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新緑
けやきの葉は太陽の陽をとらえきれず あたりを染める
ゆっくりと濃くなり
また 薄く変わって

芽吹きの痛みは 遠い記憶

君よ
新緑の明日を 君の森を走って行け

踏み出した ....
なにも 間違えじゃあなかった
自転車とは 自分で ころぶから自転車
自転車の練習をして みごとに こけたのは わざと だよ
わざと 痛い目にあってみただけさ
新しく自転車を買って その ....
目玉焼きの黄身が箸から崩れ落ち
食卓からも外れて床に落ち
砕け散った
バラバラのきみを
拾い集めては捨て
床の汚れを拭い取る
そして再び橋に向い
目玉の白目だけを食べ終わると
味気ない ....
後悔しない生きかたを選んで後悔している 切れ切れの
ビブラートが
君の内側に吹く
風の形を囁いた

痛みのような
ブレスが
君の内側を巡る
水の温度を呟いた

耳ではなく
皮膚の下の
毛細血管の先端で
僕はそれ ....
娘の担任の先生から突然メールが届く
件名は娘の名前
かすかな心臓の高鳴りを覚えながら
本文を開ける
文字が目に飛び込んでくる
“She had an accident!”
アクシデント!? ....
あなたが棄てたのは
 金の人生ですか?
 銀の人生ですか?
 それとも
 ありふれた人生ですか?


なんて
聞かれたとしても


 うるせー、
 なんも捨ててへんわい
 阪 ....
あの日の私は
何をしていたのか

思わなければよかったのだ
醜い私を受け止めて欲しいなどと

同じ日付が繰り返されて
あの日が遠く遠ざかる

あの頃からずっと
私は子供のまま

 ....
{画像=130502232622.jpg}

 煮物 少しは作れない

 煮物 引き立て合うのが良い

 煮物 個性が個性を邪魔しない

 煮物 文句を言ったって同じ鍋

 煮物  ....
温度の温もり 生きた風の羽衣
瞳に見ることができれば 幸せのインプットを世界中に植えて

アウトップトのアドバルーンが温度の溢れる風に揺れる

光景が光輝く 言葉通りに自転する


  ....
どうしても海が見たくてしかたない時は
海の すぐ傍にまで行くか
それとも
あえて離れた場所に立つ
たとえば山を削った住宅地のはずれの公園
ゆるい長い坂の上から
遠く見る海は
白い岬をした ....
意識して
ホンモノっぽく
見せようとすると
バレちゃうから
なるべく
さらっと
自然にしていれば
発泡スチロールでも
薄らバカの
ガキどもぐらい
騙すことは
わけないですよ
休 ....
鮮やかな緑の波を揺るがして
強い風が吹き抜けて行く

その風にあおられるように
忘れていた何かが目覚めようとしている

あなたと出会ったのはこんな緑の季節でした
お互いに愛し合いながら傷 ....
我等が言葉を失った刻 何を語るのだろう
我等が視力を失った刻 何を視るのだろう
我等が聴力を失った刻 何を聴くのだろう
我等が嗅覚を失った刻 何を嗅ぐのだろう

訪れるのは静寂か虚無か
我 ....
おらの村にもサグラダ・ファミリア建てるべ タイムマシンに乗って同じ過ち 我が家には
クイーンサイズのベッドと
アッキーの為のロフトベッドがあります

わたしがずっと寝ていた時には
社会人と起きている時間がずれるので
和室に布団を敷いて寝ていました
 ....
いつまでも

生身。
の、おんなでいたいと願うなら

恋をするべきなのだろうか

けなげにもまだ疼く
下はらの臓器

ここにあるの
と主張する

と、裏腹に 枯れてゆく ....
体重計にのれたなら 勝利
のれないなら 敗北
豚の体脂肪率は十四パーセント程度と聞いて 愕然とする
そうすると 私は豚ではなく 
豚よりも ぷるるんとしている 

ひ ....
目の前のビルに
多くの人間がひしめき合い
忙しく動き回っている
皆同じような恰好をして
皆同じように倍速で囀りながら
男も女も激流のよう
そんな中に一人
着こなしの悪いのが右往左往
 ....
ふっと頭をかすめたのは
神宮前小学校で子供用のブランコに並んで乗ったこととか
砧の遊歩道で散ったばかりの桜をぶわーってぶちまけたこと
  帰らない
  帰らない
  帰らない
右手の角度が ....
 
 
カエルがサーカスをしていた
とても上手にしていたので
拍手をした
カエルは何事もなかったかのように
澄ました顔で水に戻った
その後、近所の銀行に行って
金融商品の説明をしてもら ....
印刷が止まらない羽根のついた札束に
使い方をどのように学べと

食い繋ぐお金に感謝だけ 返って来いと羽ばたかせ
金色の長財布に小銭がじっとしている

嘆きの最終日を終わらせ 途端に
煌び ....
いちにち

なあんにも考えないで

寝ていた

なんか

考えそうになったら

眠った

寝ていた

死んだふりしていたら

幾らでも


考えなければ動かなけれ ....
父が商人になったきっかけは
一本のから芋の蔓だったのです
長男だった私は
そんなことを弔辞で述べた
そばで母や妹たちのすすり泣きが聞こえた

その前夜
父はきれいに髭を剃ってねた
どこ ....
 かなしくったって はらはへる

 ちいさなともだちを まいそうした

 そのてでつくって くらうのか

{画像=130430045024.jpg}

 かなしみをくらいたりない  ....
あれはまぼろしだった
晴れ渡った夜の空
一つみつけた美しい輝き
とても嬉しくって
毎晩窓を開けて眺めてた
あれはほかの星とは違って
あれはとっても特別で
どこが
って言えないけれども
 ....
羽化したばかりのモンシロチョウの
おぼつかない羽ばたきが
風にあおられ

じりじりと後ずさる濃い霧の中を
触角も羽もなく這いずる夜も

誰かの仕掛けた銀色の罠に
迂闊に絡めとられる朝も ....
涙を練って
甘くしたみたいに
空から温かい匂いがする

涙を流せない
木が
風に触れて話す

ぴよぴよと
黄色い花が
鳴いている

どこかに涙を隠している
だから、こんなにも ....
雨がたたく
未だ訪れぬ眠り
氷の手足はかじかんで
波たつ音に 耳をすませば
君のぬくもり
触れられるような 気がした
雨がたたく
それでも
苦しみまでは
洗い流してはくれない
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12043)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
新緑- ぎへいじ自由詩21*13-5-5
【始】転んだ日__- るるりら自由詩22*13-5-4
朝食- ただのみ ...自由詩20+*13-5-4
後悔しない生きかたを選んで後悔している- 北大路京 ...自由詩913-5-4
- nonya自由詩15*13-5-4
八重の優しさ- 夏美かを ...自由詩35*13-5-4
生きる。- 伊織自由詩6*13-5-3
待ち人- 莉音自由詩1*13-5-3
煮物- ドクダミ ...自由詩513-5-2
幸で待ち合わせ- 朝焼彩茜 ...自由詩413-5-2
遠くから見る- Lucy自由詩16*13-5-2
ハリー・ボッテーと秘密の技法- 花形新次自由詩113-5-2
ざわめく- 未有花自由詩12*13-5-2
無縁- HAL自由詩5*13-5-1
おらの村にもサグラダ・ファミリア建てるべ- 北大路京 ...自由詩713-5-1
タイムマシンに乗って同じ過ち- 北大路京 ...自由詩1913-5-1
ベッドルーム- 鵜飼千代 ...自由詩12*13-5-1
生身- 森の猫自由詩17*13-5-1
やわらかい、かわいい、きれい- るるりら自由詩15*13-5-1
午前3時のあなた- ただのみ ...自由詩14*13-4-30
Eccentric_Person_Come_Back_To_ ...- 伊織自由詩4*13-4-30
終わりの春- たもつ自由詩513-4-30
宇宙銀行2- 朝焼彩茜 ...自由詩5*13-4-30
いちにち- 吉岡ペペ ...自由詩3*13-4-30
弔辞- yo-yo自由詩1513-4-30
ひとでなし- ドクダミ ...自由詩713-4-30
熱病- もっぷ自由詩613-4-30
風読み- Lucy自由詩12*13-4-29
はるがきた- 小原あき自由詩9*13-4-29
Rainy- 春日野佐 ...自由詩113-4-29

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