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十月、黄昏
やさしい人の涙を僕は知らない
誰か呼んでいる (猫の仔のようにか細く)
振り向けば街をすり抜けいつかの風が吹く
頬に触れる、あのなつかしい指先で


   がまぶしくて目を閉 ....
 ブランコ


息を吸って
息を吐いて
息を吸って
息を吐く
いつも意識の片隅で
緊張している
生きるために

前脚を出して
後ろ足を出して
前脚を出して
後ろ足を出す
 ....
みみたぶは
いつも冷えている
熱い鍋肌にうっかり触ってしまった
わたしの指を冷やすために
みみたぶは
きっと知っている
それがうっかりではなくて
わざと、であったかもしれないことを
知 ....
忘れた頃に咲いた花が実になり
葉に埋もれて隠れるように林檎の姿になった
でも とても小さくて梅の実のよう
実をすぐりおえた枝の 摘まれなかった花芽
咲いたからには 結実せずにはいられない
発 ....
私はずっと犬が飼いたかったのだけれど
今でも犬の散歩などをみると
羨望の眼差しで見てしまうのだけれど
いつも家には猫が居た

だいたい野良猫がそのまま居ついて
或る日ふといなくなったり
 ....
(いきよう、いきよう、いきよう)と――  
この体中に張り巡らされた、血の管を  
絶え間なくも流れゆく  
命の声は何処へ往く? 

昨日?  
今日?  
明日?  
いや、今だ― ....
 ▲ 
■■■
■■■
■■■ヒトに暖かみを与えるために、
■ヒ■求められるがまま数百年、
■ツ■毛を差し出しつづけています。
■ジ■でも、うっかり刈り忘れられちゃうと
■■■前がみ ....
夜になると
バーバは魔法使いになる
紙の扉は
たちまち昼の成りを潜めて
世界を映し出す
銀幕になる

指でこさえた狐が
首輪を失くした犬と出会い
なんのためらいもなく
おしゃべりを ....
  【 無 】

 は 感覚なのか
  概念なのか

  見えないものは
 そこに存在しない


  【 無 】

 だが 言葉がある
  表現がある

  見 ....
ケサランパサランを しってるかい
ちいさなちいさな生き物だよ 
一ミリにもみたない 綿のような身体をしていて
不思議に妖力をもった生き物なのさ 
人の心のやさしさにふれながら しだいに ....
黒光りのレコード盤が  
プラスティックケースの中で  
いつまでも、廻ってる  

ゆーるりるりるーゆーるりるー…  

傍らに立てかけられた  
紙のブルージャケットの  
ソニー ....
意味や価値より

自分を大切にしていたころ

長すぎる午後に拾い上げた

石は碧を宿したまま

冷たく掌でひろがり

静寂の質量を教えてくれた



いま閉鎖された細胞 ....
冬の手前に立ちきのうをみる
一本の樹の梢に雀が居るばかり
彼らだけにわかる言葉で
話をしていて

ほかに息吹きの声はなく
かといってコンクリートなどもなく
荒野というわけでもないここは
 ....
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている   形象

黄色いきつねが
    三角形持ちおる

白い大根が
    赤かぶらを添えて

おちょぼ口の
    お月様二つ

ブルーの二つの影
    さっとよぎりいく
おめでとう

うれしいよ

からだじゅうきぼう

あふれだしてる

ふくらんでいる

えらかったなあ

よかったなあ

いとしいよ

しがみつきたいよ

なみだがな ....
眠ることがすきだ
だが眠れば明日がくる

夜になると眠るのが惜しくなる
きっと明日が近付くのがこわいんだ

夜中になくのは弱いものだけじゃないだろ
強いからなく
夜になにかを決意してな ....
丁寧に通り過ぎる風 風は感じ次第で丁寧だ
私は丁寧でありたい いたるところ艶やかの下地に

 丁寧さを吹きかける 呼吸を意識する丁寧でありたい

対極の雑魚にも諭しを潜らせたい
されど目を ....
  観覧車の見える場所で 夕陽が落ちるのを待ってた
  きみの左手に巻かれた馬鹿みたいな時計、
  その形が何かに似ていると思いながら



  足元に置いたコーヒーの空き缶には
 ....
翠星石
お前は今日も元気だ
俺は今日も晴れやかだ

もうすぐきっとお前に会える
たぶんそうだった
きっとそうだった
お前が大好きだった

お前を見ると
胸がどきどきする
だから俺 ....
        泳ぐのならば
        身を切るような
        水のなか
        冷たかろう
        痛かろう
        けれどきっと温かい
  ....
仕事をするように詩を書いていた
だけど頭や心が疲れ 何もかもが消え 空にした 自分を
そんな不毛さを テレビでも見て 紛らわす
かけ寄ってきた人に テレビや あるいは
そこに陳列された商品 ....
かさぶたみたいに乾燥した
喉がかわいた
ごくごくとカルピスを飲む

また喉が乾いた
ごくごくとカルピスを飲む
泥水を飲んでいる気分だ

瞼が重い
腐った卵ににた丸いメガネをかけて
 ....
森の向こうから音がする

ボールの蹴る音
グラウンドを走る音
かけ声に混じって吹奏楽の演奏が始まる
たくさんの若い息吹が一つになって
風に乗り
私の耳の奥まで響かせる
純粋で静かに心落 ....
  その日、
  蝸牛はコンクリートの塊のうえで
  止むことをしらない陽の光の歌をきいていた
  雨の降らない季節に彼らがどこにいるのか私にはわからない



  あなたの稲穂 ....
 
 「好きな娘」
漢字を造った人は
女ぎらいか ロリコンだったか
女の子と娘のほかは
 妖 妨 嫌 姑 㛏 娭…
どれもこれも うざい字だ


  「結 ....
一つだけど花が開いた
良い香りが流れた
孤高な空色付けするかのように
たった一つ歌を歌った
愛の歌

行軍は足で大地を踏みつけ
不穏などんよりした空に浮かぶ雲とともに過ぎていく
誰も望 ....
あなたの言うことは
どんな時でも正論で
つけいる隙なんかありゃしない

あなたのシャツにはいつだって
きっちりアイロンがかけられていて
一筋の小皺でさえ見当たらない

あなたの書く文字 ....
教えてない昔話をオウムがしゃべっている 先立つ不幸をお許し下さい 喪主が面倒でさぁ
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(11986)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
十月、黄昏- 石瀬琳々自由詩7*13-10-23
北の亡者/Again_2013神無月- たま自由詩33*13-10-23
みみたぶ- そらの珊 ...自由詩1613-10-23
小さな林檎- 砂木自由詩15*13-10-22
猫のあたま- 灰泥軽茶自由詩2013-10-22
Stage__- 服部 剛自由詩1013-10-22
生物連詩・巨大樹編(大画面専用)- こひもと ...自由詩7*13-10-22
幻燈- そらの珊 ...自由詩1213-10-22
【__無__】- 泡沫恋歌自由詩9*13-10-22
1㎜- るるりら自由詩10*13-10-22
ちぐさにて__- 服部 剛自由詩11*13-10-21
碧の石- ただのみ ...自由詩18*13-10-20
ひとり- もっぷ自由詩813-10-20
嫁が帰ってきたらブザーが鳴る仕組み考えている- 北大路京 ...自由詩913-10-20
_形象- 生田 稔自由詩313-10-20
あふれだす- 吉岡ペペ ...自由詩613-10-20
夜になく鳥- 朧月自由詩613-10-20
丁寧に生きる- 朝焼彩茜 ...自由詩16*13-10-20
観覧車の見える場所- 草野春心自由詩513-10-20
翠星石と俺- 一 二自由詩513-10-20
水のなか- 石田とわ自由詩11*13-10-20
山手通りを巡る夜- 番田 自由詩213-10-19
_作文なんてやめちまえ- 南条悦子自由詩313-10-19
森の音楽- 灰泥軽茶自由詩813-10-19
陽の光の歌- 草野春心自由詩513-10-19
観字雑想・抄- イナエ自由詩15*13-10-19
愛の花- 杉原詠二 ...自由詩3*13-10-19
Edge- 夏美かを ...自由詩25*13-10-19
教えてない昔話をオウムがしゃべっている- 北大路京 ...自由詩1113-10-19
先立つ不幸をお許し下さい_喪主が面倒でさぁ- 北大路京 ...自由詩513-10-19

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