すべてのおすすめ
自販機で水を買う
百円の小ぶりのペットボトル
冷房の効いた車輌を待ちながら
冷たい水を飲む
汗が額から頬へ伝い
顎で雫となって
滴る
あたたかい風が吹き抜ける
ホームの日陰で
私は息 ....
空いた穴を塞ぎたいって
ドーナツを目に当てた
この穴が塞げるのなら
きっと私の体も治るのだ

数値の異常を告げる紙を
飛行機にして飛ばした
あっという間に墜落して
車に轢かれて
赤い ....
(声がきこえますか)

白い壁に凭れて、
暫く目を閉じていたら、
誰かの声を聴いた。

(声がきこえますか)

空耳だと思い、
壁をはなれて歩きだしても、
声はついてくる。

 ....
太陽よ、
絶え間無く爆発し続ける太陽よ
この地球の善も悪も曖昧も
均等に照らし出す太陽よ
その偉大な開け透けの愛
その圧倒的で広大なる愛
どうしたら
この私的感情の波を
あなたに合流さ ....
つかれていたのかもしれません。
夏のさなかに
雪をかぶった連峰をみました
海辺を高速バスで走っているときでした
火事の中で氷を幻視するかのように
見たのです 

うたたねの山々は ....
溶解する脳内の炉のなかで、失われてはならないものがあった、それは長く俺の中にとどまり続けたものだったが、思い出すことさえ出来なかった、脳下垂体の下部に据え付けられたそれは、終始俺の思考にき .... 真っ白い炎が
咲き乱れて
花ちるさと
凍えるような涙で
殺菌する、
浴衣の模様を
黒地の頬を落ちる涙、
昔、
夏祭りに出かけて
一緒に金魚を網ですくった思い出がある
うちのお父 ....
インプットする準備時間を
インプットするための時間を



とれたてのインプットは
鮮度のいいインプットは
できるだけ早く
アウトプットした方がいい。


咀嚼しにくいインプ ....
今日
私は知った。
私は私であり
私ではない。

明け方の
山の彼方にゆらめき昇る
あの太陽により

産声をあげた日から
棺に入る日迄
我が心臓は、脈を打つ  




 ....
もう
見上げすぎて疲れたから
ふたり
アスファルトに寝そべって

あの
君の頭が
重いんですけど
ボクの抗議は
完全スルーで

北東ってどっちだろう
言った矢先に
すっ と
 ....
つまらない男を
新大阪駅の新幹線ホームで
見たことがある
つまらない男でも
それなりに押し出しがよく見えたので
へえ、なるほどね
さすがイオンの息子だね
と感心したもんだ

一方、つ ....
三角が貫入する、
 静けさの皮膜に包まれ
わたしの意識は落ち着き払い、
 自らの不均衡を捉える

薄黄色の光芒、横断する斜線
 揺れる葉の緑に私は内側から語りかけた
  [もう充分生きた ....
ニューヨークのグリニッジビレッジのレンガの道を歩きながら
あの日私が描いていた 夢 しかし
秋のことだった よく茂った
まだ緑色の葉が揺れる
私は一人で木陰を歩いていた
思考は正確性と客観性を失い
分裂的な生真面目さを完全に喪失する
私は今、循環している
私は今、循環している

目の前にある景色に
耳に響く騒音と噂話に
掌の感覚とドラマのように過ぎる場面 ....
タツノオトシゴよ 台風に乗って疾駆せよ
まだ見ぬ父を夢に見て
ゴッドジーラは堕落しない正義の味方などに決して
熱線を吐いて世界を滅ぼせ


タツノオトシゴよ 敗北を振るい落せ
舌先の魔術 ....
私が水の娘だった時
その人が私に望んだのは
夕暮れの淡い光に満たされた
一枚の
黄色い風景画となること
郷愁のような安らぎをもたらす
穏やかなさみしい静止画像

額縁に収まり切れない私 ....
           160824

昨夜安部首相がマリオの姿で土管から顔を出し
鞍馬から牛若丸が出でましてと落語の台詞を言ったとか
それを聞いたマリオは怒ること怒ること
新しい知事さんも ....
幽霊になった幼なじみが働いているという
屋敷の廊下の先にしらじらと明るい一室があって
布団や卓が散らばる中で待っていると
いつのまにか差し向かいに座っているようだった

しばらく会わなかった ....
つながらない

   つながらない

      つながらない

きこえない    つながらない

   きこえない

      きこえない

とどかない    きこえな ....
出さない手紙を書いた
宛先も無い思いを
長々と ただ書いた

何の為かなんて 分からない


誰の為にもならなかった
紙屑みたいな言葉が
心の部屋の中
大量に溜まっていた
 ....
雨は綺麗だ
ひどくやみ上がった空はうつくしい
衣服が濡れて透ける
心までが裸になるのだ

終わり欠けの虹を見る
どこへいく
どこへいってもスマートフォンは繋がる
恋人からは逃げ ....
花よ
いま震えている花よ
見えない風の手が怯えさせるか
それともやさしい愛撫に


花よ
人も同じ
誰かの心の中 将来のこと
見えないものに心を乱されて


わたしたちは少し似 ....
【ふたつの音】



毒虫に やられ
全身は はれあがっておりました
つかれきった こころに
毒蛇を漬け込んだ酒をかけると
寝袋の中に身を横たえた私は、
水平さざ波のように 癒えてゆ ....
言葉と言葉同士を繋げた
未知の世界への扉が
目の前に
数えきれない程 並んでいる

片っ端から開けてみれば

知らない街の匂いがしたり
見た事も無い景色に息を呑んだり
深い七色の森の ....
新しいばんそうこうを貼って
おもてに出たらば
白いクジラが通り過ぎて
桃も潰れていた

夏休み~
誰もいない家の中
パスタを袋の中で折って
折って折って
折って折って
普通に美味し ....
さよなら自分
こんにちは自分
歌っているのは夕空の下の
いまだあの頃 雁行を見上げながら
誰に向かって いつに向かって
泣いているのはやっぱり自分
忘れられない
忘れないから
そう言い ....
さみしい人が
さみしい人に
さみしいですと
手紙を書いた

なんてこと
シロヤギさんより
たちが悪いね

わかりあえない
私たちには
明日のことがわからない

台風が
また ....
緑を渡り
砂を運び

波を煽り
渦を巻きあげ

静かな野辺の昼下がり
焼き付けられた青空の下で
見失った行先

迷子の風は
回帰へ向かう

忘れ去られた後悔の渦が
始まる ....
なみなみと注がれた盃に
映る
かつて訪れたもの
掴むことも消すこともできず

ゆらり ゆらして
とけることもかけることもない

見つめれば朧
目を閉じればありありと

油絵の月の ....
牡牛座があって
牝牛座がないとか
牡羊座があって
牝羊座がないとか
許されると思ってんのか!

乙女座があるじゃないか?
フフ、そう来ると思ったぜ

乙女とおっさんには
明らかに違 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
天然- Lucy自由詩15*16-9-1
翼に穴- 日々野い ...自由詩416-9-1
キコエマスカ- あおい満 ...自由詩816-8-30
太陽よ人々よ- ひだかた ...自由詩11*16-8-30
あいづち- るるりら自由詩15*16-8-29
_爆ぜているものは無数にあり、そのなにひとつとして伝言を残し ...- ホロウ・ ...自由詩2*16-8-27
金魚- 百均自由詩7*16-8-26
インアウトプットセット- komasen333自由詩2*16-8-26
いのちの音- 服部 剛自由詩216-8-26
流星- umineko自由詩4*16-8-26
つまらない女- 花形新次自由詩116-8-25
嵐の後に- ひだかた ...自由詩6*16-8-25
秋の道- 番田 自由詩116-8-25
- 鷲田自由詩216-8-25
落とし子の歌- ただのみ ...自由詩7*16-8-24
水溶性- Lucy自由詩8*16-8-24
夜のスーパーマリオ- あおば自由詩3*16-8-24
おんぶる- 春日線香自由詩216-8-22
雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギ- AB(な ...自由詩7*16-8-21
手紙(誰にも届く事の無い、)- 葉月 祐自由詩2*16-8-21
雨やみ上がり虹のハシまでいと電話するすると吐く恋人のサギ- かんな自由詩10*16-8-20
野の花- ただのみ ...自由詩8*16-8-20
ふたつの音- るるりら自由詩7*16-8-20
詩酔い- 葉月 祐自由詩5*16-8-19
a_new_wwworld- ふるる自由詩8*16-8-18
夕空の下の道- もっぷ自由詩6*16-8-18
さみしい人- umineko自由詩8*16-8-18
風はどこへ- Lucy自由詩5*16-8-17
闇と盃- ただのみ ...自由詩6*16-8-17
おいらはフェミニスト- 花形新次自由詩116-8-17

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