すべてのおすすめ
聴いた事のない曲が林檎畑に流れる
トロンボーンを演奏する甥の次の音楽会での曲
雨空だったので雨合羽を着て
林檎の まだ青い部分が日にあたるようにずらし
脚立にのぼって 葉をかきわけつつ
かた ....
置いてけぼりシンデレラ

ボロボロの服はドレスにはならないし

かぼちゃは馬車になんかならない

それに気付いた灰かぶりは

自分でドレスを縫って

自力で馬車を作っちゃうかもよ? ....
いつか詩人になれるなら

世界中を旅して回ろう
草原を駆ける羊たちの群れを
湖に映る青空の影を
収穫を願う人々の踊りを

感じたものを
感じたままに
言葉に紡ぎ出せるように

世 ....
ふと泣きたくなるときがあるんだ

べつになにかに屈服した訣ではなく
べつになにかに敗北した訣ではなく
べつに淋しさを憶えた訣すらでなく

ふと泣きたくなることがあるんだ

ほんとうに動 ....
葉は大きく強い自分を誇らしげに自慢していた

しかし親の細く貧弱な幹の太さを知ると

風で飛ばされ無いようにと力の限り握り続けるその親の姿が情けなくて

父を軽蔑した



細い葉 ....
疲れた体で 登っていた 坂道を
一体なぜだろう それは
時の流れは早すぎる
そして うまくいかない 仕事探しは
まるで子供のように泣き喚く母を見ていた。
なんてことをしてくれたんだ、なにもかもが台無しだ、
大学にも行かせ手塩にかけて育てた息子だったのに、
生きる望みがなくなった。
涙を拭いながらタオルを ....
その

夏でも長袖のシャツの中身にきょうみしんしんの あたし

だれにエッチ!とののしられても
そんなことでは、めげないんだもん


きみはどこまでいっても
世界一かわいいおんなのこ ....
松の根元に
腕を組んで眠る彼女である

彼女はここいらの生まれではない
こんなにも湿った(朝の)あぜ道のそばでは
彼女は豊穣なる火の国の生まれだ
だからよくしゃべりもするし
燃えたりする ....
この街でたばこを吸うのは
俺とお前のふたりだけなのに
角ごとに立っているたばこ売りは
誰を待っているのだろうか

黄色いピースと
緑のマルボロが
あればそれでいいのに

 ....
お前はついに来なかった
その足音をどこかに葬り去ったままで
俺が自分の嘘を屠殺するこの広場まで
稲は刈られ 柿は熟し
だがお前は来なかった
来なかったという銀河を巻き
来なかったという未来 ....
家の中の草原です
それは
冬の朝であっても
凍らない草の原

人に踏まれて
煙草の焼け焦げをつけられ
とうに瑞々しい緑は失われ
白茶け くすんで 擦り切れている

それでも私は草な ....
道の端っこに落ちていた

マグネット人形が

トラックぶおんの勢いで

わたしにひっつく

東南アジアの小さな島々

露店にぶらさがる毎日

ふとしたきっかけで

ぽろりと ....
誰にも苦しみや悲しみがある。
でも自分の価値を見出し
自分にしかできない事をして
悔いのない人生を送る

それが来世への希望になり、
最期には安らかに眠りに
付く事ができる。
気持ちだ ....
ガゼルは朝ライオンより早く起きなければならない

そうしなければライオンに食べられてしまうことを知っているから


ガゼルよ、走り出せ

ライオンよ、走り出せ

ぼくらよ、走り出せ
 ....
白い犬は死んでしまった

白い家の二階の窓から
猫が外を見ている
家からは出たことがなく
毎日
工事現場の音や
散歩する人や犬や
通りすぎる車や
ときどき来る鳥の影に
なんとなく
 ....
ぶたは汁 恋心は宇宙まで飛んでも
跳ね返って来る程の
情熱と力強さに 溢れてる

アッパレ!と  扇子 開く
隙も無き程に
好きと 唱えれば
ぎゅっと搾られる

嘘ばかりの 搾取
言い訳ばか ....
すれ違う街の灯りの
ひとつずつに誰かが生きている

つらいことも苦しいことも
嬉しいことも悲しいことも
誰にも言えないことも
あの灯りの下に集い

確かに存在するのに
永遠にそこに行 ....
ほどよく乾いた風が
前髪をもてあそんでも
頭の中に巣食った記号は
センテンスのようになびかない

不安が逃げ込んだ空が
どんなに晴れていようと
未来を踏み越してしまった靴は
もう行 ....
ぽろぽろぽろ
言葉がおちる

温かみのない言葉がおちる
刃物のようにとがっておちる
後悔と苦悩が降り注ぐ

冷たい言葉を君に投げた
君はきっと、泣いたでしょう
やがて来る明日を嘆 ....
金木犀のかおりが郵便受けから流れると鍵をしめた
私は外に出ていたときに
人生で最初の婚姻届の切れ端を届けた
しあわせに封をして焼印を押し君に告げたいことばが溢れた
買ったばかりのダ ....
ひとつの泡
ひとつの滴
止むことのない曲線に降る
すべての冬


宙を羽織り
気を被り
星の履きもの
季節の嘘

森を作る鳥
岩へ至る岩の径
鉱の曇 鉱の ....
冬の朝のフローリングは
薄い氷が張っている

朝一番に起きて
冷たい氷を踏むのは私の役目
ぱりんぱりんと音をたてて割り
かまどに火を入れ朝食を作る

陽が昇り
村人たちが起きる頃
 ....
廻り廻ってさようなら
季節はまたも去って行く
やがてはわたしも去って逝く

寒くなったね

それでも今夜はまだ
震えながらも網をかけて

待っていましたよ
今夜はまたすらりとして
 ....
                  121018

カ行に溺れて真っ逆さまに転落し至った果てが奈落の底
現在の表現だと地獄の底と言うことになりますかねと
来るべき総選挙のことを少しだけ考えなが ....
洞水門深く掘り中に簀子を当て
上に石を敷き扨て水門石を並べ
縁りも練土にて固め松葉を敷きたり    
           (『桜山一有筆記』より)








 ....
君の、夜明けの口唇に
葡萄の粒を含ませる朝
旅立つための翼をいだく
わたしの翼は白いだろうか
それとも燃えて血がにじんで赤く


葡萄の房に朝の雫がこぼれ
風が喜びを歌うとき


 ....
私は五月にカラスに襲われた
いつもの道を自転車で走っていたら
前を歩いているオジサンがカラスに突かれていた
ははん さてはカラスに石でも投げたんだなあ
……と 
この時点では人ごとの顔で通り ....
生まれてきてしまったのだから もういいの

よろこびに満ちた今日だったから もういいの

過ぎてしまったことだから もういいの

やるだけやったのだから もういいの

死んでしまっ ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12006)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アフロ・キューバ- 砂木自由詩9*12-10-21
良く晴れた日の屋上で- 永乃ゆち自由詩3*12-10-21
いつか詩人になれるなら- 結城 希自由詩3*12-10-21
ふと泣きたくなるとき- HAL自由詩8*12-10-21
紅葉- ぎへいじ自由詩18*12-10-21
パート- 番田 自由詩312-10-21
- 子役大好 ...自由詩212-10-21
ふれる、ことすら- みい自由詩412-10-20
彼女の来歴- オイタル自由詩5*12-10-20
スモーカーズ- suwayama自由詩312-10-20
- 葉leaf自由詩712-10-20
冬の朝の畳- そらの珊 ...自由詩1012-10-20
マグネット人形- 灰泥軽茶自由詩8*12-10-20
生活の質(QOL)- ペポパン ...自由詩1012-10-20
ぼくらよ、走り出せ- 吉岡ペペ ...自由詩412-10-20
答えがない- 蒼木りん自由詩312-10-20
ぶたはしる- 阿ト理恵自由詩4*12-10-20
跳ね返らない- 藤鈴呼自由詩5*12-10-20
車窓から- 中村葵自由詩1212-10-19
毎日が木曜日- nonya自由詩16*12-10-19
ぽろぽろぽろ- 三奈自由詩15*12-10-19
封をとく- かんな自由詩7*12-10-19
ひとつ_千年- 木立 悟自由詩512-10-19
冬の朝のフローリング- そらの珊 ...自由詩20*12-10-19
廻り廻ってさようなら/月と蜘蛛- ただのみ ...自由詩30*12-10-19
キイー!- あおば自由詩5*12-10-18
水琴窟- HAL自由詩4*12-10-18
朝の葡萄- 石瀬琳々自由詩9*12-10-18
【_カラスの勝手じゃない!_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-10-18
もういいの- 芦沢 恵自由詩15*12-10-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401