すべてのおすすめ
秋のひかりと血潮の影に

私のゆびさきが染まっている

雲がきれいだ

貴女のようだ

秋と私は漢字が似ている

水色の匂いだ

貴女の匂いだ

秋のひかりと血潮の影に
 ....
猿山の
一番見えやすい位置に
子猿を抱えた
母猿が座っていて
まるで「うちの子可愛いでしょ?」
と言っているみたいで
親ばかは
人間だけじゃないのかもしれないと
わらった


私 ....
鳥取砂丘を見ると
頭の中でハミングしてしまう曲がある
 {引用=月の沙漠をはるばると
旅のらくだが行きました}
異国の世界を唄った
この童謡が小さい時から好きだった

よく「月の砂漠 ....
旅の途中で
人間という乗り物を選んだ時
わたしは
翼を捨てた

翔ぶ力を失うことと引き換えに
それに見合うだろうと
思える力を
もらったはずだった

後悔はしてないが
時々背中に ....
指でなぞる雲

指先から放たれる感覚は

自由自在に空を飛ぶ鳥のよう

ひゅいと懐かしい風が吹く

雲をなぞったように眉毛をなぞり

瞼を閉じれば暖かい光が

残像を呼び起こし ....
窓から覗くこころ

静謐と違えるような濃紺の夜空に
規則正しい月の呼吸音
今ここにあった形はもうここに無く
冴えた輪郭は残像でしかない

バスルームにたゆたう湯気

水面の上下で冷た ....
人はそれぞれの会社と、契約する。 
もっと大事な、契約があるかもしれない。 

五感を越えた 
こころの{ルビ襞=ひだ}に沁み渡る 
天の声 

(あなたに託された夢を、吟味せよ――)  ....
前衛的という言葉でのりきる 「こっ、これは
 ただの糸電話じゃないですか?」
「そう見えますが違います
 iPhoneは誰とでもつながりますが
 itoPhoneは一人としかつながりません」
「持ち出して外で使えなけれ ....
どうしてみてくれないの

ここにいるのに

そばにいたのに

手をのばせば

とどくのに

どうして

はやく
はやく
はやく



時間切れ
叫んでも叫んでも

どうにもならない

この痛みをこの苦しみを

人間を超えたものが存在するのなら

どうかお願いだから

俺から取り除いてくれ

泣いても悔やんでも

ど ....
浮かぶ白い半月

黄昏れいろをふくんで

風たなびく青空

金木犀の香が懐かしい


バケツに水を注ぐ

その音がこの世を映している

秋の墓参り日和だ


浮かぶ白い ....
うまくいかないことがある。
うまくいくすべを、手放しているのかもしれない。


ふたりは、ざらざらした石球のなかでしんとしずまっている。
目はそらしたまま。夜に落とされたポイ ....
「なだらかな丘の草おおう地面にすわりたい」
                木の若芽


木の葉と鳥の羽に映し出された
 微妙な彩りの恵みが
 等しく幸いの象徴なことを
 なによりうれし ....
母の作る
遠足のお弁当
いつでもそこには
りんごのうさぎ

黄色い躯体に
赤い耳

役に立たない耳の端(は)を
世界に
ぴん、とそばだてて

ああ
君がい ....
東北東の風が父さんを目指す秋晴れの午後
生きていればきょう何歳だったの
数えるのはやめている
教えてくれるのを待っている

東北東の風よ教えて
父さんはいまどこで何歳のお誕生日を
東北東 ....
心が弱っているときは
余計なことが
 (巧妙に隠された冷たさとか)
見えてしまう
それで勝手に
傷ついたりする

心が弱っているときは
余分なことを
 (キャラメルのおまけとか)
 ....
何もかも面倒くさいって思ってしまうんだよ
あたま、病んでいてね
もしかしたらそんな理由からじゃない
のかもしれないけれど

三度の食事もサプリで済めばよいのにね
いっそお洋服着る習慣なんて ....
午後に流れる
偽り無きもの
門の上の鳥
泉は鳴いて


見えない冠のうたううた
影が切り取る街の陰
空から 地から
泡の振動


水にひらく
誰かの手
 ....
なにひとつ最後までは
寄りそいきれなかったわたしに
あなたがいつものように笑いかけるとき
許しが
どれほど無意味なことかを知ります

あらゆるものが
どれほど無意味なことかを

 ....
今日 一つの悪意がとぐろを巻いていた

子供の頃に見た陰鬱な景色のよう
すべてが蠢く暗号のように

見慣れた街並みがそのまま
仄暗い陽炎にゆがむ悪夢のように

今日 一つの悪意がとぐろ ....
今日 屋上から飛び降りた少年

   他人を撃ち殺した兵士

   幼女を襲った教員

   引き金を引いた密猟者

   轢き逃げをした若者

   盗みを働いた少女

   ....
                 121007

共感覚の指令の下に
自転車を漕ぐと
待ち合わせの人が微笑んで
昨日の猫が舌を出す
奴は今から欠伸をして
背筋を伸ばして
何処かに遊びに ....
出がけにかがんだ拍子に
傘立てをひっくり返してしまった
ありゃりゃ
傘の柄がポケットにしがみついている

学童用の黄色い傘
自転車通学している
中学生になった子供のものだったが
そうい ....
悲惨防止フィルム 僕の中の水
君の中の魚

穏やかな流れにさえ
魚はとどまらない

僕の中の土
君の中の花

地面に黒い影を落として
花は咲き誇る

僕の中の空
君の中の鳥

どんなに ....
  きのうの激しい雨が
  まだ宿る、濡れた土に
  枯れた牙を埋める



  擦りきれたビデオテープの
  不安定な映像のように
  きのうのきみは
  鏡よりきつく
 ....
心の晴れ間は錯覚だから


いつも本当はどんより曇った空より

淀んでいること 

誰も知らないわけじゃない


知らないふり?


できるわけない

心の中なん ....
息が切れるまで走ることが、生きることだ くちの中が腫れて
ぎゅっと膿をしぼる

吐きだしていまいましいものは
いつもいつも私自身だったものだ
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
雲がきれいだ- 吉岡ペペ ...自由詩1412-10-9
親ばか- 小原あき自由詩9*12-10-9
【_砂丘_—_雑記帳_—_】- 泡沫恋歌自由詩13*12-10-9
肩甲骨- そらの珊 ...自由詩20*12-10-9
すじ雲- 灰泥軽茶自由詩13*12-10-9
機械と水- 中村葵自由詩12*12-10-9
契約_- 服部 剛自由詩512-10-8
前衛的という言葉でのりきる- 北大路京 ...自由詩1612-10-8
itoPhone10- イオン自由詩14*12-10-8
透明人間- reo自由詩112-10-8
Prayer- 文字綴り ...自由詩1*12-10-8
秋の日和- 吉岡ペペ ...自由詩912-10-8
夜の鯨- ねことら自由詩312-10-8
なだらかな丘の草おおう地面にすわりたい- 木の若芽自由詩412-10-8
りんごうさぎ- umineko自由詩28*12-10-8
はざかいの風- もっぷ自由詩312-10-8
金木犀- そらの珊 ...自由詩15*12-10-8
独白- もっぷ自由詩412-10-8
ひかり_めぐり_Ⅴ- 木立 悟自由詩712-10-7
地平- はるな自由詩812-10-7
今日_一つの悪意がとぐろを巻いていた- ただのみ ...自由詩19*12-10-7
愚かさを愛して- まーつん自由詩6*12-10-7
日々の暮らし- あおば自由詩7*12-10-7
淋しい傘- そらの珊 ...自由詩14*12-10-7
悲惨防止フィルム- 北大路京 ...自由詩512-10-7
さよなら- nonya自由詩21*12-10-7
枯れた牙- 草野春心自由詩8*12-10-7
もう一度だけ- 芦沢 恵自由詩18*12-10-7
_- 番田 自由詩212-10-7
くち- はるな自由詩412-10-6

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402