すべてのおすすめ
空が
ひとつの滴に落ちてきて
片目の上から動かないまま
やがて 消え去った



何か
わかってもらいたくないことが
あるようだった









 ....
面食いの部屋に首のない地蔵 人の住めない土地に季節流れている 果てしない思考に明け暮れる
無為徒食の存在ではないと
間違いなく
世界に貢献しているのだともいう
だがそれは私の意志ではない
決定でもない
私の居るところに
豊かな命の繁栄があると
言 ....
薄闇の中に残された
       一つの林檎から

向かい合い互いの髪を切った
鋏で剃刀で鑿で鋸で

欲深く嗜好を相手に負わせ続けた 
二体の異形は言葉を上擦らす

「わたしたちは互 ....
晴れだ

汚れた車を洗おうと
バケツに水を汲み運ぶ
曲がり角で
バケツが少し回転する
バケツの小さな遠心力が手に伝わる
あっ
懐かしい感覚
身体に染み込んでいる楽しい感覚

 ....
雨上がり傘は思いがけずに閉じる
嫌えば嫌うほど何故か奴には出会ってしまう
回り道をする
すると信号機で親子連れの奴に出会ってしまった
互いが無視をした
……どうしてなんだろうな
と ....
心を込めても
君に届かないのなら
無いものと一緒だわ。
ミモフタモナイけれど
ソレが現実だわ。

愛を語っても
最後に嘘になるのなら
ペテン師もご苦労様。
約束なんて
ソンナものだ ....
海を見渡すと
決まって悲しくなる。

波の音が
泣き声に聞こえるから。

砂の色が
灰の中のようだから。

けれど私は海を選ぶ。

波の音も。
砂の色も。

ただ広い海 ....
あの不安定だったひととき
この人のためなら
自分が持っているすべてを
投げ打っても構わないと思った

自分はこの一時、血迷っているだけなんだろうな、とは気付いていた
一晩も経てば、正気に戻 ....
月光に色彩を失った体温がナイフを研ぐ
知恵は分裂と融合を繰り返し
情欲に肥大した心が沸騰している
突出した眼が揺れて
生じた眉間の隙間にナイフが潜り込み
矛盾にゆれる知性を切り裂いていく
 ....
結露した鉄管を登ると
冷気の上がる自家発電の貯水層があり
ミンミンゼミは狂いながら鳴いていた
夏はけたたましく光りをふりそそぎ
僕たちはしばしの夏に溶けていた
洗濯石鹸のにおいの残るバスタオ ....
{画像=140712005301.jpg}





あれは5月の終わり
小学生のぼくは
一人で仲間から離れ
体育館の横の鉄棒の側の
紅いダリアに見入っていた



転がり ....
夜毎訪れるセピア色の光景にふと吐息を漏らす。
奪われてゆく時間の中では全ての音色が透明だ。
物語は夢と現の境を行き来して
真夜中の扉をけたたましくノックする。

頭の中から幾つ ....
  わたしの心が
  くらげのかたちになったら
  会いにきてくれますか



  手のひらに月をすくい
  くちびるを歌でみたし
  むかえにきてくれますか
  わたしの心 ....
職業欄に忍者と書いて消したあとがある 寿退社する君へと
パッションフルーツを
プレゼントする昨日
月末に送別会があるようで
退社するときに演説する
練習をまたしている

揺りかごから
墓場までと云う言葉を
知っている?と ....
やわらかな祭壇から羽搏く宝石函
銀のスウィートピーが窓辺で揺れる
炎と氷の繊細なレースを身に纏い
水平と垂直との幸福なダンス
ダイアモンドの心臓の生きいきとした旋回
ピアノの鍵盤は記憶と予感 ....
 掃除、片付け
 ゴミの分別

 始めるまでは厭わしく
 いざ取りかかれば簡単で
 終わってしまえば、
 気持ちがいい

 分っちゃいるけど、先延ばし
 そうして、かれこれ二 ....
涙をくみあげる ゆびさきの淡い痛みが枯れるときは来ない
かぎりない往復は いくつもの色で潤滑されて
かなしみの精度をふやし
五官のうつせみにくりかえされる干満
光のない静寂には 距離をはかるの ....
波打ち際

ビー玉大 小ジャリ拾う

口にふくむ


「私 見張り番をしたのよ」


「何の? なぜ?」


「砂泥棒の・・・コロッケを買うお金欲しかったの」
 ....
血だらけにしたダンボールの聖衣が甦らない これだけ情報が溢れる世の中

私は無意識のうちに検索し

人の噂や点数を気にして

なるべく良いところを選ぼうと苦心する

しかしそれが

私の物事に対する眼差しや

何か危険 ....
あの人は上から目線で
人を評価してくるからいや
己の傲慢に気づいてほしいわ
と言っているあなたの
傲慢な自意識
風が、頬を撫でていった
仰いだ空を、雲は流れた
この道を往く
我は旅人
風の想いの吹くままに  
私は関西人だけど
納豆が大好きです!
けれど頑固な関西人の旦那は
決して納豆を口にしない

蛸を食べる日本人を見る
欧米人の眼
豚を食べる民族を見る
イスラム教徒の眼

彼にとって ....
飛ぶ
ということを手放して
風を作る
ということを手に入れた
君は無口なプロペラ

人間が涼む
猫が涼む
テーブルの上のうすい紙切れを
宙へ舞い上げる
いたづら

わたしに見え ....
奇数行 長谷川忍
偶数行 鵜飼千代子


時々は嬉しいこともあって
蛇の目に注ぎのぼる酒を見遣ると
それでお酒を呑む
波立つおもてにやがて 習ったよう ....
おでこに半額シール貼った女が四畳半の部屋にぎっしり 【水だ】

空が、しだいにコーラルブルーに
かすむ

骨だけになって、鯨は
今日も尾頭付き

水族館の いっかいから 
          二階にかけて
       ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(空が)- 木立 悟自由詩614-7-13
面食いの部屋に首のない地蔵- 北大路京 ...自由詩414-7-13
人の住めない土地に季節流れている- 北大路京 ...自由詩414-7-13
題名を当ててください- Lucy自由詩18*14-7-12
反愛- ただのみ ...自由詩17*14-7-12
遠心力と太陽と- ichirou自由詩12*14-7-12
Mは消極的なストレス- アラガイ ...自由詩7*14-7-12
ミモフタモナイ。- 永乃ゆち自由詩3*14-7-12
海を選ぶ。- 永乃ゆち自由詩4*14-7-12
誠実と暴挙の交差点- クナリ自由詩10*14-7-12
寒い夏の情景- イナエ自由詩11*14-7-12
夏休み- 山人自由詩8*14-7-12
想い出__/__ゴム鞠毬は暗がりを跳ねて落ちて- beebee自由詩24*14-7-12
ソリテュード- ヒヤシン ...自由詩16*14-7-12
わたしはくらげ- 草野春心自由詩814-7-12
職業欄に忍者と書いて消したあとがある- 北大路京 ...自由詩714-7-11
ラストメッセージ症候群- りゅうの ...自由詩15*14-7-11
蒼星交響楽- 塔野夏子自由詩7*14-7-11
部屋掃除- まーつん自由詩10*14-7-11
夢、一夜- 橘あまね自由詩1214-7-11
潮(うしお)- 芦沢 恵自由詩23*14-7-11
血だらけにしたダンボールの聖衣が甦らない- 北大路京 ...自由詩714-7-10
オススメの罠- 灰泥軽茶自由詩1314-7-10
傲慢な人々- Lucy自由詩10*14-7-10
旅__- 服部 剛自由詩514-7-10
【_納豆_】- 泡沫恋歌自由詩17*14-7-10
やさしいプロペラ- そらの珊 ...自由詩28*14-7-10
交錯詩_「お酒」_____長谷川忍___鵜飼千代子- 鵜飼千代 ...自由詩16*14-7-9
おでこに半額シール貼った女が四畳半の部屋にぎっしり- 北大路京 ...自由詩914-7-9
【水】引き潮- るるりら自由詩22*14-7-9

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