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とつきとうか
出口の見えないトンネルの中を
さまよい歩く気分でした

年中睡いくせに
その眠りは浅く
私は大海に漂う一枚の木の葉のようでした


{引用=沈みかかっては(眠りに落ちて ....
            120808




木偶人形のため息を
有人に託した
触ると
ざらっとした感触の灰皿
古くて錆びて汚れたままになってるが
ご馳走様の声は聞いている
出番 ....
何かと目印になったり邪魔になったり
いつのまにか切り倒されて
また
(はじめまして)
お庭番だよ
それから僕も楔を打ち込まれたままだ 。
僕たちはただ、夏のせいにして

激しく求め合い

そしてただ、夏のせいにして

激しく傷付け合った



総てはあの照り付ける

太陽のせいだと

思いたかった ....
打ち込んだ言葉が 
操作ミスで 消えた瞬間 

何もかにもを なくしてしまったような 喪失感に
さいなまれそうに なる 

目の前で 笑う 姿に 
かなうものなど ないのにね。
ぼくはただもう
汗をかいて生きよう
排ガスさえ流れてこないよ
よどんで静止する空気のなか
一瞬!の風を
ヨットの帆のよう
全しんをぱんと張って受けている
止まっては溶けつつ
ひたす ....
私の心臓に突き刺さった一本の棘。
抜くことはできないのか

河は輝いているが、私は輝きをなくし
生気が吸い取られていく
私の中の水面はどぶねずみ色になり、
なくなった。私も私でなくなった。 ....
孤独じゃないと感じてる

孤独じゃないと案じてる

二人でぐっすり眠りたい

月あかりだけ浴びながら

青いツラの皮うかんでる


きのうの戦争銀メダル

世界で何位なら満足 ....
海がわたしたちを生んだの?
わたしたちが海を生んだ気でいる
飼おうとして噛まれた手が痛む

波はなにかを
探しているから
常にかきむしって
大地をけずってゆく

砂浜が綺麗に
みえ ....
 
もしも鳥だったら?

あたしゃ、きっとペンギンさ

灰色の空を見上げるだけのペンギンさ




 
あなたはとても幸せだと想うわ
だって辛いんでしょ
だって淋しいんでしょ
だって泣きたいんでしょ

そんなもの もうあたしは忘れたの
そんなもの もうあたしは捨てたの

それでなぜそんな ....
  闇に
  眼が灯ったので



  無人の食卓はむしろ
  円く、
  青白く
  幼子の夜泣きは
  ぬるい風に裂かれ



  アスファルトの上に散る
   ....
ロックしても
ノックしても
おまえのこころはどうにもならない
おまえはまるで壊れたアラーム
そのときがきたって起動することなんかないのさ


裏通りじゃドラッグ ....
            120807



デクニンギョウノタメイキヲ
ユウジンニタクシタ
サワルト
ザラットシタカンショクノハイザラ
フルクテサビテヨゴレタママニナッテルガ
ゴチソ ....
瓢箪から駒みたいな約束
吐いて
はしゃいでみたものの
閻魔様にも負けず劣らず
舌抜いて
いっそのこと
こっそり禁○の看板
燃やしてしまおうかと取り出して

マッチ棒擦って
暖めてく ....

コップ一杯の水を飲む

夜の間に
水分が失われた細胞が
目覚めていくのを感じる

八月六日の朝
同じように水を飲む

最期の言葉は
ミズヲ クダサイ

この水は
私の水 ....
とんぼが にげない すこしも
とんぼの 目の中に わたしが
たくさん いるというのに

あぶらぜみが にげない すこしも
目線のたかさ で    なきはじめた
あぶらぜみ わたし ....
道ばたに金メダルが落ちていた
近くにはテレビも落ちていた
少し離れたところに
金メダリストも落ちていた

それらを拾って
交番にとどけると
お巡りさんがテレビを見ながら
感 ....
おさむとかなめの家の後ろには
同じ造りの平家があって
銀髪をひっつめた細い老婆が住んでいた
地味なワンピースにいつも前かけをして
家作の花をかわいがり
ピンクと一対の青いスイートピーを息子と ....
ルノアールで珈琲を飲む
革張りの椅子に座り
香りを楽しむ

入っては出て
出ては入ってくる
人を眺めながら来し方行く末を思う

大学生のころ
通っていた喫茶店はルノアール
だったか ....
{画像=120805195041.jpg}


一つ忘れることは
一つ自由になることかも知れない
我々は過去に囚われ
過去に生きているように思うが
想いは日々新しい記憶に塗り替えられてい ....
どうにも
こうにも


うにを食べたら

ども って
こも って


どこ が分裂したので


糸でんわ

も って


し〜ん





ねてる場合です
何かを言おうとしたまま
羽蟻に覆われて行く 月

寝苦しい夜の何処からか
微かに   悪寒が流れ
顔を隠した二人の忘却が
そっと  水浴びをする

乳房のように膨らんだ闇 
白い 流 ....
毎晩3人の『子ども達』と一緒に寝る。

名前は

『ライオン丸』

『ライ次郎』

『うさこ』。

9年前にとある雑貨店、いや、『産婦人科』で

発見、いや、『出産』した。 ....
オレンジマーマレード
草原が燃えてる?
かわいらしいわ
きれいだね
人類の手足浮かんで
おそろしいね
たぶん言葉たち湖に沈んでく?



ぽかっとひかるそらへ近寄りすぎないでわたし ....
うなじに貼りつく蝉の声を
拭ったハンカチの上に


炎天下の用水路に浸した
素足のこそばゆさを重ねて


最後の線香花火が消えた後の
かすれた火薬の匂いの上に


水着の跡 ....
あかぐろい肌をして
山盛りの雲をあおぐ
雨を待つわずかの間に
なんども恋におちる

季節はぎしぎし言う
発情のおわらない猫が
前足で引き留めている
濃緑が
少女を溶かしてしまった ....
おひさまに干されたふとんは
懐かしい匂いがする

平屋建ての木造家屋
屋根より高く育ったヒマワリ
リュウノヒゲにふちどられた細い通路
赤いバラのアーチでは
テントウムシがアブラムシを食べ ....
リーフ・ストランデッドは夜明けを待っていた

世界は大きな海と森
速度計の無いマシーンで
鋼のイルカを追いかけてゆく

草原を駆けぬける
大切な命のカーニヴァル
ここではありと ....
浴衣で待ってて

言えなかった

散歩するため

浴衣で待ってて


愛するひととのすれ違い

こどもの肌に三角の目

暗闇には光などなかった


浴衣で待ってて

 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12042)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
とつきとうか- そらの珊 ...自由詩1412-8-8
灰皿(縦書き)- あおば自由詩5*12-8-8
蘇鉄- アラガイ ...自由詩4*12-8-8
僕たちはただ- 永乃ゆち自由詩3*12-8-8
操作ミス- 藤鈴呼自由詩6*12-8-7
汗をかいて生きよう- シホ.N自由詩312-8-7
憂い- 灘 修二自由詩3*12-8-7
ねむれない夜- 吉岡ペペ ...自由詩1112-8-7
海のさがしもの- 朧月自由詩612-8-7
ペンギンさ- 殿上 童自由詩25*12-8-7
感染- HAL自由詩5*12-8-7
闇の眼- 草野春心自由詩312-8-6
ロック・アラウンド・ザ・バンカー- ホロウ・ ...自由詩1*12-8-6
ハイザラ- あおば自由詩3*12-8-6
禁煙- 乱太郎自由詩15*12-8-6
誰かの水- そらの珊 ...自由詩14+12-8-6
すこし- るるりら自由詩25*12-8-6
オリンピック- 小川 葉自由詩5+12-8-6
まえのばちゃん- salco自由詩7*12-8-6
喫茶室ルノアールにて- kauz ...自由詩16*12-8-5
一つ忘れることは_/_新生する自我- beebee自由詩27*12-8-5
どうにもこうにも- 阿ト理恵自由詩10*12-8-5
冷熱帯夜- ただのみ ...自由詩21*12-8-5
『子ども達』- 永乃ゆち自由詩9*12-8-4
ポイントいりません(オレンジマーマレード/草原が)- モリマサ ...自由詩512-8-4
盛夏- nonya自由詩18*12-8-4
丘の魚- はるな自由詩912-8-4
黄昏待ち- そらの珊 ...自由詩2312-8-4
夜明け- в+в自由詩2*12-8-4
浴衣で待ってて- 吉岡ペペ ...自由詩712-8-4

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