すべてのおすすめ
君は絹ごし豆腐のファンだったね

僕は木綿のほうが好きだよ


話しかけると


どうして
木綿のほうが好きなの


君はふり向いた


コロナの時代は
何が起きる ....
冬の終わりに
ふと
雨が降り出す
雨に打たれて
ふと
今わたしを温めうるのは
人肌だけなのを知る。
僕は時々木の家に帰ることを考えている
そこへ向かい歩いている道の景色を 僕は
にぎやかな きっと 交差点の 今日という日に  
鳥のように通りを見ているかのようにして 
  見えないが それは
  熱の蛇が 這っているのだ
  かんぜんな 石を湿らせ
  なにもかもが黙る

  
  熱の蛇が
  這っていくのが見えない
  街はいつも 叫んで ....
  瞳からのぞくと
  馬たちが みえた


  日が薄ぼやけ
  あたりは冷えて
  草の においだけが
  ほそながくかがやいていき
  わたしたちの
  愛はきえた
 ....
「大地」

大地がぼくを落とさないでおくのは
それはやはり
大地がやさしいからだ
そうかんがえないと
「今」にいられない


「ゆきがふる」

あの子
ゆきにさわりたいから
 ....
探しに行こう
探すものなんて何もないけど
探しに行こう
いつまでも空が青いわけじゃないから

傷付くことにも慣れた頃
ポケットが疼いてる
私の笑顔は誰にも見つけられない
それでもいい
 ....
人命は尊いと言うよりも
他人の生命についてはさておくと言うのが皆さんのホンネなんだよね
俺も正直そうなんだよね

命については自分第一主義
そして家族親族友人知人
だよね

見も知らな ....
「象の墓場」

大地が肉あるものを{ルビ篩=ふるい}にかけてしまわないのは、それはやはり大地の優しさからではない。惑星の{ルビ核部=コア}に必ず一個はある象の墓場のお蔭なのである。琥珀に浮かぶを殊 ....
僕は昔
代官山でコーヒーを
ちょっと高かったが
飲んでいた あの日
目の前でいきなり事故が起きた
4車線で反対側の道からこっち側に右折しようとしていたクルマが
そっち側の道に渡ろうと停車した俺のクルマをさいわいにチャンス到来と渡ろうとしたら
俺の横からかっ飛ばし ....
あなたの形見のランプは、魂の姿に似て
夜になると書斎の椅子に腰かける
僕の仕事を照らし出す

* * *

あの日
この世の時間と空間を離れ
自らのからだを脱いだあなた ....
耳から咲いたうつくしい花の声たち
眠っているときだけ、咲く花がある
あなたはそれを観る事はないだろう

生きた証し、誰かの
言葉に耳を傾けた証し
母さんの声は咲いているか
愛しいあの娘の ....
猫はバンドネオン
彼女の腕に抱かれ
残像の融解と拮抗する
毛皮のレジスタンス


霧の池に耳を沈める
跳ねる魚
飛び立つ水鳥

昨夜の夢から浮かび上がる
白い死体
隠れた月が手 ....
二〇一五年九月一日 「明日」


 ドボンッて音がして、つづけて、ドボンッドボンッって音がしたので振り返ったら、さっきまでたくさんいた明日たちが、プールの水のなかにつぎつぎと滑り落ちていくのが見 ....
真夜中の台所で 小さく座っている
仄暗い灯りの下で湯を沸かし続けている人
今日は私で 昔は母、だったもの、

秒針の動きが響くその中央で
テーブルに集う家族たちが夢見たものは
何であったの ....
昔友達と訪れた日のロンドンで
テムズ川を渡った そこで
目にしたのはトランポリンで飛ぶ子供の姿と
スケボーを滑らす子供の姿だった
波間に
かき置きして
いつもの行動範囲から
少しはみだしたところを
回遊して来たら
ぼくんちでは
ぼくの
葬式を出していた

しょうがないから
ぼくは
ぼくんちのまわりを
グル ....
今日高曇りの空の下、
肉を引き摺り歩いていた
春という大切を
明るみながら覚えていく
妙に浮わついた魂を
押し留めながら、押し留めながら

離れていかないように
剥がれていかないように ....
おとこが夜中にやってくる
そのおとこは生まれたことがないのである
いっしょにゆこう
どこへ
とおくへ
くちびるでかすかに笑っている
いそいそと身を起こして
服を着て出ていこうとすると
 ....
手綱に導かれながらよろめく
いつの間にか鉛の靴を履いた

老いに削られ痩せ衰えた体
荒々しい息が吐き出される

ひとつひとつ生まれる幻影
熟さず霧散する己を舌で追う

間もなく土に帰 ....
緩やかに
空気が流れる
弥生の宵、
懐かしい匂い
鼻腔を巡り
大気圏から降って来る
息吹く命の源を
ゆっくり静かに呼吸する

 ああ、魂はうっとりと
 息吹く命の香に包まれ
 何 ....
{引用=位相}

90°進むと生まれいずる者の虹
90°遅れると死に去る者のハリケーン


{引用=ガイア理論}

アンコールワットのほとりで佇む老爺


{引用=土間の麒麟}
 ....
遠くに見える公園に
自転車で集まった あの日
緑の草が生えているそこにいた
僕の姿は あの日
手のひらの丘を
橇に乗ったヒグマが滑って行く

なんとなく
ユング派にかかりたいと思う

未来の博物館では
ヒトの剥製が祀られるだろう

良い詩をたくさん知っている
ぼくは不眠症だ ....
転倒


林檎

出逢い


期待



落胆
極寒の世界から
春の視界を切り開く

早起きになった
暖かな陽光が

まだ固く閉じている

桜のつぼみたちに
語りかける


さあみんな
もう春だよ

今年は大雪で
ウ ....
一年中買えて
値段も安く

飽きの来ない美味しさ

やわらかくて
歯の負担が少なく

栄養豊富な
すぐれもの

一本づつにわけてから

一本ごとにアイラップを使って
包み込 ....
昔 ベトナムを旅行した日に
戦争歴史博物館に僕は入った
様々な思いを感じさせられながら 展示された写真の数々と
そこで使われたのだと言われる兵器を僕は見ていた


僕はその事実を知ることで ....
イコールの募る恋
いこるのつのるこい




イコールへどんどんと足したどんどんと減る恋
いこるへどんどんとたしたどんどんとへるこい




イコールでなく、辛くぐらつく撫でる ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
木綿豆腐讃歌- st自由詩421-3-8
冬の終わりの雨- 黒田康之自由詩121-3-8
渋谷のドトールで- 番田 自由詩221-3-8
- 草野春心自由詩621-3-7
馬たち- 草野春心自由詩421-3-7
ついーと小詩集2- 道草次郎自由詩11*21-3-7
探しに行こう- 妻咲邦香自由詩1*21-3-7
人命は尊いと言うよりも- こたきひ ...自由詩521-3-7
三つの墓について- 道草次郎自由詩4*21-3-7
木のテーブルで- 番田 自由詩221-3-7
ホンネはざまあみろさ- こたきひ ...自由詩321-3-7
風の吹く午後- 服部 剛自由詩421-3-6
たまゆら- 帆場蔵人自由詩12*21-3-6
三面鏡に挟む春- ただのみ ...自由詩4*21-3-6
詩の日めくり_二〇一五年九月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩14*21-3-6
くりかえしの水- 為平 澪自由詩8*21-3-6
思い出の風景- 番田 自由詩121-3-6
やわらかな痕跡- 道草次郎自由詩3*21-3-5
今日この春日に- ひだかた ...自由詩421-3-5
- 春日線香自由詩11*21-3-4
老犬- 宣井龍人自由詩16*21-3-4
来る春- ひだかた ...自由詩821-3-3
スケッチ1- 道草次郎自由詩3*21-3-2
今、君は…- 番田 自由詩221-3-2
インソムニア- 道草次郎自由詩6*21-3-1
夢想- ヨロシク自由詩121-3-1
春の視界- st自由詩821-3-1
バナナ讃歌- st自由詩521-3-1
昔ベトナムで- 番田 自由詩521-3-1
ひとしさと愛しさの回文- 水宮うみ自由詩3*21-2-28

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