すべてのおすすめ
仔犬を胸に抱いた少年
あるいは
眠っている赤子を
抱っこ紐で抱えた母親
のように

買ったばかりの
ラナンキュラスの
花束を
両手で持ち

包装紙の隙間から覗いて

微笑ん ....
100億光年離れた
レッドポイント星(赤点星)に
帰りの燃料無しで
送り込まれたhayataroは
役立たずの自分が
実験台にされたことを知り
人類への復讐を誓った

酸素も水も食料も ....
愛したのは
哀しい目でした

わたしより弱いひとしか愛せませんでした

あなたはいつも俯瞰していました
わたしのことも俯瞰していました

わたしの浅ましさ
こころの醜さ

あなたはいつも俯瞰していまし ....
落ちる白い壁、この真夜中

沈黙の充満、物という物
剥き出しに在り
全てが均一に在るという
無機の死の奈落
無言の虚無の生々しい幻の告知
そうして俺はこの胸の広がりゆく空洞を抱え
物質 ....
きっつきつのジーパンの中の
ポコチンと同じで
すべて脱ぎ捨てれば楽になる
なんてことはない
そこには
突き刺さるような
他人の視線があるし
「ガハ、短小で包茎じゃん」
という嘲りの声が ....
ピアスの数だけ恋をした
傷付く度に増えてゆく穴を
キラキラと光る星で飾ると
少しずつ痛みを忘れられたが

朝になるとまた気付いてしまう
もっと良い人が居るかも知れない

私の耳には三日 ....
わずか数滴
血を受けたグラスのように
鈍く燃える吊り照明の下
やり過ごす唇に 骰子ひとつ

  十一時五十三分発特別急行

待たすより急かすより
テーブルに降りた静謐を挟んで
流れ  ....
 
 雨上がりの喫茶店で煙草の煙を追いかけていた。
 ここでは思想が絵となり、歌となった。
 私の目にするもの全てが題材となり得るのに、
 私は過程の楽しみを忘れていた。

 昔は一つの言 ....
苦しい思いをしたからと
他人(ひと)もそうであれと願えばこの世は地獄となる

苦しみを知るからこそと
他人に同じ思いはさせまいと願い接すれば
楽土への道は拓かれる

思い返すとあの時まだ ....
素因数分解した僕らは
裸足になって砂浜を駆けていく
照りつける日差しはひたすら加法だ
無限が婉曲に伸びて
規則的に押し寄せる波は
静かに四本の絃を鳴らして去っていく
これ以上はない
その ....
夜の足元に浸透する無色な表情たちは鋭利な棘を準備している、浮かれた心はだから、すぐに冷めて大人しく蹲る、折り曲げて抱いた両の膝越しに見える足は爪が少し伸び過ぎている、無色な表情たちはそいつ .... その男は42人のハンドルネームを持っている
ちなみに今のメインは千切りキャベツだ
近いキャラとしては息子設定のプロセスチーズ(24)がいる
この2つは、ともに今食えない病気にかかっていて
健康 ....
         160510

進行癌を囃し立てる
圧倒的に多いのが
胃ガンに大腸癌
ゆっくり進行する前立腺癌
C型肝炎に感染すると
何十年も経って肝臓癌に
進行する
腹部のしこり ....
鳴りやまないっ、かまってちゃん、雲に乗って、鳴りやまないっ、鳴りやまないっ、かまってちゃん、よかったね、よかったよ、うん、いいよ、運だね、うんっ、かまってちゃん、の向こうがわ、笑ってるっ、ふっ、か .... 便秘の腹に顔描いて踊っている 貴族議員かなんかで
金持ちで余裕のある奴が
「一般庶民のために、
いっちょ頑張ってやるか」的な感じが理想だ
二世、三世議員なら尚更いい

そうでなければ
町内会の役員みたいに
「え~! ....
咲き誇る花を殺した。
きれいだったから殺した、
そういえば意味が繋がるだろう。
しかし、私は花を殺すことによって、
自分のなかの花さえも、
千切り殺してしまいたかった。

あなたの腕のな ....
握った手を離したくはありません。
父が寂しくないようにと
両手いっぱいの白菊を
棺の中に入れました。
(お父さんさようなら。)
その一言が言えなくて
私はもう一度
両手いっぱいの白菊を
 ....
都心へと続く田んぼの中の線路。
田植えを終えて一息つきながら
父がおにぎりを頬張った。

梅・おかか・こんぶ。

母が麦茶と重箱を差し出しながら
にっこりと笑っている。

汗を拭いて ....
温めないでください
ぼろが出てしまうんです
ぼろぼろになってしまうんです
不必要に熱くなって
不必要に口の中でちくちくと刺しまくるんです

冷たいままにしておいてください
それが
決し ....
さぁ、足許の川面に揺れる
一艘の舟に乗ろう。
(自らの重みをぐぃ…と下ろして)

誰かが置いていったまま
傾いた左右の艪を、握り
今、漕ぎ出そう。

――旅の始めは、後回しにならぬよう ....
あめの山にはいって木をきる人がいる
チェンソーをひびかせて
切る理由がある木なのだろうが
私にはわからない
他とどう違うのか

倒されてゆく木も
生かされている木も
ただ黙って空をみて ....
私は死に向かって
一直線に走っている
後悔などは何処にもない
せめて安楽な死を願うのだが
死という狭い門をくぐるのは至難の技かも知れない

痛みに弱いぼくは
レモンに告た
モルヒネ漬け ....
感じるままに生きてやる

言葉も追いつかない

あとあと

説明だらけの人生を

感じるままに生きてやる


説明しなきゃ分かってもらえないような生き方がいい

おれの人生お ....
圧力鍋の中で椅子取りゲームが行われていた。
「誰もその椅子に座りたいのだ」と言い出したのは
課長補佐だった。
「トレンドとブレンド間違えちゃいけないよ」と笑ったのは
有閑マダム。
三ツ星だか ....
喪服姿でアイスの実を食べたせいだ 燃えている

あれは、
もしかするとマグネシウムホイールかもしれないね
二本の轍からオレンジ色の閃光が突っ切ってくる
反照で人々の表情はエジプト壁画のように、平面化したが ....
定期便さえない南の離島で
ひっそり平和に暮らす家族も
獣道のような細い山道の奥に
密かに暮らす人々も
二十一世紀は容赦なく襲いかかり
その存在を世界に知らせてしまう

 ここに珍しい十八 ....
目覚めた太陽のなすがまま
空に碧が滲めば

白く佇む月の裾
星々の瞬きは囁く
青い空の底
ここにいるよと震えてる

夜の帳の幕間にて
隣り合う僕らの遠さを知らず
彼方を見ては羨む
 ....
隣の塀とうちの家のスキマに
新緑を伸ばしてくる
まだ若い紅葉

窓から枝の先が見えるようになった

そこ、狭いだろう?
って聞いたら
あなたを見ていたいのです
と、軽やかに揺れた
 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12014)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
街角- Lucy自由詩17*16-5-12
100億年hayataro「100億光年の孤独死」- 花形新次自由詩116-5-12
馬鹿- 印あかり自由詩5+*16-5-12
真夜中の恐怖- ひだかた ...自由詩616-5-12
安住の地などない- 花形新次自由詩1+*16-5-11
イミテーションゴールド- ミナト ...自由詩516-5-11
待つふたり- ただのみ ...自由詩6*16-5-11
創造するということ- ヒヤシン ...自由詩3*16-5-11
明日の情- 梟 由香 ...自由詩3*16-5-11
青空の下で- 乱太郎自由詩8*16-5-11
夜光虫たちの晩餐- ホロウ・ ...自由詩2*16-5-11
こいつら全員同一人物- 花形新次自由詩1+*16-5-10
ファンファーレを鳴らす人のために- あおば自由詩2*16-5-10
ファンファーレを鳴らす人のために- 阿ト理恵自由詩5*16-5-10
便秘の腹に顔描いて踊っている- 北大路京 ...自由詩416-5-10
積極参加する奴が嫌い- 花形新次自由詩1*16-5-10
苦い匂い- あおい満 ...自由詩716-5-10
心残り。- 梓ゆい自由詩516-5-10
田植えの季節。- 梓ゆい自由詩5*16-5-10
べんとう- 北村 守 ...自由詩416-5-10
旅人の舟- 服部 剛自由詩416-5-9
伐採- 朧月自由詩316-5-9
予感- レタス自由詩616-5-9
説明だらけの人生を- 吉岡ペペ ...自由詩816-5-9
圧力鍋- 為平 澪自由詩216-5-9
喪服姿でアイスの実を食べたせいだ- 北大路京 ...自由詩416-5-9
ゆらり_リエゾン_- るるりら自由詩8*16-5-9
21seiki- イナエ自由詩6*16-5-9
星空のコーラス- 梟 由香 ...自由詩2*16-5-9
もみじ- ガト自由詩5*16-5-9

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