すべてのおすすめ
自閉症の息子に
アレクサで好きな曲を
リクエストしろと言ったら
オジーのMr.クロウリーだと言った

ランディ・ローズの
悲しげなギターソロが
心の琴線に触れたのだろうか?

俺は嬉 ....
かなしみの
青が降る
透明、
ただ透明に
なっていく
己の体
幾億もの幾兆もの者達が通った道
途、未知、溢れ
枯れ果て、移行する
光の奥の
ふるふる震え揺れ
時の間隙縫い
開く ....
ビールを飲めば
ハットトリックを決められた
リカーショップで買った
日本酒には
一本だけ買うなと記されていて
無礼にびくびくする私が居た
肉だけを食べてニイニイ(兄)は去って行く
私は二 ....
僕の影は僕本体よりも薄く華奢で、か細く切ない少年のように。
薄曇りの午後には一層、彼は薄く透け、あちらへ消え入りそうに。
猫のように見上げる
空のまだらを
鳥に擬態した
ひとつの叫びが
紙のように顔もなく
虚空をかきむしる

骨の海から引き揚げた
もつれた糸のかたまりを
自分の鼓膜にしか響かない声を持つ ....
特に予定はない
何もない休日

雨降りだけど静か
鬱陶しさはなくて静か
自分の奥深くに触れそう

湿気が身体を触る
ジメジメがまとわりつく

あまり悩みはない
もしもたくさんあっ ....
子供の頃
隣家の製麺工場は水車が動力源だった
製麺工場は夫婦だけで営まれていた小さな工場

水は川から引かれていた
私の産まれ育った家は貧相で粗末な藁葺屋根の家だった
家の僅かな庭の前には ....
誰もいない部屋の
片隅にある写真
女は若く
俺も若い
確かに1/4世紀過ぎたのだ

時間は相対的だというのが
本当ならば
俺の時間は長い
砂丘で作った巨大な砂時計

夭折した者た ....
 クジラの胃の中で溶け始めたような、そんな朝だった。朝になりきれない重い空気の中、歩き出す。歩くことに違和感はないが、いたるところが錆びついている気がする。明るい材料は特にないんだ。アスファルトの凹ん ....   あさりの朝


(浅蜊、蛤仔、鯏、浅利:学名: Ruditapes philippinarum)の味噌汁を
いつだったか おいしかった
朝だったような
記憶は積もるほど夢になる
素直 ....
見える 私 何か
乳褐色の空
怨恨と
怒声に満ちた
僕達の終の寝床

叩く 私 何か
たたく たたく
たたたくはたたく
たははくはたはく
噛み切るように絶望のように

唸る 私 ....
命が生まれては消えることに絶対的な意味なんてなくて
それでも道端の動物の死が悲しいのは
僕が生きているからなんだろう
ひとり暮らしが長い
いつのまにか
ひとりの部屋でさえ
つく溜め息

気がつけば
カラフルが部屋から消えている

このまま立ち止まったまま
死ぬまで生きるのだろうと
よせばい ....
僕が世界と繋がるために
涼やかな夜風を浴びながら
今日も一つの詩を書き留める
それは静かな吐息をついて
雨降る白壁に投映される
夢の間に間の幻灯機
巨大な毒蜘蛛を追いやって
雨滴を溢す紫 ....
日が照りつける
影法師が伸びる
足が自然と進む
古代の夢が息む

みかん畑の果てに
ゆらゆら震えて
沈んでゆく
日の光を見た

あんなに優しかったのに
あんなに大切だったのに
 ....
それから
一人きりの
安達太良山
空気が
薄くなり
シングル
エンジンが
かたかた喘ぐ
荷物が揺れる

夏だというのに
どこまでも寒い
ジャケットが
じっとり濡れる

本 ....
夜中に目が覚め
女の寝息を聞いて
自分が生きていることを知る

「眠りが唯一の幸福だ」
女の言葉が過る

死が永遠の眠りだとして
それを厭う理由はなんだ?

眠りと眠りの間を埋める ....
手荷物
持つのに疲れたら何処かに預ければいい

心の荷物
誰でも一つや二つ持っているよね

なかなか減らせないで
反対にふやしてしまう人もいる

心の荷物も
誰かに預かって欲しい
 ....
森は茫然と立っている
差し込む陽射しに年老いた裸身を晒す

来る日来る日は雑然と降り積もるもの
過ぎ去った日々だけが温かい寝床だ

森に佇む独りぼっちの木々たち
無表情に見合いながら黙り ....
薄々気付いていたんです
日本人に向いていないって
口当たりの良さそうなことを
何のひねりもなく
恥ずかしくもなく
堂々と言ってのける姿を
そこここで目にする度に
あれっ、俺ってこの人達と ....
今日のお天気は朝から愚づついてる
身体に湿気が溜まり
心が泥濘む

年に一度の雨季
ウキウキ出来る訳ない

俺のなかの男
あの人のなかには女

出逢えない
男と女
女と男

 ....
                                          

マシン   短くて気が遠くなる

長雨の季節には藍藻入りのスープで夜をやり過ごす ことになる

 不 ....
薄暗い部屋で
ヤクルト戦を見ながら
野球って
こんなクソつまらないものだっけかと
自分の記憶を確かめている
メジャーを見たってそうだ
さっぱり面白くない
大谷だって体格が外人と同じだとい ....
革張りのソファーに夏肌を吸われ、少しスケベエな気持ちになったり。
しかしそれが合成皮革だと気付くと、少しスケベエな気持ちが萎えたり。
僕は通りを見るのだ
何もない街の 空に
空の中からは遠い所にある
海を僕は見るのだ
夜風がすぅすぅ網戸から
入って来ては肌を撫でる
その微妙な心地よさに
うっとりしている午前三時、
電車は大通りを走り雪山へ
凍り付くよな身震いを
誘いぐんぐん進んで行く

鈍色空を背景 ....
生きれば生きるほど
恥を重ねることになるから
早いうちに
けりをつけた方が良い
とずっと思って来たが
年を取るほど感じなくなって
何とも思わなくなるのも
どうやら本当らしい
恥をかきま ....
 高台から遠浅の浜を眺めると波の照り返しには目が眩む。
鰯の群れを追いかけて飛沫をあげるスナメリが、
                    ハセイルカの一団を連れてやって来た。
小屋の喜三 ....
猿と云う現象のわたしの傍らに


犬と云う裝置が風のように現れ、くっついて寢ている


裝置は靈魂であり、


{ルビ何某=なにがし}かの意圖が具現化しそびれた餘剩らしい


 ....
二〇一六年五月一日 「叛逆航路」


 お昼から夕方まで、『The Wasteless Land.』の決定版の編集を大谷良太くんとしていて、そして、大谷くんと韓国料理店に行って、居酒屋に行って、 ....
梅昆布茶さんの自由詩おすすめリスト(12042)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
良いものは良い- 花形新次自由詩221-5-22
ハレル(再録)- ひだかた ...自由詩721-5-22
二十歳とハットトリック- 間村長自由詩621-5-22
- クーヘン自由詩2*21-5-22
安息日に詩を書くことは許されるか- ただのみ ...自由詩10*21-5-22
雨降りの休日- 夏川ゆう自由詩321-5-22
からからと回る風車- こたきひ ...自由詩521-5-22
ユスリカ- 花形新次自由詩2+*21-5-22
藤の花- 山人自由詩17*21-5-22
ショートストーリー- 空丸自由詩721-5-21
見える_私_何か- Giovanni自由詩6*21-5-21
消える- 水宮うみ自由詩4*21-5-21
一輪の花もない- 秋葉竹自由詩621-5-21
一つの詩を- ひだかた ...自由詩12*21-5-20
落日のソンネ- Giovanni自由詩5*21-5-20
安達太良山- Giovanni自由詩5*21-5-20
睡眠導入剤が足りない- 花形新次自由詩321-5-20
手荷物と心の荷物- こたきひ ...自由詩321-5-20
不可逆の森- 宣井龍人自由詩10*21-5-19
日本人を辞めることにしました- 花形新次自由詩3*21-5-19
今日のお天気- こたきひ ...自由詩221-5-19
勤労感謝Love208- アラガイ ...自由詩5*21-5-19
毎日プロテインを飲んでいます- 花形新次自由詩321-5-18
スケベエ- クーヘン自由詩3*21-5-18
山からの空- 番田 自由詩121-5-18
夢と夜風と雪山と- ひだかた ...自由詩15*21-5-17
マイソング- 花形新次自由詩621-5-17
底のない浜から- アラガイ ...自由詩12*21-5-17
無音- 墨晶自由詩5*21-5-17
詩の日めくり_二〇一六年五月一日─三十一日- 田中宏輔自由詩13*21-5-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 210 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402