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一輪の花がゆっくりと、蕾を開く、宵の夢 
創造のわざは、私のなかに働く

私を支える茎は背骨、密かな光合成をとめず
今日もわずかに、背丈を伸ばそうとしている

たとえまだ、日の目を ....
寒いけれど
すがすがしい

冬の青空が広がっている

晴れた日には
必ずといって良いほど

謎の大型4発のジェット機が

まるで
異次元のトンネルから飛び出すように
上空の途中 ....
絵を飾る
 
遠い砂浜
日が沈む五分前
  
遠くに人影が
犬の散歩だろうか
それとも
心の散歩だろうか
   
気がつけば
絵の中に立っている

橙色に染められて

描 ....
    岩

   せせらぎがながれ

   葉やはなびらがながれて



    風

   計量器の退屈を戯れ




    ・

   無が刻印された
 ....
この深夜
横殴りの雨が降り
街を冷たく濡らしていく

布団のなか僕は君のことを思う
遠くへいってしまった君のことを
二人とりとめなく温め合った時間のことなど

雨音は空虚を満たし、
 ....
ここに太陽、街に星。
アナザー、クレイジー。
爪切り、祝日。
アナザー、クレイジー。

ひどい嘘をつくってるんだ
仕事がない日には、ずっと
キリンが逆立ちしたピアス
やっと買えたん ....
コインランドリーの特徴的な匂いが彼の持ち味。
君は綺麗だとは言うものの斜め後方から。
日曜日の午後はいつも小雨の降る街で手を繋ぐの。
そんな決まった天候のある街などないと言う常識人。
あの人は ....
二〇一八年八月一日 「どくろ杯」


 いま日知庵から帰った。帰りに、セブイレで、きんつばと、玄米茶を買った。寝るまえの読書は、なんにしようかな。きょうのお昼には、金子光晴の『どくろ杯』のつ ....
光を感じ窓際に立つ
少女の夢の遥か向こう
今日も世界は廻っている

虹が地平遥かに立ち
吹く風、覚醒を誘うとき
花を世界は少女に置く

(チリチリ舞う風の粒子
光はそれらを透過して
 ....
世間、世間、世間世間世間、あんたら世間好きだねぇ、世間っていったい何だい、そいつは実体のあるものかい?そんなにムキになるくらい、素晴らしいもんなのかい?まったくどいつもこいつも二言目には世間ってそ .... 心があるという事それ自体に心動かされる時がある。

あの時抱いた感情を、いつか言葉にできたら良いなと思う。
たとえその言葉が人に伝わらなくても、
僕しかいない場所に言葉がいた。
坂の下は霊魂の溜まり場だった
降りて行ってはいけない と彼女に言われた

彼女は二十四の歳に逝ったままの若さだった
その代わりにある家を見て欲しいと言う
二階に八畳間が二つ在るのだけれど何か ....
お互いにコーヒーが好き
出逢いはよく行く喫茶店

コーヒーの話題で盛り上がる
コーヒーが繋げた恋愛
何処となく身体に染みついている

使う豆によって
味や深みが変わる

切ない気持 ....
さざめいている
ざわめいている

私の頭のなかで
  何かが、

輝いている
熱している 

巨大な明滅凝視、、

近づいている
波打っている

揺れ廻り 廻り揺れ
予測 ....
硝子窓のうちそとに
冬が満ちてゆくとき
光の言葉と影の言葉が
中空であえかにもつれあう
ちいさな、迷いの、
みえない、
硬い、戸惑いのプラスチックを、
決断の、とがらせた指さきで、
突きやぶって、
それから、送信の、まるで火災報知機のボタンを、
ほんとうに、
押してしまった ....
毎日すべての珈琲が
あたたかい国
街の真ん中には日時計の柱
海の上で
狩りを覚えはじめた小禽
無人の駅を震わせるピアノ
なめらかな不発弾
幾何形体
迎える身体が
どんなに拒んでも
 ....
穂渡りの君が
口笛を吹く

錦糸町にお蚕さんの面影を重ねてみる
ほら
そんなふうに季節を忘れた町に
探している何かを求めている
探している


穂渡りの君が
嘘をつく

 ....
ふるえる液体のように言葉をこぼす

その重なりの中のささやかな日常

計測地点からの風景

穏やかに心を柔らかくする

秋の夕暮れ、日差しの降った跡

乾いた血液はさらさらと夜 ....
紅葉の文様、その磨りガラスを叩くものが、
とんと鋳る
虚しいものだけ集めて終いたい
僕の中には それが軸になって 
ぐるぐると塒をまく
ひかりだのやみだの、
どうせ狂ったように刺し混むだけ ....
{ルビ蜩=ひぐらし}の かなかなかなかなかなかなかなかな……と歌う歌声が
空へ心地好くひびく
一人 林の陰に立ち 傷を思う

傷の増えた この銀製の指輪は
あの人が亡くなった頃に求めたもので ....
きみはぼくのブルース
部屋にころがってるもんでできた
さびた機械
コップのなかにたばこの灰を落として
きれいに笑いころげる

きみはきれいだ
きみはきれいだ
きみはきれいだ
ぼく ....

つめたい
銀の雨
腕を伸ばし
手のひらを広げる
空を見上げる
目を開く

降る
地に乾く
私を
すこしづつ

つかんでしまう
虹を風を
雲を




 ....
雨上がりの後に時間があると

少女は
いつも散歩にでかける

行く先は
街の高台にある
見晴らしのよい公園

ベンチに腰掛けて
虹のでるのを待っている


今日もまた
い ....
轢死の残滓、まだ夏の在処の片隅に、凍る息を見つめながら、語れる言葉も無しに…そのまま、そのまま、塵のような雪に埋もれる、春になる頃に骨組みだけの姿でまた会えるさ、口笛は曰く付きのインストゥルメンタ .... から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった

寝ても覚めても
あんまりからからと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった

(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ....
歩きながら感じた空の匂いが

秋の終わりを白息に伝える

また山の麓に立ち止まって

見上げた景色を瞼に遺す


階段を昇るあの頃に聞いた

唄は今は奏でられないけども

今 ....
傷ついた子供の頃を庭に埋め
その寒さ、苦しみを庇うのに
人を哀れんでは人を責め
人を憎んでは虚仮にして
生身の己れの無視をした

ごまかしてきたこの血管に
もはや血が通わないことに
気 ....
角張った部屋に 感覚を求めて
拍を数える。解決方法が見つからない 

コトバに裏はないが

ファスナーに羽音を冷やかし、
どっちつかずの空耳に捕まる。
いい面の皮をなきしきる風が吹く、 ....
膝を抱えて
この部屋に沈む
自分だけが
小さくなって

叶わない夢だとか
届かない声だとか
暗闇のせいにして
息苦しくなるから
海の底だと思った

もがいて
足掻いて
黒い爪 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 服部 剛自由詩921-12-2
異次元からの訪問者- st自由詩621-12-1
絵心- やまうち ...自由詩9*21-12-1
#- 津煙保存自由詩6*21-12-1
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写真- ふるる自由詩5*21-11-30
詩の日めくり_二〇一八年八月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩12*21-11-29
祝福のうた- ひだかた ...自由詩9*21-11-28
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コップ- 水宮うみ自由詩5*21-11-26
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至高の光とドス黒い血- ひだかた ...自由詩721-11-25
静寂のエチュード- 塔野夏子自由詩8*21-11-25
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いつまでも- soft_machine自由詩421-11-24
穂渡り- AB(な ...自由詩8*21-11-24
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あめはまっすぐにうたうのだ- あらい自由詩421-11-24
傷のこと- こしごえ自由詩2*21-11-24
よっぱらってるよ- 竜門勇気自由詩6*21-11-24
- 津煙保存自由詩3*21-11-24
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時計の螺を巻いて- 自由詩321-11-23
11月23日、怯えた詐欺師- 奥畑 梨 ...自由詩3*21-11-23
たゆみなく- あらい自由詩221-11-23
夜の底- ミナト ...自由詩221-11-23

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