すべてのおすすめ
声を ころし かなしみを押し殺していた人の
憂鬱の背中で


蕾は 固く硬く 腑甲斐なさのひとふさ
人間だけが持つ


すべての荷をほどき 纏ってきたものを
お脱ぎ ....
「息」

9月16日

8年前に惜しまれながら旅立った若人は
もう忘れ去られてしまった
今や花を捧げる人も疎らで
若人の大好きだったところにいる人の
多くは名前すら思 ....
三つ 仲良く 咲く花に 
何を 思う 

寄り添う心を 連想しよう 

隣に 壁が 有れば 
十二分に 騒げるから 

気が変にならずに済むよと 
キミは 笑いながら 

黄 ....
世界が僕を閉じるから
僕から
世界を閉じた

空より降る縦線
時計の動く気配すら
奪われた

沸いた湯が白い粒になって広がっていく
見ていた
見ていた
ああ
全部満たしてしまえ ....

陸に上げれば
日保ちのしない魚で
「卑しい」が名前の由来だと

腐って臭うので
頭を、柊の葉の刺と合わせて
節分に鬼の退治といわれた、モノで
これがまた平安と呼ぶ
わたしには途方 ....
   宝箱の鍵が

  みつかりません

 仕方なく箱を振ったら

   カラカラと

   頭蓋骨から

 乾いた音が響きました
やさしくなるにはね
悲しみを憶えること
傷つくことを怖れないこと
からだの痛みではなく心の痛みを知ること
辛さや苦しさや淋しさから逃げないこと

そんなことをだれもが抱えていると想うこと
 ....
弦を一つ引くと 張りつめた眼差しから 強靭と同じ裏地に肌が触れる

見透かした眼差しは 今は半分真実 自称はない

人の意見ほど自己中もない 主観 客観 の間を傍観

貴女に映る私は私自身 ....
澄み切った青い空の真ん中で
誰かがきっと泣いている

私はいつも測れずにいる
空想の両手を天秤にして
小さくついた溜息と
少しだけ擦り切れてしまった
透明な羽毛の内包する
輝くよう ....
「      」

尊厳を埋め立てた丘で
植物の生殖器を切り取った
悪趣味な束を投げ捨てた
ぼくは自分を刺すのに十分な言葉を持って
だけどそいつでは目の前の石を砕けずにいる

セミはジ ....
   ……ぼん、ぼん、ぼん、ぼん



ぼんしゅかぼんしゅか
手取りが済めば
ここはだだらな島国だから
打出の小槌を担いで一興
採掘現場に行きましょう


手と手で掴 ....
広すぎる狭い部屋の中ほどで

行方不明の娘と将来を語り合えば


音信不通の息子と向かい合って

パスタを食べるから


見切りをつけたアノ人と

リンネと言うレト ....
北からの風に乗せられ歩いた
心の隙間に入り込む木枯らし
カラカラと転がり込み笑った
外側と内側からの鬩ぎ合いに
渇いた心も木枯らしになった

西北西の風は頬を撫でながら
心の隙間にそっと ....
ジェロニモは古い雑居ビルの二階にいる
逆立てた金髪の根元半分が黒い
豪壮なプリンあたまの
ぶざまに鼻の長いこの青年は
いつもどんより倦み疲れた顔で
ほぼ毎日同じ電車でプラットフォームに吐き出 ....
いらいらしたら

わすれられる

いらいらしたら

わすれられる

いらいらしたら

つめたくなれる

いらいらしたら

わすれられる

いらいらしたら

わすれら ....
そよとも揺れないすすきの穂が
あたりに白く浮かぶ

とおくを
スローモーションの足どりで
駆けて行く
赤いセーターを着た少女

お腹がみるみる膨らんで
まんまるになったかと思 ....
現代詩雲の下
無風にゆられて見ていたのは
つぼみのまま終わった
赤でした
無音ひびく団地の前
灰色の壁にかきなぐった鳥が
空へ
とんでゆく夢を見た
その後で、
現代詩雲の下
ざーざ ....
叢でひっそりと
台風が去ったあとの
サファイアブルーの空を
見上げてます

小鳥よ、小鳥
わたしを一緒に連れてって
くちばしが
わたしをついばむ日を
待っています

翼を持たない ....
     ふと違和感を覚えた朝
     右足に苦しみが
     そうして五日後、
     右腕にかなしみが 

     絡まった
              
     曲が ....
あなたのような人は長生きしてほしい
そう素直な人あってのひねくれ者だから
だから九十四歳は悪くない 悪くない
これでも献花のつもりなんだ

アンパンマンを見たことがなかった
なのにアンパン ....
絶えず
一定の方向にだけ
エネルギーを集中し

間断なく
成長あるいは変容し続ける
モノやコトや
言い表せない何か

そんな奴等に
ヒトという間抜けな動物は
いつも
驚愕さ ....
 {ルビ呼 吸=い き} し

  地 に

 陽  魅 入 り 

     ・・・ 意 ?
記憶の糸をほどく
風景や音や肌触り
縫い合わされていた
いくつもの欠片が
ふたたび熱を取り戻して差し出される
思い出は語られたがっているのだろうか

子供の頃ひと夏を過ごした祖父母の家
 ....
愛していないと言われたら
喜ばなければならないよ

愛されていた

短くても
そんな時間が
あったってことだから

ありがとう、さやかさん(22 飲食店勤務)
テーブルの下に見え ....
まだ心拍を確認できていないから

小さな豆粒

あと10日後に確認しにいくね

小さな豆粒

今日は雨が降っていたんだよ とても落ち着く音と控えめな曇り空

一日中眠気が取れず 半 ....
口角からはみ出た口紅を
小指の先でそっと拭う
赤い口紅は
いつも私を強気な女に変える
呪文のように
優しい嘘を口から吐く

独りぼっち
砂の上を歩いていた
彼方にオアシスが見えるけど ....
澄みきった空

心は軽くトランポリン

つま先に少し力を入れさえすれば

宙に舞う舞うトランポリン

吐き出す息と手のひらバランス

もう少し先へトランポリン

ホイップみたい ....
■■■
■■■ 電車の連結部で
■ ■ シュノーケルの音
■ ■ 渚が車窓から消え
    つり革の人々は
    相変わらず揺れ
■ ■ 大波小波が
■■■ 電車内の人々の足を濡らして ....
                  131015



弾み車の振動を枕に
愉快な楽団員は眠る
ガラパゴス号に乗り込んだまま
帰ってこなかった男もいたが
射殺されなかったのだから
昔 ....
  柔らかい毛並みをもつ犬が
  雨降りの日、あなたの家の周りを歩いている
  濡れそぼった人工革の鞄を口に銜え
  みじかい尾を左右に揺らしながら
  あなたはベッドで横になって
 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12042)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
露草- るるりら自由詩14*13-10-19
- ReAg自由詩313-10-19
雑草_三原則- 藤鈴呼自由詩5*13-10-19
きこえない、ふり- 伊織自由詩7*13-10-18
鰯の頭_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩15*13-10-18
【_私の才能_】- 泡沫恋歌自由詩19*13-10-18
やさしさと呼ぶもの- HAL自由詩8*13-10-18
礼儀- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-10-18
金木犀の祈り- 夜乃 こ ...自由詩13*13-10-18
セミ- ReAg自由詩313-10-18
奴半丁、葱一片- faik自由詩9*13-10-18
隠れてる- 芦沢 恵自由詩21*13-10-18
木枯らし・・・- tamami自由詩713-10-17
ジェロニモ- salco自由詩10*13-10-17
つめたい月- 吉岡ペペ ...自由詩913-10-17
夕日__(詩人サークル「群青」10月のお題「無」から)- Lucy自由詩12*13-10-17
現代詩10月- 左屋百色自由詩16*13-10-17
じゅずさんご- そらの珊 ...自由詩1213-10-17
一歩ずつ近づくもの- 石田とわ自由詩11*13-10-17
ひねくれ者より献花です- ただのみ ...自由詩37*13-10-16
蔓延る- nonya自由詩19*13-10-16
い段の朝- ただのみ ...自由詩12*13-10-16
ありがとうの言葉とともに- そらの珊 ...自由詩18*13-10-16
ありがとう、さやかさん- 花形新次自由詩213-10-15
小さな豆粒- 朝焼彩茜 ...自由詩13*13-10-15
【_砂の記憶_】- 泡沫恋歌自由詩14*13-10-15
トランポリン- 灰泥軽茶自由詩713-10-15
まわり道- るるりら自由詩14*13-10-15
まわり道- あおば自由詩9*13-10-15
柔らかい毛並みをもつ犬- 草野春心自由詩313-10-14

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