すべてのおすすめ
あなたの立てたポストは脆く
内も外も、やまない雨に濡れそぼつ
底冷えに、這いつくばった無音の小部屋の
差込口は狭く
取出口は固く
錆びた金具
動かない


 こころの番地(アドレス) ....
真っ赤な
パラボラアンテナは
今日も恋をする

南の島の
センチメートル波を
受け取りながら

灼熱の
コンクリートの上で
鮮やかに咲う

真っ赤な
パラボラアンテナは
 ....
下町の団地の小さな台所で
母が作ってくれたホットケーキには
必ず人参のすりおろしが入っていた

海を隔てた異国の地で
日曜日の朝私が作るパンケーキも
やはりほんのり柑子(こうじ)色

 ....
低い低い太鼓の音が燦と祈り 鳴り罅いる響き
受け取らずにはいられない 貴殿の懐からの暖かな心

遍くこの風に 草を石で磨り潰した色味が 包む 私の懐を
颯爽と澄むこの神無月の空の下に 惹かれる ....
ひぐらしが
違うひぐらしになってしまう日を
待ち焦がれている


太陽の持つ熱とは別の種類の熱が
わたしを包み
わたしに留まる
何もかも解っている
あとは応えるだけ


この身 ....
朝ぼらけ

星の香り

色彩を描く

長い休符

沈没しようとする船の中で

君の世界は終わらない

砂の中の海

そこにいるあなたが誰であろうとも

ねじれた木

 ....
今日プリンタのトナーカートリッジが届いた
いま遣ってるMacにトナー残量警告のダイアログが出たためだ
用紙も少なくなっていたので5,000枚を箱買いをした

それは明日も書いたコピーをプリンタ ....
生きる


 ぼくは幼いころから
 暗いクライこの道を歩いている
 今は臭い水の横を歩いている
 
 しばらくたって
 ぼくの目には
 遠くに見える水の色が
 ねずみ色に見えた
 ....
まだ夕方だというのに眠くて
すこし横になっておこうかと考えているうちに
いつのまにか眠りがやってくる
目を覚ますととうに外は暗い
諦めてこのまま寝直してしまおう
と、その前に水を一口

 ....
徒花に実をつけさせてやる 顔見ると
大体この子は
将来巨乳になりそうか
わかるんで
スカウトしてきて
立派な巨乳になるように
栄養豊かな食料と
適度なエクセサイズを与え
と言っても強制ではなく
あくまで本人の ....
お漏らしせずに ちょっと我慢して!
もう少しで宇宙までいけるから!

なんて言ったってただのオーガズムじゃね、
上空400キロメートル、ギリギリ地球だよ。

あつーいあつい大気圏抜けて ....
裁判所から出頭の通知が来た

なのにこのこころの優雅さはなんだろう

みんなじぶんが正しくて

みんなじぶんが得をしたいだけだ


そんなことで砕け散るような

俺は岩じゃない
 ....
  頭と心と後ろの者 散乱の言葉になれない象徴まで掘り下げることの
困難なダイヤモンドダストが滞ることなく 手を伸ばし 溢れている

  ただそれだけのこと 生きを背中から知らせ 前へ倣う最前列 ....
ぼくが温めていたのは
翡翠色でつむじ曲がりの卵
アイスクリームにはボートを浮かべ
溺れるふりして幽霊女とキスをする
ポケットに隠した一人分の蠍をひらり
素顔の道化師に変えてご覧に入れまし ....
盆休みでネタがないから
毎年毎年この時期になると
無理に深刻な顔して
何とかしのごうとしてんじゃねえだろうな
もし不細工ねえちゃんかき集めた
グループが覚醒剤で一斉検挙でもされたら
みんな ....
あなたたちは自ら望んで
戦地に赴いた訳ではない

ただ父や母や祖父や祖母を
そして幼き子と愛する妻を護るために

玉砕覚悟で銃火飛び交う島々へと
海では一機一艦の命を受け空で散華された
 ....
大人の階段を昇る筋肉がない 男にも連れ去って欲しい夜がある 考えることもなく ぼんやりしている
朝から 何もしていない
それとも何だろう
白い 釣り糸を垂れて


あの言葉は何を意味したのだろう
女のことばかりを考えていた
緑色の自転車を走 ....
日々の習慣こそ愛おしい

扉を開けてただいま、と言う
杖は手摺に立て掛ける
靴を脱いで右端に寄せる
一人前の惣菜を冷蔵庫に入れる

白い手拭いを
四つ折りにして
赤い糸で等間隔で縫う ....
夕焼けは空全体が燃えることだった
そんな日々からずいぶん経って
いま夕空のどこを探しても
みつけられない六歳の空

大人なのに泣いている理由がわかって
こんな場合にこの気持ち
どう切り替 ....
   未熟な目線を どうか伏せずに見つめて下さい

瑠璃濃く刻々と 裏返る程の直線の広がり 尚煙立つ 
天分を受け取るかの如くの手のひらの菊の華

しゃくしゃくとその精華 馨しく立つ

 ....
空を滑り落ちた小鳥のように
翼をたたんで
ムクゲが地面に死んでいる

ぽとり
ぽとり
眼をとじ
命を閉じて

どこまでも拡がっていく夏空の下
次々に開く
新しい花達のふもと

 ....
清秋の流れ星が 陽だまりの弧を縁取り
初夜の刻

この色をもって橙に染める
現状の円らな出来事を 仕分ける
曼珠沙華のセカンドカラーに清めを求める

些細に複雑な絡みをそのまま 溶かして ....
たまごのあてさきは
今日も 運動会です


最後には 綱引きで終わるはずですが
お弁当を 食べたフリしている こも いるのしょうから
パン喰い競争は できたら はずさないでほしいです

 ....
いきかがり上
この焼けつくアスファルトを 歩かねば なりません

せみしぐれは しずかです
電気屋の扇風機売り場の せみしぐれとは ちがって
緑の影から にわかに飛び立った 蝉の翼の ....
のっぴきならない
事情がお有りと
要らぬお察し致します

もしや事情が無いのなら
尚更心配致します

ただ等閑なだけならば
私は安堵致します

あなたに易きときあれば
私は安 ....
いくぶん体温の高い
あなたを胸に抱けば
心の真ん中にある
バターが溶け出し
私は
ホットケーキになった

ふくらんで
ふくらんで
痛いほどふくらんで
あなたに与える
ちょっとのほ ....
また月が始まる ぼやけた記憶を貼りつける
待宵に届かない蒸しる 古ぼけた鼓動

情熱の断片を繋げることもなく 剥がすこともなく
また月が始まる

手のひらに収まる小癪な小川 運命も何処へ
 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ポスト_(想起させるものに、忠実に)- 乾 加津 ...自由詩9+*13-8-17
ハイビスカス- nonya自由詩16*13-8-17
柑子色のパンケーキ- 夏美かを ...自由詩29*13-8-17
神無月の草風- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-16
盛夏- 伊織自由詩6*13-8-16
人のタイトルを勝手に並べると新しい物語が生まれるだろうか- 左屋百色自由詩6*13-8-16
『カット!_』- HAL自由詩8*13-8-16
生きる- 札中A斬自由詩113-8-16
洪水の夜- 春日線香自由詩313-8-16
徒花に実をつけさせてやる- 北大路京 ...自由詩113-8-16
巨乳牧場- 花形新次自由詩113-8-16
脳内麻薬で宇宙まで- なかうち ...自由詩113-8-16
俺は岩だ- 吉岡ペペ ...自由詩413-8-16
片目の露骨- 朝焼彩茜 ...自由詩8*13-8-15
熱帯抱卵節- ただのみ ...自由詩21*13-8-15
涼を求めて- 花形新次自由詩213-8-15
御霊(みたま)への歌- HAL自由詩8*13-8-15
大人の階段を昇る筋肉がない- 北大路京 ...自由詩813-8-15
男にも連れ去って欲しい夜がある- 北大路京 ...自由詩1013-8-15
夢の夏- 番田 自由詩213-8-15
運針/千人針- そらの珊 ...自由詩16*13-8-15
六歳- もっぷ自由詩1013-8-15
後夜刻の追願- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-8-14
「ムクゲの咲く朝」__(詩人サークル「群青」8月の課題「漠」 ...- Lucy自由詩17*13-8-14
初夜刻の祈り- 朝焼彩茜 ...自由詩4*13-8-14
毎日が運動会- るるりら自由詩9*13-8-14
いきかがり上- るるりら自由詩12*13-8-14
便り- hiroto22自由詩3*13-8-13
食べさせる- そらの珊 ...自由詩18*13-8-13
また始まる秘光- 朝焼彩茜 ...自由詩7*13-8-13

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402