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死に行く体を抱えたまま

どこまで歩き続けるのだろう



青い乳房を抱えたころの私は

遠い昔

何を考えていたのか



励ましの言葉を発したいと思うのだけれど
 ....
猫が生まれた
二匹生まれた
かあちゃん猫が
ダンボールに連れてった
ある夜のこと…

翌朝起きてダンボール
こっそり覗いて見てみたら
なんと四匹生まれてた
おばあちゃんがね
これは ....
わたしがスイカを食べる
それが血液となり
まだ小さい
息子のご飯となる


不思議だ


息子は確かに
わたしのお腹の中にいて
わたしの作った卵から
生物の進化を経て
生まれ ....
{画像=120710105150.jpg}

小さい頃から

自分はいらない人間なんだと思ってきた。

いつもいつも、死にたいと思ってた。

そんな時はよく、空を眺めた。

広いな ....
南国にも雪はふるのだろうかと
君が言う

南国では溶けて雨になるわと
私は答える

南国で雪がふれば、みんな喜ぶのにと
君が言う

みんなって誰のことと
私は問う

南国にも病 ....
交番のまえで指名手配の写真や似顔絵を見るのが好きだった

小学生のぼくは駅の改札口のまえにいつも佇んでいた

犯人を見つけたらなにか気持ちのいいことが起こるような気がしたのだ


いろん ....
知識とか博識とかは
賢さを誇るためにあるのではなく
自分や愛するひとびとの荒地を
耕し豊穣な世界に開墾していく為の
鋤や鍬や鎌なのである

もしそれができない知識や博識を
どれだけ知って ....
焼却炉に捨てられた明日
すくいあげた夏の横顔に
毛繕いを済ました嘘が
気だるく黄昏る

あなたと壊疽した月曜に
遠い過去からの絵葉書が
陰気な紙ふぶきとなって
豊満な口もとを埋め尽くす ....
涼しい水に
足を浸して
スイカを食べる
焼き鳥を頬張る

麦茶を飲んで
麦藁帽子で
お散歩をする
魚が泳いでいる

夜になったら
お星様を見て
寒いから
車の中に入った

 ....
先に
想いが渡る

次に
鼓動が渡る

最後に
身体と車輪が
ついていく

川面は
曇り空の下で
もっそりと
黙りこくったまま
10両編成の
小癪なリズムに
渡られ ....
少年はカブトムシをつかまえた
兄が教えてくれた秘密の場所だった
早く少女に見せたくて走った
その頃、少女は黙祷をしていた
自分の汗が少し臭いと思った
生活というものは量であると
感じ始 ....
裸足で
知らぬまに 遠くまできていた
虹色の汽車にのって帰ろうと想う
歩んだそこには、
軌道がしっかりのこっている
帰りは 来るときほどの苦労がないね
そんな声がする
ただ、さびしいあき ....
安らいでいたいと思ったら
あの人のことは忘れてしまえばいい
なんてちょっぴり寂しい
食器棚からティーカップを取り出し
角砂糖をぽとんと落としてみれば
落ち着くところはやはり見えない心の底 ....
あした咲く朝顔は
雨の軒下でこうもり傘みたいに
とじています
あしたも雨なのかな
朝顔って、おかしな{ルビ花=ひと}だね
傘をもって
生まれてくるなんて

いちど咲いたら
もう、とじ ....
言い訳を探していたら1日が終わった
掃除して洗濯して買い物して
夕飯の支度して食べて片付けて
"明日は仕事だから、もう休まなきゃ"
目が覚めたなら月曜がおはよう

朝起 ....
如何に生きた、尋ねる声がする

平和でした
知識と技術と民主主義の時代でした
学び続けています
誰かを助けたりはしませんでした
世間のひとすみで労働をお金に換え
蝸牛のような家を借り
 ....
すきなものがふえると
人はやさしくなれる
だってうれしすぎるもの

こころがくたくたになったら
うれしかったこと小出しすればいいや
キツイナがちょっとゆるむ

たましいがぱちぱちな ....
日本帝国海軍が開発した零式戦闘機は
零戦と呼ばれその航続距離・重武装・格闘戦闘に於いて
連合軍とくにアメリカ軍に取っては
最も怖れられた戦闘機であり数々のアメリカ軍を
空中戦によって大きな打撃 ....
目の中でゴロゴロしてる

グリーンのコンタクトをつけて

それだけでお姫様になれると思っていた


風に前髪がなびいている

ピンクの髪留めをつけて

それだけで少女になれると思 ....
全国指名手配者が捕まった
自分が衝撃を受けたのは
全国指名手配になっていても
仕事を求めて
雇われていたということ

何も望まなければ
望まれるということか
また新しい朝をもらって

水をやりすぎても花は枯れ
日照り続きでも花は枯れる

足跡を残すために砂浜はあり
足跡を消すために波が追いかけてくる

有る ということについて
猫の前足の ....
石川さんとわたし


耳の長い女子高生だった
長い信号待ちをしていた
黄色い旗をふったら黄色い電車やってきて
風街をふきとばしはじめたので
涼やかなおはじきお口に入れて後輩に電話した
 ....
やっとの思いで手繰り寄せた夢の先は
端のほうが誰かに齧られて、見当たらなくなっていた

空の青は
つつがなく高く聳えているというのに
少女は手のひらに顔を隠して
仰瞻さえままならない

 ....
愛してるとか

大切だとか

大好きだとか

どれもがぼくの気持ちに

足りないようなそんな気がして


おんなの声に救われて

ぼくは明かりをつけないで

布団のうえに ....
                         2011年07月31日
{画像=120708053508.jpg}

 ずいぶん昔に観光旅行で訪れたことがあり、晴れていてコバルト色の湖面が美し ....
楽しそうに笑っていれば楽しくなる
哀しそうに泣いていれば哀しくなる

薄っぺらな安っぽい
電飾で着飾ったフラダンスショー

ハリボテの楽園で目をつぶれば
夕暮れ浜辺で一緒にフラダンス
 ....
{引用=
特アはそれを愛と呼ぶんだぜ

――だから言いたいわけですよ。こう。
――特アはそれを愛と呼ぶんです。

テレビの中に多額の賄賂が渡ったら
君の目の前で家ごと帳簿燃やすのさ
そ ....
こんな日だ
薄曇りがやんわり晴れ
暑くもない、寒くもない
欠伸がよく合う昼下がり
うたた寝みたいな日曜日

乾いた目やにを払いもせず
裸足の男がリビングで
ぼんやりと窓を見ている
昨 ....
早朝に気がついたのは
あなたが逃げたせい
いくつかの眼と横断歩道の上を
小さな背中が駆け出した

追わなければ良かった
これから先なんて考えなければ良かった
関係が壊れるのは眼に見えてい ....
指先が追いつかないから
言い訳を放棄した七月
名前には太い訂正線が引かれ
出席番号は削除された
どこからか、逃げて、と言う声がしたけれど
靴箱はすでに包囲されていたから
上履き ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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十七年前の夏休み- もっぷ自由詩712-7-10
スイカ- 小原あき自由詩13*12-7-10
路傍の花- 永乃ゆち自由詩17*12-7-10
南国にふる雪- そらの珊 ...自由詩11*12-7-10
約束の地- 吉岡ペペ ...自由詩612-7-9
開墾- HAL自由詩3*12-7-9
希望の詩- ただのみ ...自由詩20*12-7-9
清流- ペポパン ...自由詩9*12-7-9
鉄橋- nonya自由詩25*12-7-9
ボーイ・ミーツ・ガール- たもつ自由詩14*12-7-9
雑想- 月乃助自由詩21*12-7-9
黒い角砂糖- 乱太郎自由詩21*12-7-9
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自己申告2012- 木原東子自由詩13*12-7-9
センコウハナビ- じじ自由詩22*12-7-9
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職業、全国指名手配者- イオン自由詩3*12-7-8
初夏の雫- 空丸ゆら ...自由詩27+12-7-8
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遠い国のフラダンス- 灰泥軽茶自由詩11*12-7-8
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日和- salco自由詩10*12-7-8
少女O- 酸素の枷自由詩112-7-7
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