すべてのおすすめ
化粧箱や封筒の
中には宝石があるものだと
女の子はそれくらい知っている
馬の形をした雲を追いかけて
知らない道を行くと
その細道の先には橋が続いて
途中、別れの言葉を思い出して
しゃくり ....
出ていかなければならない
と知っている
部屋は
あなたとあなたでないものでできている
このまま朝は終わらずに
言葉もひとつも終わらずに
開かれなかった小説
届けられなかった手紙
呼ばれ ....
独りだけの世界・・・
それはとても狭くて果てしなく広い世界だ

それは和やかな静けさに溢れている
ふと湧き出す感情は【愛】のテーマ
だが敢えて【恋】に触れてみる。
たまには【恋】につい ....
大人になって良かったことは、
お酒に逃げられるようになったこと。

ただ、私はかっこいいお酒の飲み方なんて知らないから、
お婆ちゃんが送ってくれたキュウリにきつく塩をきかせて、
それをつまみ ....
現代詩の向こう側で
、君は大味の言葉を砕いている
現代詩の向こう側で
、君はいかにもな表現を潰している
現代詩の向こう側で
、君はそれらしい物語を消している

それは確かなことだ

 ....
ある日
道の真ん中で
ヒョイ、と逆立ちしたら

世界も一緒に
ひっくりかえり
地面が上、空が下、
積み上げた一切合財が
元の木阿弥、振出しに戻った

海から魚が落っこちて
滝のよ ....
二十歳になったばかり
一方的な失恋の末
浪人時代の
受験戦争に嫌気がさして
Cigaretteを吸い始めた

カリブ諸島原産のCigaretteは
大航海時代にコロンブスが
率いるアメ ....
何もすることもない
ひどく疲れ切っている この 人生


ペヤングを 開け 僕は食べていた


そして 考えていた 無意味な自分の存在について
詩を書く時間以外は何も約束されてはい ....
煤けた屋根裏部屋でまだ見ぬ宝物を探すような胸の高鳴りを感じる。
僕はトム・ソーヤであり、私は赤毛のアンであった。
一方に父方の威厳を、また一方に母方の愛情を持つ感覚。
目に見えないものを見、聴こ ....
休日の正午前、
あなたは図書館に向かう歩道を歩いています。
2メートルほど前にトロピカルピンクの半袖ポロシャツ、
ストレートジーンズの中肉中背、
22、3歳と思しき男性がふと立ち止まり
左脇 ....
終点で車掌に起こしてもらう予定で寝る いちまい

羽織って おゆきなさい

おつきさまも

羽織っているよ

いち せんちめんたるを






********************
 ....
彼岸花が
目から胸へと突き刺さり
赤い秋が
まっすぐにある

背中にある罪悪感は
この風には重いのだろう

まだとべないこの身の
清め先を
また探す道
お昼休みの中庭に
理科部の男子が
窓から放したハムスター

クローバーをむしゃむしゃ食べた

タンポポも食べるよって
誰かがいった
ストローみたいな茎のはじから
食べていって

 ....
九月も末だというのにまだ汗はとまらない
車の冷房は下げたままだ
最後にどうしてもあの海辺が見たかった
親父の入院中きまって立ち寄った、
、あの海水浴場へ

市街を抜け、15分も走ると左手に ....
                     130924



ケミカルシューズの紐が解けるまでが勝負だ!
見得を切った連合軍対枢軸軍の狡猾な切り崩しが続く
非戦闘員 ....
あの日脱ぎ捨てた古い自分が
心の隅でそのままになっている
糸の切れた人形のように
死よりも冷たい生者の顔で


ポンペイのように時の塵に埋れ
欲望の形に空洞化した遺骸あるいは
まだ温も ....
全体の形が カッチリしているので 
スイカも お行儀の 良い形で 
君臨して いるのでしょう

今 流行の 
四角スイカを 
堅苦しい瞳で 眺める
真夏のサンタクロース 

雪のよう ....
読んだ人間が
不幸になるだなんてことを
書かれた手紙ほど
不幸なものがあるか

あの娘に
告白した手紙は
あの娘と
あの娘の周辺に群がる
ドブス集団によって
無惨にも
お笑いの対 ....
口裂け女の胸を揉んで逃げた いろいろとさみしくてキリンでいる 誰も知らない部屋で
息を殺している
見ていた
遠い 街を


隣町まで行く
車に轢かれそうで少し怖かった気がする
ラーメン屋の前を 通り過ぎながら
自転車で こいでいく


 ....
信じるということは黙っていること
だからかな
月はいつも無口だ

ひたひたと夜に歩いていると
しらずしらずに素直になる

だれもがなにも言わないで
暗い夜に白くなり
明日がこっそり訪 ....
王女の名を持って生まれ
運命のいたずら
雑草の間に
根を下ろすことを余儀なくされても
小公女のように気高く
品位を忘れぬ立ち居振る舞い
汚れない肌
たとえ
嵐になぎ倒され
獣に踏みに ....
 石ころのように
 蹴飛ばされた
 君の命が

 川の流れに
 ぼしゃりと飛び込み
 揺らめく水の底を
 ゆっくりと転がって

 手の届かない
 透明な棺桶の奥から
 空を見上げ ....
いつもすでに記憶だった夏の日に
俺は裸体を晒した少年少女達と
沖合を鳥が群がる海を見たかったが
だれひとり気付かぬうちに
海原を舐めて広がる火の言葉に焼かれた
熱気だけが渦巻く無音の嵐に ....
わずかに赤を含んだ
初秋のねこじゃらしが
風にそよぐ
そよがれて
よみがえってくる
植物ではなくて
あいつらのしっぽだった記憶が

猫が
ねこじゃらしの横を
素通りできないわけは
 ....
履歴書にはポジティブシンキングと書いた   午後六時十五分頃の
  日に焼けた街のことをきみは歌いたかった
  八月……
  その燻すんだ終わりにむけて
  けれどもきみの細い首で
  ネックレスが曲がっている
  飴色 ....
 
雨にとけてしまいそうなウチ

それでも傘に入れてくれるん?

いっしょに流されてくれるん?





 
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かなしい唄- 春日線香自由詩713-9-26
水をかためる- はるな自由詩1013-9-26
独りだけの世界・・・- tamami自由詩313-9-26
どこに行ったの?- 時子自由詩213-9-26
現代、詩- 左屋百色自由詩19*13-9-26
逆立ちで、歩こう- まーつん自由詩313-9-26
Cigaretteが消していく未来と命- りゅうの ...自由詩8*13-9-26
詩といた日- 番田 自由詩413-9-26
ありがとうね。- ヒヤシン ...自由詩9*13-9-25
開口- salco自由詩5*13-9-25
終点で車掌に起こしてもらう予定で寝る- 北大路京 ...自由詩813-9-25
Tシャツでは_すこし寒い- るるりら自由詩12*13-9-25
赤い道- 朧月自由詩813-9-25
ダンデライオン- Lucy自由詩19*13-9-25
Tシャツでは少し寒い- アラガイ ...自由詩13*13-9-25
Tシャツでは_すこし寒い- あおば自由詩7*13-9-24
確執- ただのみ ...自由詩25*13-9-24
雪氷- 藤鈴呼自由詩3*13-9-24
不幸な手紙- 花形新次自由詩413-9-24
口裂け女の胸を揉んで逃げた- 北大路京 ...自由詩913-9-24
いろいろとさみしくてキリンでいる- 北大路京 ...自由詩1013-9-24
エレクトロデイズ- 番田 自由詩113-9-24
無口な月- 朧月自由詩413-9-23
孤島の白い髪飾り- Lucy自由詩20+*13-9-23
石の星座- まーつん自由詩8*13-9-23
プロミネンス- 壮佑自由詩25*13-9-23
ねこをじゃらす- そらの珊 ...自由詩19*13-9-23
履歴書にはポジティブシンキングと書いた- 北大路京 ...自由詩813-9-23
ネックレス- 草野春心自由詩913-9-23
それでも- 殿上 童自由詩18*13-9-23

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