すべてのおすすめ
目覚めておはようと
一人暮らしのわたしが
暦に向かって言っていた
太陽のある朝だ
まぶしくもない北東角部屋で
冷蔵庫を開けて豆乳を
そして胃のお薬もきちんと
、神さまはこのはじまり方を
 ....
何かが見えたような気になる



空は空の色
水は水の色
あの花はあの花の色
その人はその人の色

青と透明と赤と頑固者
決めてしまえば
安心だし便利だ

でもそうは思 ....
吟遊詩人は謡う


戦の空の青さ
豊穣の夕焼け紅の村
稲穂流るる黄金
化生蔓延る夜の闇


吟遊詩人は謡う


みずからに流れる血
営みの鮮烈な肌
俯いた子供の涙
定めを ....
鴉よ
美しく黒々とした羽を
朝の陽に照らされたお前は
卑しくともこの土地を望んだ
だから生きろ 鴉よ
住みやすいこの土地に
文句を言いながら 黒き羽
舞う 鴉
お前はやってきたのだ
 ....
君が私を突き飛ばしたあの日から
私は私を捨てて
君を殺して 食べました
鮮血 美味い 全て 美味い
骨までしゃぶったよ
でもひたすら ごめんなさい

冷たく暗いアスファルト ....
ながい沈黙が饒舌をはらみ
言葉を産みおとすとき
海がきこえる。

海をついばむのは
歌を忘れて後ろの山にすてられた途端
歌いはじめたあの金糸雀でなければならない。 

瞬間という永遠が ....
不謹慎ですね
きっと
でも笑ってしまいます
感傷を持ち寄って
灯して酔いしれて
そうゆう時と場所が欲しいのですね
明日への活力
というより
デトックス
上手くできる人ほど
生き方も ....
無くしたものを数えていると

入ってきた物盗りが

骨髄を持っていってしまった

寒空の下漁り尽くされた

ワゴンセールの片隅に追いやられて

ひっそりと息を潜めている無力感と
 ....
変顔するたびに割れるものがある それぞれの想いに世界を覆う空気がマーブルに

色を成して 溶けてゆく

包まれている

 私が体験した訳ではない友人の痛み
 ただ立ち尽くしながら体中から煙に塗れるように語りかける
  ....
懐かしい カセットテープを 取り出して
頭出しに イライラ イララン
要らないと 癒える曲なら いざ知らず

今 出さないと 二度と出ないの
お化けとおんなじ? なら出ぬ方が 良いも ....
夜更けのキッチンの窓辺に置いてあるクロッカスの白いふさふさな根っこが揺れた

ボイルしていたエビが跳ねた

ハードボイルドな銃声に

星もわたしもたじろがない

それはフィクシ ....
ビールは水曜のネコ。
おつまみは柿の種。
映画は、「マイライフ・アズ・ア・ドッグ」のスプートニク2号で月にいったきり帰ってこなかったライカ犬に比べたら僕はまだましさと言うイングマル少年、「トレイン ....
夜はぬかるみ
家のない鳥たちは
飛び続ける
(落ち続ける)

指差して灯るのは
あかるいのは嘘ばかり
やさしくて生ぬるい

半分のからだを
半分の誠実で包み
越えようとした
 ....
息は吐くそばから冷えて
凍った頬をもっとかたくした
ちっともこわくなかったよ
死ぬことも生きることも
きみがいないことに比べれば
もういい加減
煩わしいことから
解放されたい

ごちゃごちゃ言う
奴らを黙らせたい
来年は
平穏な気持ちで過ごしたい

人類三回絶滅出来る分の
核兵器を持ちたい
持てば、三回ぐら ....
砂漠の中
真白のシェルターに
二人は震えて いた

彼女彼らは
命を生む仕事を任された

彼の血で種ができ
彼女の涙が水となる

殺伐とした砂漠に
一枚の葉がしっかりと生 ....
似なかった自画像が金賞でいいのか 環状じゃない国道を
旅は若い私の
それは始まった

日光詣でだよ
特に意味は無い

一万円でどこまで行けるか
下らない賭けだった

アメリカの様な宿泊施設は無い
其の代わり食堂が ....
うそのそとに いつわり
うそのそとに いいわけ
うそのそとに くちがあり 
くちがあれば うそをはく

嘘から覗く虚ろな社会の本音で悪口 三枚舌で赤く丸める
嘘が強かに実しやかな ....
「皆殺し」

眠れないので改造しておりました
極彩色のペンチで
灰色をたくさんつくったのです
死んでいるみたいな街が
ついに
本当に死ぬ
夜の反対側で
針金みたいな警察官が
ド ....
子供のころ
とりかえっこが大好きだった
友達の靴はわたしには窮屈だったし
弟の枕は乳臭かったけれど
自分以外の人を感じる楽しいゲームだった
とりかえっこのあとには
必ずとりかえっこが返され ....
横浜のお堀は淀んでいた。
西口からそれに掛かる橋の先。
五番街と呼ばれる街区があり、私と彼女は
左に見える日活ロマンポルノ上映館を知らないふりを。
純喫茶で文字通りお茶を濁すはずだったが、赤い ....
 
都会の夜にまたたく星は必要だ

手をのばしても届かない それ

わたしにも、必要だ



 
西日の強い秋の日に 
燃え落ちた赤ピーマンの残骸に目をやりながら
駅前のツタヤと惣菜屋へ向かう

ジャーのご飯に合う惣菜を
ツタヤで十代に戻れる私を
選んだはずなのに
コンビ ....
きらめく街に二重映しに
廃墟が黒々と微笑んでいる
何からの自由 何への自由

星が降る 壊れながら降る
その欠片が傷つけてゆく無数の意識
何からの覚醒 何への覚醒

君はいつ泣いていた ....
あなたの瞳 異国の鳥よ
陽炎の向こう遥か遠く
倒れた女の首飾り
散らばるビーズ夢の欠片
神なき宇宙の茫漠に
見えない糸で星座を編んで

あなたの声 異国の鳥よ
風の螺旋を辿りながら
 ....
コンパスは嫌いだ
三角定規も嫌いだ
三〇センチの定規も嫌いだ

でも
雲形定規はどう使うの?
何故四角定規はないの?

何かを描くために必要なものか?
とくと教えて欲しい


 ....
凍てついた夜道で
640年前のベテルギウスの光を見上げながら
今日は星が綺麗だね
って僕のポケットに手を突っ込んでくる

見えないサソリから
ただ逃げ回ってばかりいるとても臆病な僕を
 ....
あたしはすごく疲れてしまって
家までたどり着けるのかひそかに心配で
空気はきんきんに冷えていて
闇を泳ぐようにふらふら歩けば
月が煌々と夜空を照らしているんだった
なのに街灯の明かりの下で ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
暮らし- もっぷ自由詩614-12-11
SISAKU- nonya自由詩19*14-12-11
吟遊詩人- 雨の音自由詩214-12-11
キントンキントン- 岸かの子 ...自由詩4*14-12-11
嘔吐く- 瑞海自由詩5*14-12-11
言葉- 草野大悟 ...自由詩4*14-12-10
それは素直なひねくれ者- ただのみ ...自由詩17*14-12-10
皮と肉と- 北井戸 ...自由詩114-12-10
変顔するたびに割れるものがある- 北大路京 ...自由詩114-12-10
銀河を渡る飛行機雲- 朝焼彩茜 ...自由詩14*14-12-10
頭出し_頭に来るし_イラつくし- 藤鈴呼自由詩2*14-12-10
重星のこすれる音 - 阿ト理恵自由詩8*14-12-9
水溶性キネマ- 阿ト理恵自由詩6*14-12-9
半分のからだ- はるな自由詩314-12-9
凍った頬- はるな自由詩414-12-9
年末だから核武装したい- 花形新次自由詩114-12-9
いのちともしび- 瑞海自由詩2*14-12-9
似なかった自画像が金賞でいいのか- 北大路京 ...自由詩5*14-12-9
国道沿い- ドクダミ ...自由詩4*14-12-9
うそのそと- 為平 澪自由詩714-12-8
いつかみんな死ぬよ/3つの下書き- 左屋百色自由詩1114-12-8
とりかえっこ- そらの珊 ...自由詩1314-12-8
はじめてのでーと- ドクダミ ...自由詩214-12-8
必要だ- 殿上 童自由詩19*14-12-8
正体- 為平 澪自由詩12+*14-12-7
奇妙な祝祭- 塔野夏子自由詩6*14-12-7
異国の鳥- ただのみ ...自由詩13*14-12-6
出会い- ……とあ ...自由詩11*14-12-6
<はるか>- nonya自由詩16*14-12-6
冬が来た- Lucy自由詩16*14-12-5

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