すべてのおすすめ
あなたの握るおにぎりは
いつも大きくて
中身はおおよそ梅で
わたしが出かけるときには
「お金を使わず済むように」って
たかだか100円程度のことなのに
保温のバッグに
詰めこんで
 ....
この街のひとがラテン系だと教えてくれたのも
陽気なラテン系のひとだって
その心には大抵ひとには言わないけれど
苦い悲しみを背負っているのよとも
教えてくれたのはきみだった

ぼくは生粋の大 ....
夢みる機械が煙を吐いた
明日はどうしよう

時計よりも早い回転でしっぽを生やす電信柱
ダムの真ん中に大きな城を建てて
訳あり顔で頷くロバを
線路の海に連れて行く小柄なロックンロールジプシー ....
  巨大な
  塊から切り落とした
  その赤い棒は
  どろりとしていて
  静かなのだが
  耳を押し当ててみると
  きいーん、
  きいーん、と
  響きが高速回転し
 ....
どうしたら 
靄が 
取れるかなぁ 

あたたかな鍋 
美味しい御喋り 

綺麗な音楽 
爽やかな朝・・
ひんやりと
乙に澄ました器に
シャキシャキと
君が
降り積もる

すでに膝小僧が
溶けかけていた
僕は
やんちゃな眼差しで
それを見守る

じんわりと
熱を帯びた午後に
 ....
 秋近し
 
 秋めいた青い空
 今日も私たちは伝道を続ける
 夏は心地よい
 流れる汗も涼しく
 風が吹いてくれる
 わたしの日傘は
 バーバリーだという
 笑ってしまった
 妻 ....
蹴られたボールは
鋭く脇腹を抉るようにして
ゴールのサイドネットの
内側に突き刺さった。

その瞬間ボールを取られた
若者は目を覆い、次に
フリーランニングをしながら
雄叫びを上げるア ....
いとは紡ぐ

いとはのびる

いとは結ぶ

いとは繋がる

いとはほどける

いとは絡まる

いとは切れる


それでもまた


いとを紡ぎ

いとをのばし
 ....
年内で 終わると 良いですね 
いや でも 

年内で 終わるためには 
業務も 壮絶ですね 

するってえと 
年始に 繰り越した方が 良いってことも 
あるのでしょうか の 堂々巡 ....
もう少しだけ私の人さし指が長かったら

彼女と繋がっていただろうにと

どちらからかかけたのかわからないが

久しぶりだねと携帯電話で話している

今何をしているの

今まで何をし ....
風鈴が鳴る

気のせい

エアコンで冷やされた身体は

動かすたびに耳のうしろあたりで

ごおりごおりと

暗闇で白クマがふりかえったような

私も同時に身体をうしろにねじると ....
ベージュの本

しおりのついた本

魔法の本

聖書

ペーパーバックの本

肉料理の本

呪術について書かれた本

押し花をはさんだ本

古い本

南の国の本
 ....
苦しくて
悲しくて
みじめで
涙が込み上げるとき

誰にも相談できず
抱え込んで
その重さに 圧し潰されそうなとき

どうか、負けないで
生きることを 諦めないで

誰だって
 ....
ダウナー詩人の皆さん、
もはや自分嫌いは廃れた文化であります。
これからは粉骨砕身、
慎重に言葉を選びつつ、
適度に自分を愛し、
誰の目にも分かりやすいよう
人を愛さなければなりま ....
玄関を出ると黒い靴ひもがほどけて
夕暮れの空が広がった
垂れ落ちた靴ひもの先に
老婆がつかまっていた
ぼくはほどけたひもを結び終えて
伸びをする
高く 大きく

今日の夕焼けの売れ行き ....
朝っぱらからセミが鳴いて
目覚ましを見れば六時
すっかり明け放たれて
夏は盛り
百年前を思い出すようだ

目が冴えたから
いぎたない二度寝はやめる
こんな朝は山盛りの果物でも食べれば
 ....
あの河が望んでる
一つの答えが出せなくて
ごめんね

気の利いた答えは
出払っていて
今頃は海原だろうか

あの河が清らかに見えて
その跳ねた水の飛沫に
打たれた誰も彼もが
感銘 ....
白くかかるもやの
向こうに私はいるらしい
その目に映らない笑顔も涙も
一人で飲みこんで吐き出して
何度反芻しても消化できない
いつになったら心は晴れますか
いつになったら来てくれますか
 ....
何もかも捨ててしまいたいと
最初からやり直したいんだと
すべてが嫌になったんだと
君は笑って話していたけど
消えそうな横顔で
さみしそうに笑ったけど
それが本当だとしたら
やりなおした未 ....
気温 29℃
風速 3.1m
湿度 78%





鋼鉄の肌に汗がつたう
夜空をきりとった 明かり窓」からの月光
ウラン235の心臓の鼓動


「「 父さん、ここはひどく蒸 ....
「嘆きなく」
          木の若芽

ゆりの木が鳴る
けやきの木が踊る
とてもさっぱりした風だよ

昨日の風はしっとりとしていた
今日の風はからりとして
いちょうを匂わせ
 ....
              120808


どこまでも美しい空に
白い雲が流れてゆくよ
もうすぐ秋だよ
もうすぐ破綻だよと
オリンピックも
盛夏も楽しめないよと
初老のど根性が
 ....
とつきとうか
出口の見えないトンネルの中を
さまよい歩く気分でした

年中睡いくせに
その眠りは浅く
私は大海に漂う一枚の木の葉のようでした


{引用=沈みかかっては(眠りに落ちて ....
            120808




木偶人形のため息を
有人に託した
触ると
ざらっとした感触の灰皿
古くて錆びて汚れたままになってるが
ご馳走様の声は聞いている
出番 ....
何かと目印になったり邪魔になったり
いつのまにか切り倒されて
また
(はじめまして)
お庭番だよ
それから僕も楔を打ち込まれたままだ 。
僕たちはただ、夏のせいにして

激しく求め合い

そしてただ、夏のせいにして

激しく傷付け合った



総てはあの照り付ける

太陽のせいだと

思いたかった ....
打ち込んだ言葉が 
操作ミスで 消えた瞬間 

何もかにもを なくしてしまったような 喪失感に
さいなまれそうに なる 

目の前で 笑う 姿に 
かなうものなど ないのにね。
ぼくはただもう
汗をかいて生きよう
排ガスさえ流れてこないよ
よどんで静止する空気のなか
一瞬!の風を
ヨットの帆のよう
全しんをぱんと張って受けている
止まっては溶けつつ
ひたす ....
私の心臓に突き刺さった一本の棘。
抜くことはできないのか

河は輝いているが、私は輝きをなくし
生気が吸い取られていく
私の中の水面はどぶねずみ色になり、
なくなった。私も私でなくなった。 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(11966)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
梅のおにぎり- 千波 一 ...自由詩8*12-8-9
Latin_OSAKA- HAL自由詩4*12-8-9
猫の国- カマキリ自由詩912-8-9
赤い棒- 草野春心自由詩412-8-9
- 藤鈴呼自由詩4*12-8-9
カキ氷- nonya自由詩18*12-8-9
秋近し- 生田 稔自由詩8*12-8-9
四四年の因縁- ……とあ ...自由詩7*12-8-9
いと- 朔月 実自由詩7*12-8-9
堂々巡り- 藤鈴呼自由詩3*12-8-9
通話中- 灰泥軽茶自由詩9*12-8-9
気のせい- 灰泥軽茶自由詩6*12-8-9
ペーパー・サイエンス- 由比良 ...自由詩212-8-9
「ただいま」「おかえり」「また明日」- 結城 希自由詩4*12-8-9
根暗・根明両方向に凡そ100キロの渋滞が発生しています。- faik自由詩13*12-8-9
夕暮れ_へ- オイタル自由詩5*12-8-8
ヴィーンヴィーヴィーヴィンヴィー- salco自由詩5*12-8-8
あの河- subaru★自由詩17*12-8-8
もやもやや- そらの  ...自由詩212-8-8
白紙変換の後、- なきり自由詩412-8-8
テニアンの少年- 月乃助自由詩21*12-8-8
嘆きなく- 木の若芽自由詩312-8-8
配備中の安全性- あおば自由詩5*12-8-8
とつきとうか- そらの珊 ...自由詩1412-8-8
灰皿(縦書き)- あおば自由詩5*12-8-8
蘇鉄- アラガイ ...自由詩4*12-8-8
僕たちはただ- 永乃ゆち自由詩3*12-8-8
操作ミス- 藤鈴呼自由詩6*12-8-7
汗をかいて生きよう- シホ.N自由詩312-8-7
憂い- 灘 修二自由詩3*12-8-7

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