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ラッシュアワー

スクランブル交差点

運ばれては行き交う無言の人々

傘がないから

雨に濡れた

言葉を失うと

僕らは何を失うだろう

寄り添い

抱き合い

 ....
帽子ひとつで海に行く
浜辺に大きな銀色の傘
木陰に避難しながら
水売りをさがす

空と海と浜辺

反射しながら溶けていく
母と同じくらいの女性

スカートの裾が海水にふれる
砂に ....
1899年4月19日の深夜
オーストリアのブラウナウの街で 
税関上級事務官であった
アロイスとクララの間に妊った子が急に産気づいた
アロイスは即座に掛かり付けの医者の元に電話を掛け 
医者 ....
日曜日 うっかりペットショップをのぞいてしまう
生まれたばかりのかわいい仔犬が
ガラス越しにじっとわたしをみつめてくる
さっきまで泣いていたかのように黒い瞳が濡れている
この人はここから連れ出 ....
愛が欲しかったわけじゃない

拠り所が欲しかっただけ


優しくしたのは優しくされたかったから


愛を情熱に換算できるとして

私にはその余力さえも残っていなかった
 ....
 
ちっちゃな{ルビ削げ=そげ}

いつの間にかウチの一部や

そやから、ときどき、チクリ、チクリ、



 
「削げ」の意味
 1 竹や木の端の削がれたもの。また、それが皮膚に ....
運ばれているのだろうか

それとも運んでいるのだろうか

品川が近づいてくると

直方体の容れ物に

行儀よく整頓された明かりたちが

穿たれているのが見えた

いろんな種類の ....
恋を口にしないで
そんなもの
耳朶の後ろにだって
感じられるから
愛を口にしてよ
年老いた猫みたいに
囁き声でいいから
三日月色の指が
あなたの胸に降りて
深い息を宙に ....
みな年を取って行く
かわいい女を妊娠させ
若い女をエスコートしても
みな年を取って行く
無邪気な芸術家を気取っていても
また年を取って行く
二十五でやっと大人の仲間入りをし
三十で自分が ....
空の透明感
空気の澄んだ香り
星が輝き瞬く夜

何もかもがこの夜に溶け込んで息をする

黒い瞼の奥に誘われてしまえば
より一層闇に支配されて
静かに私も同化する

そうすれば
き ....
雨は嫌いじゃないけど
何日も降り続いたら
さすがに気分が滅入ってしまう
部屋の中のカーテンやクロスまで湿って
身体が重く感じるのは
雨の重力のせいかなあ?

陰鬱な閉塞感に
ついに頭ま ....
親のいうことをきかないと死んじゃうからたいへんだ
きょうは花火大会
火薬のにおいをかぐために
ずらずら歩いて
親においつくために必死に歩いて
きれいだなあ花火
ゆがんだドラえもんきれいだな ....
ソファーで寝転がり落ち込むお母さんをはげます
休日の午後
海外のビールを飲んでいる
夏休みだとおもう
地下鉄にひとりで乗れなかった

ないしょで飼ってるのに
賃貸の壁でつめをとぐねこ
 ....
横向きで寝る
いっさいの灯りを消しても
消せないものが浮かんでくる
まぶたを閉じても
眼球が光のない世界で動くように
スイッチを切ったつもりでも
同時にもうひとつのスイッチが押されている
 ....
今日は素晴らしき日曜だ
嵐に弄られる街路樹と
無意味に転がる棒切れが
呼吸のように入れ替わる
ペテンのような日曜だ


あなたの瞳の奈落に潜む
鬼火のような問いかけは
閃くごとに ....
転職を考えている。
今まで肉体労働を考えてきた
しかし部活も文系で
体を鍛えていない。

勉強ばかりしてきた。
頭脳労働を目指すべきである。
自分の特技は考える事
組み立てる事。

 ....
遠い星を見つめて
丘のうえ爪先だちで
手を伸ばしてみる

遠い
遠いんだと実感する
掴めるものは何もない

墨色の空/新月の空
星はこんなにも
たくさん瞬いている

風が吹いて ....
あの日あなたが何気なく
捨てた言葉を後ろから
こっそり拾って生きてます。


あの日あなたとすれ違った
独りよがりな愛してるを
こっそり胸に抱いたまま眠ります。


あ ....
雨の夜には
わからないことを
わからないままに
しておいてもいいらしい

とりあえず
今日をちゃんと終える
それだけでいいらしい

雨はなぜふるの
今日と昨日までを
とんとんとな ....
歩いていたら
むやみやたらに歩きすぎていたようで
でも本当は進んでいなくって
うまれるのは
足の振子と呼吸数
皺と涙
そして自分の影の数

5ねんご10ねん・ご
わたしは
・・ ....
                121028




唐黍を蒸す
蒸す蒸す
蒸してから喰らう
食うとは異なる表現でかっ喰らう
腹がふくれるまで喰らう
麹町まで出かけていって喰らう
 ....
自然界は排除をしない

ただ命で在るだけなのだ

受け容れては華やぎ

受け容れては澄まし

受け容れては汚れ

受け容れては誕生し

受け容れては滅びる

自然界は排除を ....
僕は 忘れていた
詩を 書くことを
わからないと思うからこそ忘れていた
イメージを ノートに 感じたかった


大きな山を見た
確かめられなかったのは紙の内側にある青い海だ
苦しん ....
年頃だから

家族共用のコップがいやで

表面張力の水で くちをゆすぐ

吐き出した 唾液まじりの泡々は

キシリトールが効いていて


小4のくせして

甘ったるいイチゴ ....
            121027


空中に凧が・・、
小刻みに揺れている
糸を引く男の背がくの字になっているのが可笑しいと

哀しみを糸に託して天井に張り付くように降りようとしない ....
                         121027



本当かなと思ったら
本当だった
なんで今頃と
不思議に思うのが当然で
根拠の由来を問う私の疑問は
8 ....
セックスのあとで
めずらしく君が眠っている
男は眠るものだろうか
君は起きていることが多いようにおもう
日常には官能がおちている
おち窪んでいる
せいかいに近づくには
どこかまち ....
なぜきみはぼくに逢いにきてくれないんだ
これほどにきみと逢うことを望むぼくにだ

でもきみは遠い日にぼくに手を差し伸べた
ぼくはきみのその手を掴もうとしたときに

きみは邪険にぼくの手を振 ....
もうすぐ間氷期が終わる
と言ってももうすぐは
宇宙サイズの話だから
明日の事かもしれないし
百年後の事かもしれないし
なかなか終わらないかもしれない

まもなく氷河期がやって来る
 ....
夕刻の道
ヘッドライトをつけると
うす暗い未来に
灯りが
ともる

おまえのゆくべき道は
目の前にあるではないかと
指をさすように

向こうからも
ふたつの光の輪が
あらわれて ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12042)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
傘のない夜に- 三田九郎自由詩4*12-10-30
penang- mizunomadoka自由詩512-10-30
誕生- HAL自由詩3*12-10-30
ペットショップで- そらの珊 ...自由詩1512-10-30
- 永乃ゆち自由詩3*12-10-29
削げ- 殿上 童自由詩19*12-10-29
品川まで- 吉岡ペペ ...自由詩512-10-29
愛を口にしてよ- 御笠川マ ...自由詩212-10-29
法則- salco自由詩7*12-10-29
夢想の世界へ- 柊 蒼衣自由詩812-10-29
【_サンダル_】- 泡沫恋歌自由詩8*12-10-29
センチメンタルバーカ(仮)- ともちゃ ...自由詩512-10-29
家族旅行の計画- ともちゃ ...自由詩512-10-29
夜へ- そらの珊 ...自由詩20*12-10-29
感傷に溺れて笑う日曜に- ただのみ ...自由詩15*12-10-28
明るく楽しく- ペポパン ...自由詩7*12-10-28
流れ星をつかむ- kauz ...自由詩17*12-10-28
透明なまま- 永乃ゆち自由詩7*12-10-28
雨の夜- 朧月自由詩212-10-28
うまれまくる- 唐草フウ自由詩7*12-10-28
- あおば自由詩5*12-10-28
自然界- 吉岡ペペ ...自由詩612-10-28
AKB2がAKBの次に控えている- 番田 自由詩712-10-28
ながい夜- 川上凌自由詩2*12-10-28
- あおば自由詩3*12-10-27
私はヘルメスの鳥。私は自らの羽を喰らい、飼い慣らされる。- あおば自由詩2*12-10-27
スマートフォンの向こう側- かんな自由詩7*12-10-27
待ち惚け- HAL自由詩4*12-10-27
もうすぐ_まもなく- nonya自由詩25*12-10-27
ヘッドライト- そらの珊 ...自由詩13*12-10-27

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