すべてのおすすめ
双子の黄身が出るまで割ろうとしている 長い眠りの蛹の
生まれ変わる朝の
ときめき
蜜に濡れて
去って行く蝶の
涙の滴が描く
飛翔の予感

村一面に泡立つ音は
目を見張り
燃え始めた野火は
往き先を失って
困惑 ....
いやさなくて
いいよと
それはいう

かなしみは
いやされることなど
のぞんでやいないさと
筆先でなでていく

涙の成分は
瞳に必要なものだという

いわさきちひろの描く
こ ....
何気ない日常にある
心をときめかせてくれる景色

自然が創り出したものは
純粋な心に溶け込みやすい
風通しがいいから

あなたがくれた綺麗なままの言葉
私を光らせる波動を持っている
 ....

カエルの鳴き声はひっきりなし
奴らの鳴き声のリズムのゆらぎで
僕はクラクラ酔っ払う

そんな奴らが何かを感じたのか
突然一斉に鳴き止み
あたりは
深い静寂に包まれる

耳が ....
形の無いものから逃れようと、必死に奔るうちに
地平線は、もう、どこにも、見えなくなってしまう。
「待機せよ」と、ひとりの純白の少女が起ち上がり祈るが、
またふたたび、真理が降ることは、ないのだ。 ....
悲しみの深さは
ずっと後になって
分かるもの
今は感情の欠片すら
なくなった
空っぽの胸に
風に似た風が吹き抜けるだけ

もし風に表情があるのなら

微笑んだように見えたのは
あ ....
ヒッヒッフー
ヒッヒッフー
ママが呼吸法の練習をしている
ボクがスルンッ産まれるように

一緒に頑張ろうねといつも届けてくれる 優しい声

あの子がまた膀胱を頭突きする
おかげでトイレ ....
淡い色あいと
やわらかな花の模様に惹かれ
去年の春に衝動買いしたストール

今年も私に
似合うだろうか

流れる時代の
はやりすたりと
日々変化していく自分の容貌
鏡を見ながら
 ....
花が笑うような日だから
つんのめった想いからビー玉みたいな嘘が転がっても
誰をも恨むことはないじゃないか
翼を切られた幼子も
失くした以上に強奪しながら
物足りなさに役立たずの爪を研ぎながら ....
梅雨の晴れ間に、ひときわ
紫陽花は朝陽に輝いていた、その朝

報せの電話が真夜中に鳴った
冷静と言えば、聞こえはよいが
私の応対は驚くほど事務的であった
どこかに、安堵が潜んでいた

 ....
光が少ししか
届かずに
かすかに耀く
とても小さな
砂漠だけの星へと
旅行をする
少女を描く
ある絵本を作ろうとする
少年がいるのでした

はるか彼方の銀河への旅を
描いた絵本を ....
 上手く折れない
 紙飛行機が
 放り込んだ屑籠の
 縁から顔を覗かせている

 拾い上げて
 半開きの窓に向けて
 今一度、飛ばしてみるが

 盲の鳥のように
 あさっての方向へ ....
アスファルトの割れ目から
草は小さい両手をひろげ
生えている

(露水晶に陽を写し)

僕の中にも
自らを開くいのちの種が
眠っているかもしれない  








 ....
蛍の光は ブルーノート ラプソディ
またたくまに いちめんに連絡を取り合い
思いのたけの いのちの一陣の すいみゃくを
はしゃぐように かわもも 橋も 光で覆う

おおわれた わたしや
お ....
散らかった部屋
ばらばらの思考
見失われた意義

叫び出したいような
しかし叫ぶ言葉もなく
かろうじてため息が
弱々しい声になった

私はここにいるよ
忘れないで
「どっきりでした」と伝える役が急死 遠い国で内戦があった

銃弾に倒れた人
爆弾に吹き飛ばされた人
炎に巻かれて焼かれた人々や

たくさんの人間が血を流し死んだ

勝利者は誇らしげに
殺した人の数を発表する
その中に ....
つたったあとを
つたうものあれば
つたったあとを
つたわないものもいて

誰かのまなざしのあとを
なぞるものもあれば
誰かの言葉のあとを
なぞらないものもいて

きょうのまことが
 ....
なあ、うさぎ
おれが罪を犯したら
おれの愛したものたちも
みんな
燃やされゆくのかな

なあ、うさぎ
あいつの作った歌は
もうショップには並ばない
おれはあいつを知らないし
だが
 ....
どんな神が
人に 憎むことを
殺すことを
命じたのだろう

信仰などなくても
人は憎み合い
信仰などなくても
人は殺し合う

信仰などなくても
愛し合うことだって
でき ....
  席はあったが
  わたしは座らなかった
  銀いろの月によく似た
  さみしい言葉だけ胸の奥に置いて
  けれども誰にむけたものかわからず
  きまり悪い笑みをうかべて わたしは ....
そろそろアサガオを摘心したい

少し可哀想で
それに
自然の育ち方じゃないから
きっと
アサガオにしてみれば僕のエゴ
だから僕は
アサガオと妄想でコミュニケーションした


ヒョ ....
幾つも 抽斗が有るのは 嬉しいこと
手の内 全て 見せちゃったのに
魅せられない ほうが 問題

定義された「問題」の欠片を
大問題に発展させる定規

分度器よりも歪んでいる
 ....
エッチなシーンないまま2時間が終わった 元気ではなく
何もすることがなく
眠れず
そういう時年に何度か
自分の名前をインターネットで検索した後に
いつもと同じサイトしか出てこず
ふと思い出したように現代詩フォーラムなんかに行った ....
無実の者を巧みに陥れた男の
偽りを隠ぺいする行動は
あっけない結末だった
縊死も轢死もなし得ず
笑ったような顔で出頭する男の
みじめな偽り隠ぺい行動
そんなニュースを見ながら
あれこれ考 ....
朝露に濡れた薔薇のつぼみよ

蕾の持つ美しさ

それは未来(あした)という一瞬の輝き

過去(きのう)は蓄積され

そして、沈澱してゆく

現在(いま)は消費され

過去の薄っ ....
さあ、どうぞと皿が私に差し出される
その上にきれいに盛られている
とてもいい匂いのする料理は
食べやすいように切り分けられている
中には苦いものもあるけれど
健康でいたいでしょう?
それを ....
アスファルトに残された雨
今は水溜りと名を変えた
干上がりかけたわずかな身に
懐かしい空を映す
風の愛撫にさざなみながら

二羽のすずめが水浴びする
天と地といのちが戯れ交じり合う
明 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
双子の黄身が出るまで割ろうとしている- 北大路京 ...自由詩514-5-24
友へー2014/05/24ー- イナエ自由詩10*14-5-24
水彩- そらの珊 ...自由詩22*14-5-24
綺麗なまま- 夏川ゆう自由詩214-5-24
この静寂- ichirou自由詩6*14-5-24
ある古代詩のソネット- ハァモニ ...自由詩6*14-5-23
マイセックスライフ- 花形新次自由詩814-5-23
37週目- 朝焼彩茜 ...自由詩16*14-5-23
夏へのプロムナード- Lucy自由詩13*14-5-23
花咲く散り人- ただのみ ...自由詩16*14-5-22
紫陽花- 山部 佳自由詩1114-5-22
こんぺいとう- りゅうの ...自由詩10*14-5-22
飛べない翼- まーつん自由詩23*14-5-22
草の種- 服部 剛自由詩8+14-5-22
ブルーノート_ラプソディ- るるりら自由詩14*14-5-22
はぁ…- 森川美咲自由詩5*14-5-22
「どっきりでした」と伝える役が急死- 北大路京 ...自由詩714-5-22
【_数字_】- 泡沫恋歌自由詩15*14-5-22
流跡- そらの珊 ...自由詩17+*14-5-22
うさぎライト- umineko自由詩20*14-5-22
善と悪- Lucy自由詩12*14-5-21
- 草野春心自由詩1014-5-21
僕のエゴと言い訳- ichirou自由詩5+*14-5-21
私の引き出し- 藤鈴呼自由詩2*14-5-21
エッチなシーンないまま2時間が終わった- 北大路京 ...自由詩514-5-21
真夜中の現代詩フォーラム- 馬野ミキ自由詩8*14-5-21
みじめな偽り隠ぺい行動と情けない事実暴露行動- ichirou自由詩9+*14-5-20
つぼみ- ……とあ ...自由詩17*14-5-20
差し出された皿- そらの珊 ...自由詩23*14-5-20
……雨- ただのみ ...自由詩20*14-5-19

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