すべてのおすすめ
冬の午後を
公園に置き忘れたので
急いで取りに戻った
言葉を頬張りながら
塾へ急ぐ子どもたちと
光速ですれ違いながら

公園に着くと
理科準備室から
そっと盗んでおいた
雲母の標本 ....
人間とは不思議な生き物だ
月までだって跳べる時代に
自分の足で跳んでみたいのだ
高く 世界一高く 
お揃いの指輪が揃って入らなくなった 冷たい風の中を
歌いながら歩いたら
歌が千切れて
後ろへ
飛んでいった

飛んでいった歌が雲になって
遠くの煙突と
空を繋いだら

紫色の歌の塊が

夕陽の方へ
押し寄せてい ....
春の海の
波の色は真珠のようだね
水平線が桜色に燃えて
誰かが捨てた氷結の缶すら
宝石みたいに光るんだから

花見に行きたいと言ったら
危ないからと止められた
不審者が出るのは
経験 ....
  古い蝉が、この部屋の
  窓に貼付いて乾いている
  色々なものが置かれていたが
  結局ひとつもとどまらなかった



  きょうの月は、頼み方しだいでは
  ベランダに ....
通販で購入した商品を開梱すると
梱包用の発泡スチロールの厚い板が入っていた
不燃物ゴミは来週の火曜日まで捨てられないので
小さなリビングにそのまま置いていた

1m四方程度の発泡スチロールの ....
局所的に覚醒がくり返されるボロボロ
愛されたがる女の計算したがって聞かない
塗り潰した美の奥底で
折詰にされ、お土産になった溜息が泡立っていた

残虐は過去と未来との境界を袋とじしたまま
 ....
考古学博物館で印象に残ったのは
ペンダントの形の小さな昆虫 だけど
その姿を 近所の空き地で探しても
それはどこにも見つかるはずもなかった

青銅器の鏡を前にして立ち
じっと見つめていると ....
「意志の物理的力」よりも、やっぱり、
「心細くなった猫」の方を読みたいかなぁ。
「再生」は、
「蘇り」よりも積極的だ。 と、思いつつ、
「捨てたものは拾うな」を手にはとったが、買うほでもない。 ....
赤い糸が黒ずんだ ゼミ旅行が4カップルと俺の9人 売られたケンカを買う暇がない 疲れ果てて
ひとりでボーッと昼飯を食べていたら
タカエちゃんから
ちっちゃな人形をもらった

富士子ちゃん?

えー知らないんですか〜
コップのフチ子ちゃんですよ〜

コップのフチ ....
目を瞑って鍵盤にそっと乗せるだけで
軽やかに舞い始める私の十本の指
やがて目の前にお洒落なショパンが現れて
揺れる私の肩をそっと抱いてくれる





「お母さん、私ピアノを習ってみ ....
庭に花園を作って楽しむのは
未来を
思うこと
球根は裏切ることなく
毎年花を咲かせるし
宿根草は年毎に株を大きくする
一年草は種を落とし
思わぬところから芽を出している

白いつるバ ....
               140409

嘘があるから真実もあるだろう
楽観論者の筆者は軽く聞き流す
哲学青年は厳密に考察を開始する
100パーセントの真実なんてあるものか
必ず嘘とい ....
ジャンケン ポン
鬼だー! 隠れろ!
春の鬼ごっこ
小さな女の子たちが隠れる場所を探している
木の陰へ
路地の奥へ
鬼が来る早く隠れないと……

慌てて
建築資材倉庫へ
独りで逃げ ....
何もない真っ白な夢が舟を作る
霧が行く手を塞ぐ

遠くに歌声?
叫び?
笛の音にも聞こえる。
朝靄に船を出す

雨はしたたかに心を濡らす
メチャクチャなピアノ

不安定に舟は揺れ ....
桜の季節だね
君が生まれた月

思いやりがあって、どんな時も
私の事を一番に考えていてくれた君

目に見えるモノだけを信じて
耳に聴こえるコトバだけを信じて
私は疑ってた…

誰よ ....
円高ドル高俺安 雪解けを待ち切れず
雪の中に芽を出してしまう

だから雪を早くよけてやろうとして
芽をちょん切ってしまったこともある
苦い記憶
切られた芽は花にならない
でも次の年には
必ず芽吹く
 ....
桜に挟まれた鉄塔が詩を射精する郊外

私の目に精子が入って充血する水色の町

古書店の主人が埃と光を激突させる本棚

君の闇が深まれば芸術を踏み潰せる

選んだ言葉が次々と逃げてゆく夕 ....
 1
指先の吐き出す音は
宇宙で絡み合う
としても 
糸の無い繋がり
華やかな彩りも 
時の経過に
消える夜の虹
孤高の富士は
大地に根を張り
世界の山々と融合するけれど

彼 ....
青天の霹靂
風神 
雷神
天の声

大太鼓と小太鼓を打ち鳴らし
祭礼は始まる


天を仰げば
天が撒く雹に頬を打たれ

冷たく痛い神異を受ければ
己の未熟を思い知る

我 ....
誕生日
私の多面体の面が
またひとつ増えた

生まれた瞬間は
まんまるだったはずなのに
歳を重ねるごとに
ひとつずつ面が増えて

今では寄せ木細工にも似た
得体の知れない多面体 ....
石灰岩の岬で その木は咲いていた
岩礁を咀嚼する波しぶきで、真夏だというのに咲いていた 桜の木
あの花は  きっと永久の入り口を見たのだ

桜は黄泉を観ていた
泣いている人々のことは  ....
雪を土の上に敷いていく その道を
スノーダンプに雪を積んで 水辺まで運ぶ

降り積もった雪の塊 
昼の熱にとけて したたり落ち
夕暮れに 冷め 夜に凍り 
朝には スコップもささらない
 ....
電源落として蜜柑2つと大きめのブラ  
与太話もひとくぎり

タバコくわえりゃ、そっと広告入りの百円ライター

泣いちゃうよ、マスター


 
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12042)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
陽射し- 自由詩21+14-4-11
the_high_jump- イナエ自由詩8*14-4-11
お揃いの指輪が揃って入らなくなった- 北大路京 ...自由詩614-4-11
風の中を- Lucy自由詩12*14-4-10
G線上のアリア- ユッカ自由詩614-4-10
古い蝉- 草野春心自由詩1014-4-10
発泡スチロール- ichirou自由詩814-4-10
ボロボロ- ハァモニ ...自由詩4*14-4-10
土に目を細めて- 番田 自由詩514-4-10
「ああ、私は・・・_と思う時」を読んで- 空丸ゆら ...自由詩1214-4-10
赤い糸が黒ずんだ- 北大路京 ...自由詩614-4-10
ゼミ旅行が4カップルと俺の9人- 北大路京 ...自由詩414-4-10
売られたケンカを買う暇がない- 北大路京 ...自由詩814-4-10
コップのフチ子をもらった- ichirou自由詩18*14-4-9
頼りないショパン_不器用なベートーベン- 夏美かを ...自由詩31*14-4-9
花園- Lucy自由詩17*14-4-9
真実- あおば自由詩12*14-4-9
【_春の鬼_】- 泡沫恋歌自由詩14*14-4-9
処女航海- うみこ自由詩8*14-4-9
ねぇ…てっちゃん- ちゃんこ自由詩314-4-9
円高ドル高俺安- 北大路京 ...自由詩614-4-9
クロッカス- Lucy自由詩11*14-4-9
レモン爆破5秒前- 左屋百色自由詩8*14-4-8
夜の蜘蛛- イナエ自由詩13*14-4-8
天の祭礼- ichirou自由詩7*14-4-8
多面体- nonya自由詩27*14-4-7
【嵐】_根を張る- るるりら自由詩17+*14-4-7
麦わら帽子のスノーロード_- 砂木自由詩14+*14-4-7
電源落として蜜柑2つと大きめのブラ- 北大路京 ...自由詩314-4-6
泣いちゃうよ- 殿上 童自由詩13*14-4-6

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