるのを防ぐ ....
無垢な聖域で飛び回る小鳥
そして口のきけない少女が笑っている
パンドラの最後の希望は
この地で淡い松明に囲まれて飛び立つ瞬間を待つ


百年の孤独から目覚めた太陽が泉から怱怱と昇る
 ....
夕焼け小焼けは ビルの先
から降りて来ない都会
谷間でうごめく人々は
電飾を着飾っていて
日暮れがない

○○山の△△寺(でら)はビルに飲み込まれ
夕暮れの梵鐘は口を閉じて
頭の中で鳴 ....
せかい、せかいって曖昧にうなづいてることが正義だって、あなたは太陽のあたっている洗濯物っぽくにこにこしていた。ぱぱぱぱ、ってはじけとぶはな、実?なんだったっけ、これを聞くのが何回目だったのか思い出せな .... お蕎麦を食べながら
昔の話をしよう

学生時代
君のタイプを盗み聞きして
私に当てはまることがないと
ひどくがっかりしたんだよ

もっと可愛くなれるように
お姉ちゃんに化粧してもらっ ....
花吹雪舞う道を ひとりで歩いた
分かれ道で手を振って きみは去った
あたしのことは すぐに忘れる
夏が来れば 陽の光に夢中になって


花びらは風にのって どこへともなく
青い月夜の ....
握りしめ
ぐちゃぐちゃになった紙に
伝えられた君の苛立ち を

手のひらで
そっとのばしてみるけれど
私には解読できなくて
悲しみが沁みだす

苛立ちと悲しみの染み込んだ
シワだら ....
わたしはターヘルアナトミア

あなたの皮をペロリと剥いで

思惑の筋や経絡がどれほど緻密にヒクついているか

白日の下に晒してご覧に入れます

わたしはターヘルアナトミア

飲み込 ....
固い財布の紐を緩めて
スタバの二階から見下ろす
足下をオシャレな人たちが
てくてく てくてく歩く

ぶち壊れたMacをストアに
ボロいキャスターに載せ運ぶ
黒いTシャツを着たお兄さんが僕 ....
地球の最も深い場所には
信じられないような形をした
魚たちが住んでいる
しかし非常に暗いので
その姿は
お互い知らないままである
春の海はまぼろし
蜃気楼の楼閣さえ彼方に浮かんでいる
わたしを呼んでいるように


遠い海鳥
緩慢な波
割れた貝殻
ただ砂にうずもれて


あの子のか細い肩甲骨はもうさびしくなか ....
ビュツフェ


ビュッフェの絵
左右に見て
4月の長閑な日

テレビに映る
婦人いとよし
庭の植物いきいきと

今日も明日も
ビュッフェと
テレビの婦人

床に散る
花 ....
良い薬を取り混ぜて
頭を平均化していく
世界に耐えれるように
人に耐えれるように

平均化された脳みそで
ピッキング作業をし箱にひたすら物を詰めていく

きっとその人には巨大なだれもの ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
遠い空- 葉leaf自由詩6+15-4-28
帰り道- 番田 自由詩115-4-28
筑波歌垣- ……とあ ...自由詩6*15-4-27
戻ってくるはずだったブーメラン- 北大路京 ...自由詩315-4-27
八重桜- 殿上 童自由詩14*15-4-26
春ぼんやり- ただのみ ...自由詩16*15-4-26
ベランダにテルテル坊主だった物体- 北大路京 ...自由詩615-4-26
眠れないという寝言- 北大路京 ...自由詩715-4-26
八重よ、八重- 夏美かを ...自由詩24+*15-4-26
ビルが朝陽に囓られるとき- イナエ自由詩17*15-4-25
ガガーリン- ただのみ ...自由詩11*15-4-25
ある経済- 伊織自由詩315-4-24
【_ときどき、神さま_】- 泡沫恋歌自由詩21*15-4-24
金属探知機が首を傾げている- 北大路京 ...自由詩1015-4-23
3のアホ- まきしむ自由詩215-4-23
月と靴と冷蔵庫- 為平 澪自由詩9*15-4-23
誰にも何にも影響を与えない散文詩- 左屋百色自由詩915-4-23
10年前の私からの手紙- komasen333自由詩3*15-4-23
無垢な聖域で_(四行連詩)- 乱太郎自由詩13*15-4-23
夕焼け小焼けで…- イナエ自由詩7*15-4-23
ホウセンカ・ガール- 初谷むい自由詩5*15-4-22
こそばゆい- 瑞海自由詩7*15-4-22
春を送る- 藤原絵理 ...自由詩815-4-22
往復書簡_Dear.T- 森川美咲自由詩1*15-4-22
ターヘルアナトミア- ただのみ ...自由詩18*15-4-22
シブヤ体験- まきしむ自由詩115-4-22
深海魚- やまうち ...自由詩3*15-4-22
春の海の変容- 石瀬琳々自由詩12*15-4-22
ビュッフェ- 生田 稔自由詩315-4-22
平均的脳みそ- 日々野い ...自由詩615-4-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402