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深い深い海の底
綱が切れる
もう落ちるのみ
深い深い海の底

音も光も希望もない
さようなら
もう何もいらない。
サボってなんかいない。

ただ疲れただけ
頭痛がする。
イエス ....
冷たい月に
雨がふる
とても静かな
音をかなでて

さびしいうさぎは
ぬれてゆく
赤い雫がこぼれて落ちて
時間がゆっくりと
満ちてゆく

そよぐような
何かに揺れる
宇宙のす ....
橋の下市長は
公務員の真皮着色は「そぐわない」と主張する
否、彼の公務員という概念に「フィットしない人体の様態」
という意味だろう
が?
公務員の皮膚に公共性はあるのか。

刺青をするよ ....
手に持った花だけが赤くて
微笑みは色づくことなく
そんな夢の残り香だけが
寝ぼけまなこに引っかかってる


言葉にした途端に取りこぼしてしまう
こころの音階
りんごをりんごと
恋を恋 ....
黒猫が白猫を舐めるので、
私は白猫の指を舐めます

クリープが凍えてしまうと、決まって
私は 貴方を思い出しては
めそめそと泣きます

貴方の言葉をアレルゲンに
私は泣きます


 ....
 
 
砂の喫茶店で
椅子を叩いているうちに
夕暮れとなり
列車は少しずつ走っていた

コーヒーのお代わりは半額
けれど労役が発生し
古くからの友だちはみな
去ってしまった

 ....
何を
描いてきたのか
いつまで
描き続けるのか


分からない


生き様を
刻もうとしているのか
ただの
石ころ遊びなのか


分からない


突き動かされた ....
犬の眼をじっと見つめていると
黒々としたその瞳から
哀しみだけが
滲んでくる

犬は
なぜ自分が犬であるかを
きっと知っている
遠い昔
野生を
人間の為に捨てた存在
自由よりも不 ....
ペソアの詩を
目で追っては 口ずさんでいる

詩がこんなに偉大なものなのだと
気付かされるとともに

自分が今まで一度も
詩を書いたことがないことに気付かされた


今まで詩だ ....
  四月、僕は
  川のある町に
  あたらしく暮らし始めた
  水をふくんだ日の光を
  吸いこむと、眼には涙が滲んで



  黄色い床に積まれたままの
  段ボールをつ ....
宇宙空間に漂い
思うことは
生きている
時だけが徒に過ぎる

ゆっくりと動き
頭もゆっくり動く
母の胎内にいる感じだ
何も見えない聞こえない

心と心で感じ合うものを
大切にした ....
長い長い悪夢から醒めると
そこは海だった

君とふたり
きっと同時に流れ着き 第二の生を得たのだろう

僕は憶えていた
あの日 君の腕を掴んだ後に
何があったのか… を…
 君と交わ ....
彼と約束を交わした次の朝
私は白夜へ旅に出る

針千本いがぐりだってのみこんでみせる
吐いてしまいそうに幸せな
絡めた小指のためなら

願わくば、
彼との約束の証が
ここにあれば
 ....
たくさんのバナナ一キロ

ふさふさのバナナ一キロ

食べても食べても減らない

いや増えているような気がする

もうちょうど食べごろで

蜜のような味がする

強烈な南国の香り ....
言葉が嫌いになりそうです。

と、書いているのも言葉であるので、


書くのが嫌になりそうです。

と、伝えるのにもやはり文字が必要でして、


伝えるのが面倒になりました。

 ....
かつて

南ヨーロッパのとある

国の丘陵地帯に

歩く丘がいた

褐色の肌を晒し

雨期には溢れんばかりの

涙を海まで流し


風期には

丘に寄生した樹木が
 ....
はじめて生き物の最後を看取った
TVや本やゲームや映画や動画ではありふれてる 死
だけれど今度は違っていた
8年と半年の思い出を重ねてきた者の 死

それは美しい羽を持つ文鳥
つややかな羽 ....
フェンス越しに飛行場が見える道
直線一〇〇〇メートル疾走する車窓から飛行場を望む
さらにはるかかなた男体山と女体山の筑波山
ほかに前を遮る山も無く
秋には飛行場の薄の原
フェンス越しの軍隊が ....
どうやったら泳げるとか
ぜんぜん解らなくて
鉄の塊みたいな体を
しばらく放っておいてみた

どうやったら浮けるとか
考える暇なくて
ないフリしてて
どうして沈むのかを
真剣に考えてい ....
愛するものに あらんかぎりの表現をあたえるために
図書館はある

道の途中で
トンビがピープルって 巻き舌ぎみに 私を呼ぶ


鳥に言われるまでもなく 私は人間さ
書物のよさ ....
まぶたを 閉じれば 海は すぐそこ
関門海峡の潮の音

あっちのほうが長門そどな
長門には 鯨さんのお墓があるそどな
おおけな鯨のちいさな墓に 南無阿弥陀仏を奉じると
波をみな飲み込んでき ....
さざ波の僅かな飛沫さえ愛おしい
春から初夏への道のりは
小舟で海を渡る様に
儚くも危なげなモノ
飛べなくなったイカロスが クス、と笑う
白のシャツと海と小さい波が
あなたには とても似合う ....
例えば
渋谷のセンター街でうんこ座りしている若者を
通行の妨げになるからと追い立てるのは仕方ない
がしかしモラルを問うのは的外れである
何故なら
アルツハイマーのじじいなどは衆人環視で「本物 ....
去年と同じ
花が咲いている

去年と違う
同じ花が

去年と同じ
新緑が芽吹く

去年と違う
新緑が

その下で
子供が遊んでる

私と違う
同じ子供が ....
六月の花嫁が
投げたブーケが
放物線を描いて
確かな意志を持って
わたしのほうへ
向かってくる

『ブーケをキャッチしたら
幸せになれる』というフレーズは
もちろん知っていたけれど
 ....
自転車で風を突き抜けていく。
何時も変わらないあの道は、
今日も忙しそうに回っていた。
春の風が吹いて、
土の香りがする道。
この道を通る度、
下らない話に笑ったり、
耐えきれない何か背 ....
{引用=Tanning red}
雲ひと筋ない昼下がり
日差しがもう頬を刺す
樹々は一段と深くなり
更地の砂埃の向こう
間延びたロングショットを打ち合う
2面だけのクレイコートの4人は肌が ....
陽の当らない路地裏の側溝を流れるよどんだ水が、区域の変るところの段差で病人のように流れてゆくのを見ていたのは夕方、肉体と精神が遮断されて、明るくなる朝と暗くなるだけの夜を見つめているだけの .... 生温いラブソング
みたいな雨が
無骨な傘を叩く

手頃なセンチメンタル
みたいな歌が
鳥肌にまといつく

南風に押されるままに
よろよろ歩き出す
曖昧な記憶

傷つけたこと ....
君は踊る
薔薇を 菫を 雛菊を踊る
揚羽蝶を踊る
木洩れ日を 気ままな風を踊る

君は踊る
虹を 青ざめた夜明けを 葡萄色の黄昏を踊る
波を 湧きあがる雲を 嵐を踊る

君は踊る
 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ビートルズ- ペポパン ...自由詩4*12-5-26
さよならうさぎ- 村上 和自由詩712-5-26
入墨- salco自由詩7*12-5-26
印象- 八布自由詩712-5-26
因果律- 桂川精螺自由詩512-5-26
海の構図- たもつ自由詩312-5-26
地上絵- nonya自由詩16*12-5-26
MY_LIFE_AS_A_DOG- そらの珊 ...自由詩23*12-5-26
ペソアの詩を- 八男(は ...自由詩112-5-26
沙弥子- 草野春心自由詩1012-5-26
宇宙空間- ペポパン ...自由詩6*12-5-26
Whale_Dreaming- 南 さや ...自由詩412-5-26
約束を交わした次の朝に- ゆき自由詩112-5-25
特売バナナ- 灰泥軽茶自由詩10*12-5-25
ショコラケーキと脂肪酸- faik自由詩9*12-5-25
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産まれてきてくれてありがとう- いぬぐす自由詩4+*12-5-25
フェンス越しの関東平野二〇一二- ……とあ ...自由詩612-5-25
沈没- なきり自由詩212-5-25
難破する図書館- るるりら自由詩31*12-5-25
鯨の民- るるりら自由詩20*12-5-25
はがゆい- 岸かの子自由詩5+*12-5-25
うんこ座り考- salco自由詩7*12-5-24
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カサブランカ- そらの珊 ...自由詩18*12-5-24
あの頃の風と、風の匂いと、サヨナラした思い出に宛てた生きてる ...- 雅寛自由詩112-5-24
タニング_レッド- salco自由詩4*12-5-23
なにもかも叩き壊された場所- ホロウ・ ...自由詩1*12-5-23
あたたかい雨- nonya自由詩25*12-5-23
踊るひとのための連祷- 塔野夏子自由詩23*12-5-23

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