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大好きな あーちゃんの ほっぺたが
余りにも やーらかかったので
触ってみたいな って
そう 思って

取っ掛かりなんて
いつだって
そんなふう

耳元を さわっと吹く
やさし ....
 雨の雫が涙のように乾いた私の頬を伝う。
 黒、もしくは赤の色彩の中に、そう、それは夜だ。
 魅惑的な静まりの中でガラスの心を持つ者は
 人知れず暗闇に安堵し、一時の安らぎを得るのだ。
  ....
窓の開かない部屋で
空調の風

思い立ちこんな真昼に髪だけ洗う
なおさらに、 心地よくなる
ソーダを切らしていてトマトジュース
神さまは居る、 あらためて 思う

ドライヤーはあとすこ ....
泣いてる
言葉が泣いてる
戻れない昨日の私の愚かが泣いてる
ふと
遠くはなれてしまった人の姿が
無造作に表れてくる
胸の底が熱くなり
息が気にかかる
この頃は生きていることに感謝もしなくなり
死んだように生きている実感もわかない
た ....
ムックリの音色響き渡る
岸辺に
流れ着く緑の毬
湖水に

浮かぶ金の毬からも
滴る
粉々の
月の欠片が奏でた
ユーカラ
変奏される
血脈
封印された神々の記憶
明かりの少し落ちた町で暮らしていたとき
身近にいる友だちと会うことがなにより恐ろしかった
だからこの街に引っ越してきたときに思った
あの人もあの人も果ては両親さえももう誰もいないのだと
 ....
           160804

台風5号が発生
あさっては小笠原に近づくともいう
サーフィンが五輪種目となったから
いいトレーニングになるねと
大きなうねりが押し寄せるのを待つ
 ....
雨あがりに
かわいた体をたたせると
景色がぐんぐんかわいてしまう

夏向けの恋や音楽や食べものが似合うのっていいな
おもったりしてきたことがぜんぶ
からだのおもてにはりついて
い ....
「食べる」

早朝から釣りに行った夫が、すずきを一匹釣ってきた。
君は大喜びして、おさかな、おさかな、と言った。
水面をパシャパシャとのたうち回った姿はまだ想像できないかもしれない ....
おつかれさまです。昨日は本当にすみませんでした。何となく二次会のメンバーに含まれている事は察知していましたが、あまりにも眠く、且つ しんどかった為、先に帰れる遠征組のタクシーに無言で乗り込んで、気づか .... 遠く 花火の音がする
――美しい闇の舞台
  光たちの素早い集団行動
ここからは見えないけど
どこかで
手をつなぎ
見上げている男女がいて
はしゃいだり
肩車されたり
こどもたちもい ....
【百合】


昨夜の薪が
まだ ほんのわずか ちろちろと している
寝る前に見た 夜光虫のまたたきと
星々とのまたたきとの
違いがわからなくなくなってしまった
ほんとう ....
手をつなぐと
だいたいわかる
あなたが私を
どう思っているか 
とか

あなたにも
たぶんそれは伝わっていて
私がちょっと
嫌だなって思っていると
おそらく
かなり正確に
それ ....
あなたは
言わなくてもいいことまで言ってしまう
でも私は
別にそれは嫌いじゃない

言えるってうらやましい
言えるって愛らしい

ずぶぬれの子犬が
ぶるるって身震いする
あなたはた ....
朝起きる。
新聞配達のバイクがハーモニィを奏でて
ポストに投げ込まれる
合図はわたしをきちんとコーヒーへと導く。
隣でしっかり布団に収まる夫に
声をかけるとううーんとうめいて夢に戻ってしまっ ....
ゆうやけまみれの海辺に
ちいさいあなたが立って
鍵穴みたいな影をつくった

これはうみ
これはうみ
これは?
これは なみだよ
これは?
これは なみだよ

寄せ返す ....
いつもあなたの声は落ち着いて
仄かに微笑み受話器越し、
[大丈夫よ、お互い、しっかりと]

その響き一言で
混沌苦痛に呻くこの僕が
どれだけ救われるか、解かるかい?

僕は既に響きの世 ....
昔 私たちは 歩いていた
メトロの駅に 友人と降り立ち 私は歩いた   
マンハッタンの色々なエリアを 
あれは一体何を意味したのだろうか 


日差しの 強い中を 歩いた 私たちは
 ....
ししいろの鉱物の腹のなかで
わたしは花を摘んだ


夜が瞬きをして
世界が縮小した
額にくる雫
遠くで鳴る花火
人混みのなかで掴まれた腕
こわばる肩と影が重なる先にみた
追いつ ....
天は
人の上に人をつくらないし
人の下に人をつくらない

勘違いしてもらっては困る
あくまでも
天は、だぜ
天から見りゃあ
クソ人間どもなんか
十把一絡げってことだ

ところが
 ....
措置入院後のフォローが
なかったことが
問題とされているが
こんな野郎一人一人を
フォローするなんて無駄な金
一体誰が払うんだ

俺なんかさ
やっぱ、伝統のある
ロボトミー手術を薦め ....
生きて息して生き続けろ
祈る暇なし気はそこに在る樹
気チガイになるまえにシッカリと
魂に現、刻印されれば気は正気付く

静まり返り ミンミン蝉の疎らな声
音根弱ってだらしなく
造形崩し濁 ....
ついこの間まで
艶やかさのあった影が
今は生活を滲ませて
頬に映る

ほつれた髪

白い、うなじ

水の流れる


「あなたはいつも
私には優しい・・・・」

お願いだ ....
富士、五時、お鉢巡り
眼下雲間に河口湖の透いて浮き
遥か彼方に穂高連峰の白銀に輝く

わたしは思わず世界に手を振り
この地球に生まれ来たことの現実
圧倒され、只々圧倒された二十歳の時

 ....
わたしの中の赤ん坊がむずかり出した

わたしの中の幼児が仰向けになって手足をバタバタ

わたしの中の小学生が精一杯下品に悪口を言う

わたしの中の少年Aがナイフをチラつかせ睨む

わた ....
時空地平鳴るこの丑三つ時、
巨きなイキモノ、薄い黄色の光りの空間に、
のっそり静かに、立ち 止まる
 アァ イィ ウゥ 
  響音響響語響
 エェ オォ アァ
石切場の花崗岩に封印された三 ....
刺青入れた好青年に
出会ったことがない上に
サガミハラ聖斗の出現

タトゥーはファッションだ
個人の自由だ
ワンポイントならいい
って言っていた
あの勢いは何処行った

これからは ....
 驟雨の後の林道に僕の悲しみが溢れている。
 それは僕がそこにいない悲しみ。
 
 僕らが出会った薔薇園に憧れという名の薔薇が咲いている。
 憧れを持ち続ける勇気を見失わないように。

 ....
眠るように
堕ちてゆく

空から一直線に
落とし穴へと向かって
洞窟のような
通路の中を
ただ真っ直ぐに
堕ちてゆく

一定のスピードで
速くもなく
遅くもなく
ぶれることな ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12042)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
お弁当- 藤鈴呼自由詩3*16-8-6
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カノープス- アラガイ ...自由詩13*16-8-6
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- あおば自由詩2*16-8-5
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手をつなぐ_- umineko自由詩8*16-8-2
夜明けの備忘録- umineko自由詩4*16-8-2
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2005年、ニューヨークで- 番田 自由詩116-7-31
カーセックス- DFW 自由詩4*16-7-31
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フォロー- 花形新次自由詩116-7-31
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いつかの生活- ヒヤシン ...自由詩3*16-7-30
堕ちてゆく- 坂本瞳子自由詩4*16-7-29

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