すべてのおすすめ
そのふるえる糸にも
ひとつふたつの意味はあった
のかもしれない
時折の風雨に晒され
形を変えてしまった
その幟ももう
争うためのものではないし
御触れの見張りでもない

そよ ....
薄ピンク色 愛を乞ういろを なでる ひたすらに
ああ、知っているよ まっすぐに

舌から垂れていく粘膜は都市を浸食していきますね。崩落していく花の詰められた箱から解放されて飛び立つ夜の白鳥の夢で ....
孤独に身を置きたい
そして独りに徹したい

寂しさの中に生き
時の旅人となり
詩にうずもれたい

不幸の時のほうが
独りの時のほうが
いい詩が生まれるという

喧騒からはなれ
 ....
樹間から
覗く秋晴れの青、
ふるふる震え
金木犀の香が舞う夕べ、
時はすっかり透き通り
遠い記憶を辿りいく

)何があったか
)細かいことは忘れちまったが
)ただ喜びと懐かしさだけ
 ....
本当に心底悲しい時
ひとは涙を流さない
日々、瞬きのシャッターを切り続ける。
現像の出来ないネガ、心底に降り積もる。
瓶を
割ってね、

憂さ晴らしを
した。

憧れが
さまよって
愛が
凍ったから

好きは好き

だったよ。

脱兎のように
なっちゃったよ。

でもね、
でも、 ....
彼女っていつもね ねこみたいに

膝を抱え込んで丸まってるの

違うのはお陽さまを避けるところ

陰の路地探すのが得意で

其処で一日丸まってるの

・・・ちょっとした時間潰しゲー ....
ちぢれた{ルビ髪=かみのけ}が肩にかかり、
そのひとみは幻のようにとおくを見つめ。
装うこともなく、荒れた手は、
彼方のなにものかを追うようにかすかに持たげられる。

偉人を生みおとした晩に ....
木立の緑が揺れている
私は冷たい虚を飼って
鉛の監獄から眺めている
気だるく憂鬱な昼下がり
空は一面の灰色模様、
風はもう絶えず吹き
荒れ果てた街並みが
ぱたんぱたんと倒れていく

 ....
誰か愛しい人はいますか?
憎まれても
想った様にはゆかなくても
悲しみを抱えてしまっても
許せるくらいに想える人が
プライドを傷つけあっても
地面に倒れこみそうになっても
それでもいいと ....
あなたのもとに嫁いだ日に
鳥籠ひとつ持ってきました

ずっとずっと女になってからも
大切に飼っていた鳥だから

これまでに
一度だって逃げようなんてしたことなかったのに

あなたのも ....
美しい言葉を綺麗に並べたら
弓にして
誰かの心に矢を放ちたい

それが誰かがわからない
靄に飲まれて
わからない

美しい言葉を綺麗に並べて
風景画を描きたい

気に入る絵の具が ....
言葉にはできないものがある
言葉からは洩れるものがある
その溢れ落ちた得体の知れないものを
掴みどころのない感情を
何とか伝えようと
何とか形にしようと
何とか掬い取ろうと
名も無き詩人 ....
君を追いかけて
追いついて振り返らせて
謝るからさ
明るい笑顔を見せてよ
騙そうとしたわけではないし
冷たくなったわけでもないんだ
動きはじめた運命の歯車が
ただただミシミシと音 ....
太陽。日ざし。朝。鳥の声。鳥の姿。新聞配達のオートバイ。園児達。お母さんが主婦に帰る。郵便配達のオートバイ。宅配のトラック。昼休みの鐘。木々のざわめき。帰宅する学生。さよならの挨拶。夕暮れ。夕食とその .... 天国へと昇るためのロープが無数に垂れている。
天国は尋常でない高さだから手と足を使ってロープをよじ登るのは至難の業

途中落っこちてしまう霊も続出
落ちたら地上にはそれを待ち受けてる穴が
そ ....
地球はお饅頭
地球外星人がやってきて
その超高度な文明の力で二つに割った

「パパあたしに半分ちょうだい」
分かったあげるよ
だけど娘よ
マグマが垂れるから
やけどしないように
ひとはそれぞれに
生き方や経験だけが醸し出す
そのひとだけの香りを漂わせる
ラグビーボール、さつま芋、焼き芋たべたいな。
大学芋もいいし、スイートポ、あ、トライ見逃した。
かれん。もくせいのはながさいたの。
かれん。ちいさなゆきのかけらだわ。

かれん。せっぺんのようにちらして。
かれん。ひくいしろいひざしのなか、

かれん。かたちとかげがとけたんだ。
か ....
わたしの時間はあのときから
すっかり止まってしまったんです

そして悲鳴は
とっくにわたしの絶望をふみしめて
わたしはあたまが空っぽだから
からだじゅうを毒で塗り固めているんで ....
道幅が狭い。車同士の行き違いが不可能。人と二輪車は侵入禁止になってない。

オーナーが道楽でやってるとしか思えないガソリンスタンド。その横から入っていく路の両側にはギリギリまで家々が建ち並んでいた ....
海の部品が落ちていた
大事な部品を落として
海は今頃
どこで凪いでいるのだろう
行方を捜すにしても
持っている地図は改訂前のものだし
海に関係する友達も
親戚ももういない
海を作っ ....
脈拍が異常に速い
肉体が何処かに
逃走したがっている
あるいは魂が

真夜中、突然飛び起き

巨大な虚無の穴開いている
闇に、平板な闇に
恐怖、恐怖、只恐怖

上下左右、空間意識 ....
思考する
宇宙の糸を
一本借りては
掴まり
ふわふわふわふわ
揺れ踊る
わたしのなかをながれ
静かな時流の奥へ奥へ
少しずつ速度を上げ
着実に遡行しながら

来るもの来るもの
 ....
月曜の夜 
オープンマイク「SPIRIT」に行った 

若い詩人達が輝いていた 
かれらをリードする主宰の詩人二人は 
言葉の夜の 
オープニングとエンディングで 
世を去った同世代の詩 ....
ヤキモチは大切に妬きましょう。
わざわざ七輪を用意しちゃいましょう。
書けるから

空が青いなとも思うし

木々も育ったなと思う

つるっとした老婆が言っていた

書けなくなったら余生などないのだ


台風がすぎて鳥たちが

遅い食事にとりかか ....
大きな雨が一滴、地球へ落とされた。
ピペットでポタッと、宇宙の理科室から。
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そよぐ- AB(な ...自由詩10*19-10-24
かぎ編針で刺す- 田中修子自由詩5*19-10-23
2019・秋- あおいみ ...自由詩1119-10-23
残響- ひだかた ...自由詩13*19-10-23
悲嘆- HAL自由詩7*19-10-23
ネガ- クーヘン自由詩9*19-10-22
『瓶割屋』- 立見春香自由詩619-10-22
雨の雫色の彼女- もっぷ自由詩1*19-10-22
sonnet(肖像)- おぼろん自由詩5*19-10-21
只ぼうと(改訂)- ひだかた ...自由詩11*19-10-21
拙く単純なままに・・・- まみ自由詩4*19-10-20
籠のなかの鳥- こたきひ ...自由詩519-10-20
美しい言葉を- こたきひ ...自由詩619-10-20
戒め- HAL自由詩12*19-10-19
9月の純心、10月の青空- 秋葉竹自由詩919-10-19
ゆっくりとした主題の急速な展開- おぼろん自由詩8*19-10-19
天国へと- こたきひ ...自由詩319-10-19
地球外星人がやってきて- こたきひ ...自由詩619-10-18
香炉- HAL自由詩6*19-10-17
スイートポ- クーヘン自由詩9*19-10-17
etude- おぼろん自由詩9*19-10-16
雪になりたい- 秋葉竹自由詩719-10-15
楽園の反対側- こたきひ ...自由詩219-10-15
鼓動- たもつ自由詩1019-10-14
魂の試練- ひだかた ...自由詩619-10-14
思考の糸- ひだかた ...自由詩519-10-14
詩人達の夜とひとりの朝- 服部 剛自由詩119-10-14
七輪- クーヘン自由詩4*19-10-14
余生- 函館ドラ ...自由詩519-10-13
大雨- クーヘン自由詩7*19-10-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402